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薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

薪ストーブ前史22 野外薪ストーブの導入

BESSにて野外薪ストーブ体験をしてしばらく、ひたすら手近にある木を薪割りするだけの日々が続いた。しかし次の冬の薪ストーブの導入があまりにも待ちきれなくて、ついに野外薪ストーブを購入してしまった。 それが、この正月のことだ。 それからは、薪場に…

薪ストーブ前史21 BESSの野外薪ストーブ

ログハウスの住宅展示場、BESSを訪問した。冬場は多くのログハウスで薪ストーブが焚かれ、来場者が気軽にストーブを触ることができてありがたい場所なのだ。特に、まだ薪ストーブをまともに扱ったことが一度もない人にはオススメだ。結構好き勝手に自由に触…

木材図鑑

木材について色々とインターネットで調べてみたが、木の種類の多さと短いながらも客観的な解説でこれが最高だと思う。 木材図鑑 | 木材の知識 | 木材の知識 ただし、一切薪ストーブユーザーを意識していない解説なので、薪としてどうかという評価は全く書か…

薪ストーブ中毒者の中毒症状<レベル4~5>

前回は、薪ストーブや「火のある暮らし」への漠然とした憧れから始まる 薪ストーブ中毒がどのような症状を伴って進行していくかを見てきた。 今回はその薪ストーブ中毒が重篤化していく過程を見ていこう。 なお、僕自身は現在ギリギリレベル3に踏みとどまっ…

薪ストーブ中毒者の中毒症状<レベル1~3>

薪ストーブ中毒者はいくつかの段階を経て、症状が悪化していくことが最近の調査、研究により分かってきている。 以下にその症例を挙げてみる。 中毒レベル1 「薪ストーブが気になり出す」 まず最初に起こること。薪ストーブや煙突が突然目に入るようになるこ…

薪ストーブ前史⑳けやきは割りにくい?5

さて、さんざんひっぱった「けやきは割りにくい?」シリーズもいよいよ完結編。 35㎝ほどの長さに玉切りしたやや細目のけやきは割れるのか? いきなり綺麗な玉で割れなかったらショックが大きいので、とりあえず厄介そうなY字の玉を選んでフィスカースを降…

薪ストーブ前史⑲けやきは割りにくい?4

もらったケヤキを、なるべく早く割るために、実家の薪場まですみやかに運搬する。 なにしろ薪割りの業界でも有名な性悪の木材としてその名を轟かせているケヤキ。 多くの薪割り人に、薪割り機購入を決断させるその割りにくさとはいったいどんなものなのか。…

薪ストーブ前史⑱けやきは割りにくい?3

もらったケヤキの原木(といっても直径15㎝ぐらいまでの細い木)をアパートに置いてしばらく保管する。 広い土地に置くなら、ほんのささやかな量なのだが、1DKの狭いアパートに置くには充分すぎるくらいの量だ。 玄関に。 北側のベランダに。 反対側にも、文…

薪ストーブ前史⑰けやきは割りにくい?2

公団住宅の木を伐採している業者さんから木を貰った話のつづき。 ↑剪定後のけやき。この木を剪定したおこぼれをいただいた。 木を貰った業者さんに、ふと思いついて、これが何の木か聞いてみた。 「おお、これはケヤキだ」 とのこと。 そのときは、「ふーん…

薪ストーブ前史⑯けやきは割りにくい?1

どこかで伐採したばかりの原木が手に入らないかなー。瑞々しい木を割ってみたいなーなどと贅沢なことを考えていた矢先。 こんなことがあった。 なんと、近所の公団住宅の回りに生えている広葉樹を業者さん数名で伐採している現場に遭遇したのだ。 ↑これは木…

これは暖炉?薪ストーブ?

泊まったわけではないが、とある用事で立ち寄ったホテルのロビーに煙突がニュッと伸びた暖房器具があった。 これは暖炉だろうか?それとも薪ストーブだろうか? ソファーをその回りにはべらせて、座ってお茶を飲みながら火を囲むことができるようだ。3月で…

恐い楔(くさび)

節などが絡み合い、なかなか割れない玉に出会うとき、最初の頃は楔とハンマーでガンガン割っていた。 しっかり割れてほしいので、いいものを買おうと思ってグレンスフォッシュの薪割り楔を奮発して購入。 フィスカースでは手も足も出ない玉をガンガン割って…

薪ストーブ音楽館②「Music From Big Pink」

寒い冬の夜。薪ストーブが煌々と燃える部屋にテレビは似合わない。 もちろん、部屋を暗くして静かに薪がはぜる音に耳を傾けるのも素晴らしい。 しかし、時には炎のぬくもりを感じながら、じっくりと音楽を聴いてみるのもいい。 そんな、薪ストーブを傍らに置…

薪ストーブ前史⑮キノコ薪と薪棚の成長

桜の原木をもらったところでも書いたが、実家の新築をお願いしている工務店の社長が薪ストーブユーザーで、日頃から原木集めや薪割りをしているそうだ。 実際、工務店の木の加工場にはきれいな薪がズラッと並んでいる。 よくみるとその中に、屋根で覆われて…

薪ストーブ前史⑭桜の原木をもらう

実家の建て替えをしてくれている工務店の社長がこれまた薪ストーブユーザーで、木工加工場にせっせと材木を運んで薪割りをしていたらしいのだが、大きな桜の木を運んだところで持病の腰痛が悪化して薪割りできないまま、放置していたらしい。 で、ちょうど薪…

これが画板薪(がばんまき)だ!!

少し前に画板薪について書いた。 薪ストーブ前史⑬カラカラの広葉樹の薪割り - 薪ストーブクロニクル この間薪割りをしていてさらにイメージにピッタリな画板薪が不幸にもできてしまったので紹介する。 乾燥が進みすぎた玉を薪割りするとき、繊維に沿ってしか…

気になる木①

こんな木が気になる。 アップにすると、 なんか凄みがある。 なんかクセのある性格してそう。 うーん、気になる。 誤解のないように付け加えておくと、決してこの木を切り倒して焚いてみたい、というアブノーマルな?願望ではない。 単純にこのたたずまいに…

FISKARS X25偏愛③お気に入りのX25とX7

さらにつづきだ。 フィスカースについての不満、三つ目は、 「③だいいち、オレンジと黒という色の組み合わせが斧っぽくない」 というものだ。これについては斧の雛形のようなものが頭の中にあるので仕方がないかもしれないが、フィスカースの斧は非常にきち…

FISKARS X25偏愛②フィスカースの斧頭と専用砥石について

昨日のつづき。 「②斧頭がまるでフライパンのテフロンコーティングのように保護されてるなんて、どうせ長持ちしないに決まってる」 という不満について。フィスカースの斧頭はカーボン鋼という素材でできている。錆びないようにコーティングしてあるようで、…

FISKARS X25偏愛①やっぱりグレンスフォシュの方がいい?

①柄が木製じゃないなんて邪道だ。②斧頭がまるでフライパンのテフロンコーティングのように保護されてるなんて、どうせ長持ちしないに決まってる。③だいいち、オレンジと黒という色の組み合わせが斧っぽくない。フィンランド製のハイテク斧、フィスカースに対…

薪ストーブ前史⑬カラカラの広葉樹の薪割り

瑞々しさゼロ。 半割りにしたままカラカラに乾燥させられた広葉樹をチェーンソーで40㎝の長さにカットして、割っていく。使用する斧はもちろん、フィスカース社のX25だ。ガンガン割っていく、といいたいところだが、これがなかなか気持ちよく割れてくれない…

リンカーンの斧の逸話について考える

「もし木を切るのに8時間与えられたら、斧を研ぐのに6時間使うだろう」斧使いや薪割りの業界?では有名なこの格言。 アメリカ大統領エイブラハム・リンカーンの言葉だ。これは一般的には、「何事も始める前の準備が大切だ」という意味の格言として知られてい…

薪ストーブ前史⑫結局もらってきた、ロング半割木材

厚かましく、下さいと言ってみたが、どうも仕事が忙しすぎて切ったり割ったりする時間がなかったらしい。 二つ返事でオッケーをいただいた。 その喫茶店でもらった、ちょっと変わった荷姿の原木、というか木。 正確に言うともらった木は半割りばかりではない…

薪ストーブ前史⑪薪長80㎝の半割り?木材

お蕎麦屋さんから針葉樹もらったり、そんなんばっかりで恐縮だが、また別の知り合いの喫茶店に薪ストーブユーザーがいる。 そこでは冬の営業のときに薪ストーブを焚いて温かい店内で珈琲が飲めるのだが、何故かいつまで経っても割られない木が店先に置かれて…

薪ストーブ音楽館①「セゴビアの芸術」

寒い冬の夜。薪ストーブが煌々と燃える部屋にテレビは似合わない。 もちろん、部屋を暗くして静かに薪がはぜる音に耳を傾けるのも素晴らしい。 しかし、時には炎のぬくもりを感じながら、じっくりと音楽を聴いてみるのもいい。 そんな、薪ストーブを傍らに置…

薪ストーブ前史⑩薪を積むのは難しい

庭にはえていた、たった一本の原木から、驚くほど大量の薪を作ることができた。 当然割りたてなので、たっぷり乾燥させなければダメだ。含水率も30%を超えている。 薪棚はまだ環境的に作れない(新築工事中)ので、適当に屋根のある軒下に積むしかない。 で…

薪ストーブ前史⑨栗の薪割り

栗の木は、比較的比重が低めで、火持ちも、ナラやクヌギのようにパワフルではないらしい。しかも、導管と呼ばれる、木が水を通す管が、世界中の樹木の中でも最大級に太いらしく、薪として火にくべたときその導管が破裂して、パチパチとはぜるらしい。はぜる…

薪ストーブ前史⑧小錦は転がせない

重くて転がせなかった栗の木。 直径が50~60㎝で長さが2m。間をとって直径を55㎝とすると体積が約0.5立米。 そして栗の比重は約0.6。 つまりざっくりとだが、少なくとも300kgぐらいはあった計算になる。 日本相撲史上最も体重の重かった関取であるハワイ出身…

薪ストーブ前史⑦家にはえていた栗の木

まだ具体的に薪ストーブの導入を決める前。 親が田舎に引っ越してきたときに植えた栗の木が30年経ってとても大きな木に成長した。 幼少期からずっとそこにあったのであまりはっきり覚えていないが、気がついたらこんなに大きくなってたのか、という感じだ。 …

針葉樹専用薪棚の補足

針葉樹専用薪棚を仮設したという話をこの間書いた。薪ストーブ前史⑤針葉樹専用薪棚を作る - 薪ストーブクロニクル 横の支えに木の皮を利用したと書いたが、いまいち伝わりにくかったようだ。 つまりこのようにしたということ。 拡大すると、こんな感じ。 横…

キムチを作る2017②

土曜日に本漬けしたキムチを三日目にして食べ始める。 キムチを作る2017 - 薪ストーブクロニクルでも書いた通り、わりと手軽な作り方だったので、楽チンだった。 「ちょっとまだ早いんじゃないの?」 と、うちの奥さんは言っているけど、食べたいものは仕方…

薪ストーブ前史⑥初めての薪割り

初めての薪割りの話だ。 田舎だったので家の敷地はそこそこ広く、そこかしこにいろんな木がはえていた。朽ちかけた梅や柿の木、金木犀の木、名も分からない雑木、恐ろしく前からある針葉樹の原木など。 フィスカースの斧が届いたとき、嬉しくてそれらの木を…

祖父が遺した手斧と楔②

前回の記事で、手斧と楔、とタイトルを書いておきながら、楔の話が出てこなかったじゃないか、とお怒りの言葉をいただいたわけではないが、前回のつづき。 楔の方は、錆びてはいたものの、鉄の塊なわけだから、壊れようがない。実用に堪える強度はありそうに…

祖父が遺した手斧と楔

93歳で亡くなった祖父の遺品のなかに、錆びた小振りの斧と、叩かれ過ぎて小さく縮んだ楔が数本あった。手斧で小さな薪を作り、魚を焼いたり暖をとったりしていたようだ。 しばらくは、ふーんそんなものを使っていたのかーっといた感じで見ていただけだったが…

キムチを作る2017

発酵食品を手作りするのは楽しい。 一年を通してなんやかんやと作っているが、昨日はキムチをつけた。 白菜を3日前くらいから下漬けするので少々面倒くさいが、材料さえ揃えばそれほど難しくはない。 今回はお手軽に、小玉の白菜を一玉分だけ漬ける、簡単レ…

薪ストーブ前史⑤針葉樹専用薪棚を作る

仮設の薪置き場も限界なので薪棚を作ろうと思う。しかし、家を建て替えているということもあって、なかなか敷地が自由に使えない。 そこで農機具などを置いていた木製の棚を改造して薪棚に作り替えることを思い立った。 適当にインパクトドライバーで筋交い…

1立米の薪

昨日の記事で1立米という表現が出てきた。これは当たり前すぎてもはや誰も説明していないような気もするが、僕自身が超初心者というか、まだ薪ストーブ自体も持っていない身なので、初心者にやさしく。きちんと書いておこう。 1立米(いちりゅうべいと読む)…

薪ストーブ前史④仮設の薪置き場

針葉樹の玉が、次々と薪になっていく。 あまりに大きく、しかも割れ筋も読みにくいようなものは、楔も使ったが、基本的にはフィスカースX25というグラスファイバーの柄のハイテク斧を使ってパカパカ割る。下手くそだったもので、ミスショットを何度もしたが…

薪ストーブ前史③フィスカースX25と針葉樹

知り合いのお蕎麦屋さんから唐突にいただけることになった針葉樹の玉。 その数、約50。 フィスカースX25というフィンランド製の斧を使って割りまくっていく。 柄が空洞になっていて軽く、その分斧頭だけがやたらと重く感じる。使い始めた頃は、少し軽いタイ…

フィスカースの斧

お風呂に入りながら、薪ストーブグッズが載ったカタログの斧のページを何度も何度も読み返しているうちに、カタログがだんだんボロボロになってきた。 そして薪割り斧決定。 フィンランド製の斧、フィスカース。 カーボン鋼という謎の素材の斧頭部分と、グラ…

薪割り斧選びは悩ましい

薪割りのためには、斧が必要だ。そんなことは、数多ある薪ストーブブログをいちいち覗くまでもなく、誰にでも分かる常識だろう。 しかし、ではどんな斧をチョイスするかということになると、これは簡単には事が運ばない。なにせ世間には、デザインやタイプや…

僕らの薪に今年も雪が降る みかんの上に白い雪が積もる積もる

今年は雪が多い。 災害が出ている地域もあり、そうでなくても生活に支障が出るような積雪がこんなに何度もある年は久しぶりのような気がする。 さて、これは現在の薪場の様子だが、ご覧の通り雪である。 雪が降っていないと思ってちょっと薪割りをしようかと…

薪ストーブ前史② お蕎麦屋さんと針葉樹

知り合いのお蕎麦屋さんが、薪ストーブユーザーで、何故か(本当に何故か)山を所有していて、玉切りした大量の針葉樹を敷地に置きっぱなしにしていた。その風貌からして、すでに玉切り後1年ぐらいは経過しているものと思われる。 そして、何故か、自分達は…

薪ストーブ前史① ヒラリーとトランプと針葉樹

時計の針を少し戻そう。 実家の建て替えの際に、「薪ストーブを設置したらいいんじゃないかな?」と軽い気持ちで提案してから半年。実家では、薪ストーブの導入が真剣に検討され始めていた。 その頃、事情があって僕は病院にいた。ちょうどドナルド・トラン…

薪ストーブと味噌作り

薪ストーブの薪作りは味噌作りに似ている。 寒さをしのぐ暖房と身体を作るたんぱく質。どちらも暮らしになくてはならないものを、お金を介さずに自分の手で作り出すことができるから。 もちろん、ストーブ本体は基本的にはお金を出さないと買えないし、味噌…

はじめまして

はじめまして。私たちのご先祖さまである昔の百姓たちが当たり前のように行なっていた食とエネルギーの自給。 お金で買った方が圧倒的に効率もよくて安上がりになるこの21世紀において、酔狂にもその食とエネルギーを自給して暮らしてみようという、無謀な取…