薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

薪ストーブ前史32 雨の薪場にキノコが生える

目下のところ、仕事が休みの週末しか薪仕事ができない。だから週末に雨が降ると、結構がっかりする。

それでも、大した作業もできないのに薪場に来てしまう。見渡すと、薪たちは雨に濡れて切ない表情を見せている。

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最近熱心に作っている、長さ20㎝ほどのとても短い小割りの薪。まだ置き場が決まっていないので、野ざらしで適当に積み上げている。そいつらが雨に打たれて、濡れそぼっているのだ。

 

 最近転がしてきた雨ざらしだった巨大な玉も雨でさらにずず汚く濡れている。そして、なんとキクラゲのようなぷるぷるしたキノコが生えてきてるじゃないか!

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これではちょっと分かりにくいのでもっと近寄ってみると・・・
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なんじゃこりゃー!

こんな木を燃やして本当に大丈夫だろうか?ちょっと心配になった。

 

ちなみに今の薪場の様子を定点観測しているアングルで撮るとこんな感じ。
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まだまだ割るべき玉が残っている。

早く割らないと!

焦りが募る、雨の日の薪場であった。

トマトの芽がどんどん出てくる。ナスと万願寺は沈黙。

ほんの数日前、大玉トマトの種がひとつだけポンっと芽吹いた。
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それから3日ほどの間に次々と芽が顔を出してきた。

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 うわー、一気に芽が出たなぁ。

 

こうやって見ると、野菜の芽ってのは本当にかわいい。

こんなか弱い芽が、真夏の灼熱の暑さに耐えながら真っ赤なトマトをいくつもの実らせるなんて、分かっていてもすごいね。

 

トマトは他の2種類のミニトマトも少しずつ芽を出してきた。

これ赤いミニトマト、ブラジルミニと
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黄色いイエロートマト。
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まだまだ小さい。

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 万願寺とうがらしと青なすは、まだ完全に沈黙したままだ。

 

引き続き、見守りたい。

フィスカースのIsoCoreハンマー斧が船で大量に運ばれてくるらしい

普段からフィスカースの斧を買ったりして非常にお世話になっている薪ストーブ通販のお店Hearth and Home暖炉屋さん。

そこで四月一杯まで期間限定セールをしているのを知ったのだが、これがなんとあの斧だったので、ものすごく気になっている。

FISKARS IsoCore ハンマー斧(36 インチ) | Hearth and Home...

 

FISKARSの最重量斧、IsoCoreハンマー斧だ。なんと15%OFF。
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この斧に関しては、ものすごく笑える使用レビューのブログがあるので、そちらを見てもらえればどんな斧が分かってもらえると思う。

「無垢の木ローコストハウス」についてのブログのはずがなぜか、薪ストーブのシリーズ「薪ストーブでいこう!」ばかりがどんどん更新されている謎のブログだ。

「近ごろ薪の割れが悪い‥‥」とお嘆きの貴兄に!FISKARS IsoCore ハンマー斧 | 無垢の木ローコストハウス

 

使いすぎると肩がパンパンになってしまうようなので、要注意だが、破壊力は申し分なさそう。

特に僕のようにお金を出さずになるべくランニングコストを抑えて薪集めをしようとしている人間にとって、割りやすい素直な木にぶつかることは少なく、むしろ割りにくい頑固な木をいただく方が多いので(それでもありがたい話なので、贅沢は言えない)、このような強力な斧がないと、楔かチェーンソーで危なっかしく切ることになる。

そんなことを毎日モヤモヤ考えているときに、渡りに船とばかりにこのセールのお知らせだ。先行予約してから輸入して船便でドンブラコっとやってくるらしいので、時間はかかるが、これは外せない!

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そういえば、同じフィスカースのx25を買ったときも、たまたまセールになっていたという事実が最終的に背中を押してくれて購入することになった。そして、使ってみて、本当にいい斧だということがよく分かった。

これはやはり、買えということなんじゃなかろうか。

とりあえず奥さんに相談だ。

相談しよう、そうしよう。

薪ストーブ前史31 フィスカースX25 vs 巨大玉(直径50㎝)

でかすぎる玉と朽ち果てた玉。どちらを選ぶか、悩んだ末に「でかすぎる玉」をチョイスして、薪場まで運び入れた。いや、運び入れたというより、転がし入れた、というべきかな。重すぎて運べなかったので、車からゴロンと落として、そのままギャートルズの石のお金のようにゴロゴロ転がしていった。

せっかくなので、過去最大の玉の大きさを測ってみると、きっちり直径50㎝だった。

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重すぎて薪割り台まで持ち上げられない、というか持上げる気にならないので、地べたで薪割り。斧のことを考えるとあんまり地べた割りはしない方がいいが、この場合は仕方がない。

 

とりあえず、無理とは思いつつも、ど真ん中を一撃。ぽよーん、と跳ね返された。全く手応えなし。いままでは、ここで真ん中を割る事にこだわって楔を登場させていたのだが、右肩を手痛く負傷してからは楔恐怖症になってしまい、別の方法を考えることにした。

まず、一番に思いつくのはチェーンソーで縦切りだ。しかし、木屑が出まくるうえに、すごく安定が悪くて危険なので、これは避けたい。

もうひとつ思いつくのは、もっと強力な斧を調達することだ。お気に入りの斧、フィスカースから最終兵器みたいに呼ばれているIsoCoreハンマー斧がそれだ。まあ、いつか使ってみたいが、現状ではここにない。

仕方ないのでフィスカースのX25でなんとか割る方法を考える。この玉の弱いところはないのか?

 

色々な場所に振り下ろす。跳ね返らずに斧が刺さる場所は脈がある。そこを執拗に打ち付けると、とりあえず小さく割れた。

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 さらに別の場所を探す。またヒット!
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そんな風に、端から少しずつ切り崩していくと、節がひどくなければどんな玉でも割れる気がする。真ん中ではなく端を攻める。「端(橋)ではなく真ん中を渡ればいいんですよ~」とトンチをきかせた一休さんの逆をいくわけだ。

 

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 うりゃ。
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とりゃ。

 

ここまで割れば、もうだいぶ弱ってきているだろう。とどめの一撃を振り下ろす。

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はい真っ二つ。

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見事にバラバラにできました。

 

あとはこれを薪の形に整えて積むだけ。

春ともなれば、薪割りはもう暑くて仕方ない。

割り終えたときにはTシャツ一枚になっていた。

薪ストーブ前史30 でかすぎる玉か、朽ち果てた玉か

例の木材置き場(捨て場?)に、あまりにも大きすぎて手をつけられなかった木がいくつかあった。あまりにもでかい上に表面は長年雨ざらしで放置されたため黒々と変色し、物によっては土がべったりこびりついて取ろうとしてもとれないし、キノコがびっしり生えているものも散見する。薪ストーブ前史23 極太乾燥玉を運ぶ - 薪ストーブクロニクル

 

しかし、比較的運びやすいものはあらかた運んでしまい、あとは持ち上げられないくらい重い玉と、あまりにも朽ち果てた玉が残っていた。

究極の選択だ。しかし、まあ大きいだけなら、チェーンソーでカットすればなんとかなるんじゃないかと思い、切ってみた。

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一応カットできた。しかしこれ、でかいよね。でかすぎる。チェーンソーのバーが35㎝なので、直径50㎝超えの大物だ。右側の玉なんて、楕円形だけど長い方の径は70㎝ぐらいあるんじゃなかろうか?チェーンソーがおもちゃみたいに見えるぜ。

とりあえず長さ30㎝前後に切って、表面の汚いところは熟成肉みたいにトリミングして持って帰ることにした。

ところが、これが重いのなんの。車の荷台まで上がらねーー(汗)。

大体の体積から重さをざっと計算すると、約45~50キロ。うーん、大人の男が持てない重さじゃないのかもしれないけど、でも日常生活で持つ荷物の重さじゃないぞ。仕事で米袋を運ぶときでさえ、今は30kgの袋に入れて出荷するのが基本だ。まあ、でも持ち上げて、下に敷いた毛布を引きずりながら荷台に収めた。
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 でかいねー。これ、本当に割れるんだろうか‥‥

 

追記。

このサイズの巨木でもバーサイズ35㎝のチェーンソーで切れる事が分かったのは嬉しい。僕のチェーンソーはシングウという国産メーカーなので、スチールやハスクバーナを使っている人を見るとちょっと羨ましく思うけれど、国産チェーンソーでも充分事が足りてる。

チェーンソーについてはまたいつか別の機会に詳しく書きたいと思っている。

夏野菜の種が芽吹いた件

少し前に夏野菜の種まきをした。夏野菜の播種①(トマト、ナス、万願寺) - 薪ストーブクロニクル

そのとき、トマト三種類と万願寺、そして青なすというのを播種したのだが、11日目にしてその種の最初のひとつが芽吹いた。

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分かるだろうか。もうちょっと拡大すると、
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こんな感じ。芽吹いた芽の右にはもうすぐ頭を起こす次の芽が準備をしているのも見える。こいつは三種類蒔いたうちの一番大玉になるトマトの芽だ。

こんなか細い芽がいつかどっしりとした苗になり、実をつける日が来るのかどうか、楽しみに育てたいと思う。

ちなみに他の種たちはまだ沈黙を保ったままだ。

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桜も咲いて暖かい日が続いてるので、後に続いて芽を出すかもしれない。