薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

薪ストーブオルドビス紀(4th Season)

薪ストーブオルドビス紀⑩ 永遠の焼き芋

薪ストーブ料理の基本であり、定番であり、そして永遠のテーマとも言える、「焼き芋」。 今シーズンは、初めてその永遠のテーマと正面から向き合った。 理由は、簡単。 畑で初めてさつま芋を栽培したからだ。 まず、手始めに庭の竈で作ってみる。 コーヒーも…

薪ストーブオルドビス紀⑨ 薪棚を空ける。満たす。増設する。

薪棚が薪で満たされ、1年以上かけて乾燥し、やがて焚かれて一瞬のうちに灰となり、煙は煙突から出ていく。 すると薪棚は空になる。 そこに新しく集めてきた薪を割ってまた満たしていく。 薪作りとは言ってみれば、その繰り返し、永久運動だ。 我が家で一番…

薪ストーブオルドビス紀⑧ 薪ストーブのあれこれ。あったらよかった!なくてもよかった!

去年初めて収穫した新ものの小豆。 ぜんざいにして食べた。 小粒だけど、しっかり小豆らしい味がして、感無量だった。 また次のシーズンも作ろうという気持ちが湧いてくる、贅沢な瞬間。 普段食べるものではなく、ハレの日のご馳走だった。 さて、寒さが一旦…

薪ストーブオルドビス紀⑦ 平家物語と干したエノキダケ。コナラはコナラ。

年が明けてから、しばらくは怒濤の忙しさ。 更新もご無沙汰だった。 ぼんやりしている間にアメリカのボスの首もすげ変わって、その影響で、またトランプの頃とは違った思惑で世の中が回っていくんだろう。 変化に巻き込まれて命の危険に晒される人、利益誘導…

薪ストーブオルドビス紀⑥ さよなら2020~極太アラカシで割り納め

アイヌの言葉で雪は「ウパシ」。 朝起きると、窓から見えるのは、右も左もウパシ、ウパシ、ウパシ。 しばらく、年末と思えないくらいの暖かさだったので、大晦日の土壇場に来て、ようやく年末感が出てきた。 今年も今日で終わり。 パンデミック狂想曲に翻弄…

薪ストーブオルドビス紀⑤ オイルランタン物語・後編~薪集めが本格化してきた

前回からの続き。 農機具小屋で見つけた古ぼけたランプのようなもの。 実は亡き父が40年前に使っていたDIETZ社のオイルランタンだった。 ばらして芯を新しくつけ直し、きれいに磨いて、さて、果たして40年の時を越えて、無事に火は灯るのか? というのが、前…

薪ストーブオルドビス紀④ オイルランタン物語・前編

我が家の農機具小屋にひっそりと置かれていたランプのようなもの。 レトロな雰囲気がよかったので、とりあえずオブジェとしてそのまま居てもらっていた。 手に持ってもやたらと軽くて、自分のイメージにある本格的なランプやランタンの類いとは違う、オモチ…

薪ストーブオルドビス紀③ 秋が過ぎ去り、冬到来~ネスターマーティンの焚き付け風景

紅葉の季節を過ぎれば、あとは枯れ野と雪景色。 少し前はこんな風に紅葉を楽しんでいたのに、 気がつけば冬が来ていた。 寂しい風景には違いないけど、薪ストーブユーザーにとっては待ちに待った季節の到来である。 雪が来る前に薪棚の補充をしよう。 数日前…

薪ストーブオルドビス紀② 回せ回せ、経済を回せ!キノコの世界。4年目の初焚き。暖かい秋

気がつけばもう師走が手の届くところまで来ている。新しい薪ストーブシーズンが始まったというのに、ブログの更新は完全に凍結されていた。 いやー、毎晩楽しく薪ストーブライフを送ってるんだけどなぁ。 10月9日に初焚きを済ませて、10月は7回焚いた。11月…

薪ストーブオルドビス紀① 薪ストーブ焚いて四年目。ますます高まる初焚きへの期待感

暑かった8月も過ぎ去って遥か遠くに霞み、我が家の猫たちが夜、布団に温まりに来たり、膝に乗ったりするようになった。 薪ストーブシーズンがまたやってきたということだ。 ちなみに我が家の猫たちは、室温22℃になると、人間に暖を求めに来るというデータが…