薪ストーブクロニクル

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麦味噌のカメをご開帳

今年の四月に生の麦糀を使って麦味噌を仕込んだ。生麹で麦味噌を作る - 薪ストーブクロニクル

 

大豆一キロに対して糀が1.5kg、塩が600gの、いわする「1.5倍糀」だ。

麦味噌は甘めに仕上げることが多いので、本来ならもう少し糀が多いのかもしれないが、とりあえず少し甘め、という感じのイメージで仕込んだ。

 

そして一夏を越した。

 

その間に引っ越しがあったりもしたので、味噌かめごと車に積んで運んで、環境も大きく変わったが、味噌はどうなったか?

 

まだ若いかもしれないが(本来は年を越したくらいで食べる方がおいしい)、手持ちの味噌もなくなったことなので、味噌汁作りに難儀していたところだ。

ちょっと開けてみよう。
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カメの蓋がわりの紙と布をとると・・・


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おお、どうか?

白猫のミケリアも味噌の出来が気になってやって来た。
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カビは全くはえていない。

カメの中の菌の状態は理想的のはずだ。

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色はこんな感じの飴色。

実に美味しそうだ。

 

実際に何回か味噌汁を作ったが、心底美味しかった。

手前味噌ですが、味は最高。

普通の米糀でも仕込んである。

今シーズンはこの二種類の味噌で暮らそう。

冬野菜が始まった

結構たくさん失敗をして(特に茄子とバジル)、早くも来年のリベンジに燃える夏野菜のシーズンはほぼ終わった。

まだ、オクラや長ナスは少しだけ収穫があるものの、ほぼ畑を起こしてしまったので、それ以外は何もない。

面白いのは、もう秋だというのに起こした畑からゴーヤやトマトが芽を出して、畑を緑色に染めていることだ。

もちろんこれからの寒さでは、芽を出したところで育たないのだが、夏野菜の生命力には驚かされる。

 

そして畑にはまだ収穫を待っている里芋もある。

 

これはもう少し寒くなってから収穫するので、もうしばらく様子をみる。

 

さて、そして季節は秋から冬へと向かっている。冬野菜が始まるのだ。

とりあえず、美味しそうな苗を見つけたので、少し前にブロッコリーを植えたこと。

そして、人参の種まきをしたこと。それらは八月末にすませていた。

 

9月から10月にかけて、それ以外の冬野菜を本格的に始める。

急がないといけないのはニンニクだ。地域にもよるが、やはり9月中には植えたい。これは植えておけば、時間はかかるが結構確実に収穫が見込める。

そしてジャガイモ、これは植えてしばらくすると芽が出てきた。
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そして大根と、

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日野菜。
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しっかり芽を出した。


それ以外の冬の葉物野菜も蒔いた。

 小松菜、水菜、ホウレン草、春菊、かき菜の五種類だ。

8月から9月蒔き、そして今ぐらいまでの季節は、一日蒔くのが遅れると、収穫に1週間の差が出る、とも言われている。
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一度にあまり大量に蒔かずに、時期をずらして数回に分けて蒔くことにした。

薪ストーブ始生代⑯ 憧れのドライリンゴ

薪ストーブの永遠の定番、輝かしいマイルストーン、不動の第一志望、アンコール。

そのアンコールのカタログをめくると必ず出てくる画像がある。

ちょっとファイヤーサイドのページから画像を借りてきた。それがこれだ。
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芯をくり貫いたリンゴを輪切りにして、ミトンラックに差して干しリンゴを作っている。

この驚きの画像を見て、干しリンゴ作りにものすごく憧れたものだ。

 

で、時は流れ、自分で薪ストーブを使えるようになったので・・・。

 

早速やってみた。

まず、芯をくり貫て。

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薄く切ってストーブに並べる。

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別の日の完成図。
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右はリンゴジャムをコトコト煮込んでいる土鍋だ。

 

りんごをたくさんもらったので(今の季節はつがるがメインだ)、バーベキュー用の網に芯をくり貫いたリンゴを並べて置いておく。

 

一晩でセミドライの干しリンゴが完成した。

食べてみると、甘さが凝縮されていて、おやつにぴったり。

刻んでヨーグルトに入れても美味しかった。

秋のミケリアとごっすん

秋になって、涼しくなってくると、猫たちの行動も少し変わってくる。

夜になると薪ストーブに火が灯る時もあり、ぬくぬくと過ごしたりもしている。

 

とはいえまだ寒いというほどでもなく、日中はバタバタと走り回ったりしている。

 

そんなミケリア(白猫)とごっすん(さび猫)の様子を久しぶりに紹介する。

 

ミケリア、朝の毛繕い
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 藤のゴミ箱から浮き上がるごっすん
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薪ストーブの前の二段ベッドで昼寝。
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薪ストーブの横で休憩
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あれ、もう巡航運転になった?
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結局、ソファーでごろ寝
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そしてごっすんのソロ。どこまでも長く長く
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十二単を着たミケリア。

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小さかった猫たちも生後半年を過ぎ、体重も2キロ~2.5キロほどと、ずいぶん大きく成長した。

 

無事これ名馬。

悲劇!アボカド殺人事件

それは、よく晴れた10月の朝に起こった。

第一発見者はこのブログの管理人だ。

 

そのとき、僕は奥さんと朝食をとっていた。ハムとチーズとゆで卵のホットサンド、そしてカスピ海ヨーグルトとミルクティーという、ちょっと豪華な献立だ。

 

ふと、窓から外を見ると、いつにない光景が目に飛び込んできた。アボカドのアボ太郎が力なくだらりと横たわっている様子が目に入ったのだ

 

「うげーー、

アボ太郎が、アボ太郎が死んでる?」

 

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 風で倒れたのか、それとも他殺(野良猫たちがその容疑者として挙がった)なのか、この時点では判断できないが、完全に植え木鉢をかち割られて、痛々しい姿になっていた。

 

詳しく調べていくと、割れた植え木鉢から、びっしりと根が伸びていた。
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これはまだ息があるんじゃないか。

 

いそいで心肺蘇生(植え木鉢の植え替え)をおこなった。
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倒れにくい大きめのものに移動してみた。

なんとか復活してくれたらいいのだが。

 

※しょーもないネタでごめんなさい。

薪ストーブ始生代⑮ 炉台について考える③

炉台周りに置いておく薪や焚き付け材はどのくらいあればいいのだろうか?

 

まだ寒くなっていない今の時期なら、太めの薪はほとんどお呼びじゃなくて、焚き付けばっかりしてるから、小枝や小割りばかりがどんどん減っていく。

巡航運転に入ってしばらくすると、むしろ暑くてこれ以上薪をくべる必要がない、という状態になるからだ。

 

だから今は焚き付け材を豊富に取り揃えて炉台に置いている。
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完成したばかりの薪ストックには、針葉樹の薪。

 

焚き付け材は端材を細かく割ったもの。太さ別にしてある。
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そして黒いラックには木の皮や形の悪い節ありのどんころ薪を置いている。
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本格的な冬が来る前に、薪ストーブの所作に慣れておきたい。

色んな太さや種類の薪を焚いて遊んで、すこしずつ慣れてきたと思う。

 

しかし、焚き付け材はめっちゃたくさん必要なので、こんな風に置いているだけではすぐになくなってしまう。

 

寒さが厳しくなったら、24時間焚くのだろうか。薪はどんなペースでなくなっていく?

分からないことだらけだ。

 

不安も期待もないまぜのまま、2017年の秋を過ごしている。

夏野菜の種、残り全部

島村インゲン、トマト、そしてピーマンの種取りを終わらせた。
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やり方はそれぞれ違うが、完熟させて、しっかり乾燥させる、という点ではどの夏野菜も同じだった。密封して冷蔵庫の野菜室などに入れておけば、来年また種を撒くことができる。
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面白かったのは、ピーマンの種取りだ。

上の写真のように真っ赤に熟したピーマンをさらに日陰でしっかり追熟させて、中身を取り出すのだが、種の入り方がなんだかシュールだ。

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とにかくも、ここから取り出した種を、さらに天日で2日、陰干しを1週間ほどして完成だ。

 

夏野菜の種取り全部、と書いたけど、本当はまだ青ナスの種取りが残っている。

ナスは食用として収穫するのはものすごーく未熟果を採っている。完熟させるのにものすごく長い時間、実ったままにしておかないとダメなのだ。

 

うまくいくだろうか?

まあ、しかし種取りの話も、たいがいしつこく書いてきたので今年はこれで終わりにする。

また来春、今回種取りをした諸々の夏野菜が無事芽を出すかどうか報告したい。