薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

手作りの食べ物

薪ストーブデボン紀⑧ 大雪で樫の薪棚が崩壊。切り干し大根を作る。

崩壊したときが、焚き時だろう。 いきなり、なんの話かというと…。 大雪で樫の薪棚が崩れた。 もともと屋根として置いていたトタンが不安定だったので、不思議はないが。 雪の重みで屋根が落ちたとき、薪棚の上半分の薪も運命を共にして崩れてしまったようだ…

薪ストーブデボン紀③ 銀杏と初焚き

銀杏の季節だ。9月末から10月の頭にかけて、近所の神社を散歩すると、独特の匂いで満ち満ちている。 落ちてる落ちてる。大量の銀杏だ。 むせかえるような、あの匂いがこの空間を支配していて、なかなか強烈だ。 最近知ったとこだけど、銀杏の粒にも大きさ…

薪ストーブオルドビス紀⑩ 永遠の焼き芋

薪ストーブ料理の基本であり、定番であり、そして永遠のテーマとも言える、「焼き芋」。 今シーズンは、初めてその永遠のテーマと正面から向き合った。 理由は、簡単。 畑で初めてさつま芋を栽培したからだ。 まず、手始めに庭の竈で作ってみる。 コーヒーも…

薪ストーブカンブリア紀⑱ 梅の土用干し。薪棚オールモスト フル

今年も無事に土用干しをすることができた。 全然土用じゃないけど。 今年の土用の頃は、雨ばかりで、ほとんど太陽を拝めなかった。 そしてそもそも、まだ赤紫蘇が大きくなっていなかったので、紫蘇漬けが完了していなかったのだ。 畑から赤紫蘇を刈り取り、…

薪ストーブカンブリア紀⑮ 野草に開眼。畑も充実。焚き付けも作る

スーパーマーケットに行けば、今が端境期だなんてことを忘れてしまうくらい、ありとあらゆる野菜が棚に並んでいる。 だから、食べる野菜がないなんて言っても信じてもらえないかもしれない。 でも、確かに今は冬野菜と夏野菜の収穫期の境の、野菜が採れない…

薪ストーブカンブリア紀⑭ シーズン終了間際〜石のかまどを作る

色あせたゴールデンウィーク。 四月の後半からはぼちぼち薪ストーブを焚かない夜も出てきた。仮に焚いたとしても、針葉樹の杉やヒノキで軽く焚いてそのまま鎮火というパターンが多い。 そしてここ数日は全く焚かなかった。 晴れが続いて、ポカポカ陽気。 電…

オブグリッド入門⑦ コロナ騒動が突きつけるもの。そして柿酢が完成。

コロナウイルスがこれからどうなるのか、それは誰にも分からない。 そもそもきゃつは一体何者だ。 よく分からないことがパニックを助長しているのは事実だろう。 でも、スペイン風邪のように突然ウイルスが変異して、致死率が上がれば、パニックごっこではす…

薪ストーブ原生代54 野外ストーブでジャム作り・栗の杭でほだ木スタンド

暑さが少しずつ峠を越えてきた。 夜の寝苦しさがなくなり、空にはトンボが飛び交い、猫たちはくっついて寝るようになった。 しかし昼間の暑さは相変わらずか? お盆休みもあと少し。 全力でリラックスすべし。 その日は朝から野外ストーブに火を入れた。 よ…

薪ストーブ原生代50 梅雨と薪ストーブ~梅仕事2019~夏野菜も採れ出した

梅雨だ。 雨は地方によって降り方がまちまちだが、とにかく毎日じめじめしてる。 洗濯物だって乾かない。 こんなときは薪ストーブをガツンと焚いて室内で洗濯物を干せば、きれいに乾くのだろうけど、まあ、せっかくきれいに掃除した薪ストーブに火を入れるの…

梅仕事2018②紫蘇入れから土用干しまで(ビン干しも)

今年の梅仕事。 6月に梅を塩漬けにして梅酢をあげておいた。梅仕事2018 - 薪ストーブクロニクル きれいに梅酢が上がったので、紫蘇を入れることにする。畑に自生えしていた赤紫蘇をうまく育てて、紫蘇漬けに使いたいと考えていた。 去年は頂き物の紫蘇をカ…

梅仕事2018

今年も梅仕事の季節がやってきた。 梅干し用に小梅を一キロと、親戚から分けてもらった巨梅が二キロ強。 あとは自宅で初めて収穫した小梅が63g(笑)。 それぞれを梅干しや梅シロップに加工していく。 梅干し用の梅はザルの上で黄色く完熟するまで追熟させてい…

薪ストーブ始生代106 マーマレードと薪ストーブ

我が家では春の訪れを告げる行事として、マーマレード作りがある。 毎日食べるわけではないので、それほど大量には作らないが、それでも甘夏2キロ分、ジャムにして3キロ前後の甘夏マーマレードになる。 甘夏はマーマレードに関しては、無農薬栽培のものが…

保存食を作る・新生姜の酢醤油漬け

新生姜の季節だ。 毎年作る保存食を紹介する。 「新生姜の酢醤油漬け」だ。 作り方はとても簡単。 まずは新生姜をサッと洗って、細かい千切りにする。 それを瓶に入れて、酢と醤油を1対1で混ぜた酢醤油を上からヒタヒタになるまで注ぐだけ。 上の画像では、…

麦味噌のカメをご開帳

今年の四月に生の麦糀を使って麦味噌を仕込んだ。生麹で麦味噌を作る - 薪ストーブクロニクル 大豆一キロに対して糀が1.5kg、塩が600gの、いわする「1.5倍糀」だ。 麦味噌は甘めに仕上げることが多いので、本来ならもう少し糀が多いのかもしれないが、とりあ…

栗について③ビバ、栗ご飯

タフでハードな「栗拾い」ならぬ「栗落とし」によってたくさんの栗をいただいた話の続き。 白い栗も熟した普通の栗も、混ぜて一緒に栗ご飯を作ることになった。 というか、うちの奥さんが栗むきから全て一人でおこなったのだが。 栗むきは傍目で見ていても想…

栗について②若い栗の真実~幻の白い栗

収穫した栗。 若いのもあれば、熟したものもある。 例えばこれ。 僕たちがよく知っている、どこにでも売っている栗だ。 それに対して、この栗。 あれ、白いね。 白いのはまだ熟している途中の、若い栗だ。 開いていない緑色の若いイガから採ると、こんな栗が…

梅干しを漬ける 梅干しの瓶干し

梅干しと言えば、土用干し。 こんな感じで紫蘇漬けした梅干しを太陽の光に当てて、柔らかく美味しく仕上げる作業だ。 梅雨明けの土用の頃の太陽にあてて行うので、そのように呼ばれている。 しかし、今年はカラ梅雨→梅雨明けと共に不安定な天気になり、一日…

Blueberry is not very Blue~ブルーベリージャムを作る

ブルーベリーをたくさんいただいた。 計ってみると1.2kgほどあった。すごい量だ。 生で食べるのには限界があり、冷凍庫はパンパンなので、1kgきっかりのブルーベリーを使ってジャムを作ってみることにした。 とりあえず、ヘタをとって、洗ったブルーベリーを…

梅シロップの出涸らし梅の再利用。梅ジャムを作る

お酒を飲まないうちの奥さんが、晩酌時に梅シロップのソーダ割りを飲むので、うちでは大量の梅シロップを作っている。 で、当然のようにその副産物が出る。 出がらし的な梅の実だ。 今年はたくさん作ったので、しわしわになって色褪せた梅の実がたくさんある…

家庭菜園の夏野菜で作るスペシャル素麺。

素麺といえば、暑くて料理をする気の起きない昼ごはんなどに供されることの多い、真夏の定番の昼食だが、我が家では少し意味合いが異なる。 「素麺はゴージャス」 が基本的な方針なのだ。 とにかく、豊富な夏野菜、薬味類、そして香辛料の数々をずらりと並べ…

そして夏野菜栽培は、今年の頂点(ハイライト)と呼ぶべきポイントに達した

夏野菜を育てて、毎日色んな野菜が収穫できるようになってきた。 そして、今年のある種のハイライトとも呼べる日に到達したのでご紹介する。 ある日の夏の夕食の調理風景である。 まず、立派な青なす(実際は中は白い)を収穫することが出来たので、これをメ…

梅干しを漬ける。赤紫蘇リベンジ編

梅干し作り、なんやかんやで遅れながらも進んでいる。 前回、赤紫蘇をいれて紫蘇漬けをしようと試みたのだが、紫蘇を乾燥させ過ぎて失敗。 梅干しを漬ける~赤シソを仕込むのを失敗~ - 薪ストーブクロニクル 今度は、畑に自生していた赤紫蘇を大きく育てて…

トマトソースを作ろう

たくさん採れてちょっと困っているトマトたち。 トマトソースにして冷凍保存しておくことにした。こうすれば、冬に薪ストーブでピザを焼きたくなっても、美味しいトマトソースを使うことができるからね。 まず、ざっと洗う。 赤と黄色の色合いがきれいだ。 …

オクラのぬか漬け

我が家のぬか床の主役は、なんと言ってもきゅうりだ。特に今年はピクルス用の短い品種のキュウリを育てているのだが、これがぬか漬けにぴったりなのだ。まあ、ピクルスも西洋の漬け物なので、同じ漬け物として、短いキュウリがぬか漬けに使いやすいのは当然…

梅干しを漬ける~赤シソを仕込むのを失敗~

バタバタ忙しくしているうちに、いただいた赤シソがちょっと古くなっていて心配はしていた。 しかし、とりあえずその赤シソを洗って干して(若干干しすぎて)、梅干しに投入することにした。 材料は上の通り。シソが梅干しの1割り~2割ぐらい。今回梅は500g…

梅干しを漬ける~赤シソを洗う~ついでに子猫の画像も

赤シソを洗って干している。 白梅酢は上がってきているので、紫蘇を入れて土用干しすれば梅干しは完成だ。 ところで「紫蘇」って不思議な漢字を書くなぁ、疑問に思って名前の由来を調べてみた。 昔、食いしん坊の若者が、カニを山ほど食べたそうだ。すると、…

梅干しを漬ける(少量漬けるやり方)

今年は、奥さんの実家で作っていただけることになっていたのと、引っ越しのバタバタでとても手が回らないと思っていたので、梅干しは漬けないつもりだった。 しかし、たまたま梅干し用の梅をいただいたので、大半は梅シロップにしたが、残りの500gほどを梅干…

よもぎ茶をつくる

畑の草刈りをしていて、よもぎの大群にぶつかった。よもぎは薬効成分も豊富で香りもいいので、餅にいれてよもぎ餅にするのが人気だが、我が家では空前の?野草茶ブームであることも手伝って乾燥させてお茶にすることにした。 とりあえず葉っぱをちぎるのが面…

ブランデー梅酒と焼酎の梅酒を作る

梅仕事の季節。 今年は引っ越しのバタバタもあって梅干しは仕込めなかったが、梅酒と梅シロップは仕込むことにした。 どちらも一年以上置いておける保存食的な飲み物だが、梅シロップは夏場に炭酸割りで、梅酒は夏場にお湯割りで、と結構飲んでしまうので、…

「ビンで保存」がブーム

引っ越しをしていて気がついたのだが、我が家にはビンで保存しているものがたくさんある。 例えば下の三つ。 右から小梅の梅干し、梅シロップ(作成途中)、そして一番左が「そうめんのふし」だ。 さらには今は全部なくなってしまったが、びわの葉を乾燥させ…