薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

トマトの自家採種

きゅうりに引き続き、トマトの自家採種をした。

今回もえらくマニアックな話ですみません。もしF1でない(固定種、在来種の)トマトを育てている方がおられたら、ぜひ挑戦してみてください。

 

トマトはキュウリよりも種が小さく、扱いがさらに難しい。しかも、ゼリー状のものに守られていて、取り出しに一苦労する。

しかし、基本的な種の取り方はキュウリと似ている。

 

①収穫したトマトを一週間以上日陰で追熟させる。
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まず、収穫するまでに充分に完熟したものを選ぶのが肝心だ。

 

②熟したトマトを半分に切り、スプーンで回りのゼリーごと種を取り出す。
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ミニトマトは小さくて取り出しにくい。

 

③取り出した種はボウルなどに入れておく
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種を取った後のトマトの実は炒めてトマトソースにした。
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その日の晩ごはんに、ご飯と混ぜて卵で包んでオムライスにして美味しくいただきましたとさ。

 

④ある程度まとまったら、ポリ袋に入れて、さらに2、3日置いて発酵させる。
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発酵させることで種と回りのゼリーとが離れやすくなる。これはキュウリの種取りと同じ理屈だ。

 

⑤発酵させた種を目の細かいネットに入れる。
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このとき、水でしっかり洗って、余分なものを落とす。

 

⑥水に沈むものが、充実した種だそうだ。
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浮かんでしまうものやゴミを取り除く。

 

⑦その日のうちに天日乾燥させる。
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天日でしっかり乾かしたら、その後数日間さらに陰干しして完成だ。いやはや、結構大変だった。

 

うまく種取りできていれば、冷蔵庫で5年ほどはもつ。トマトは長命種子なのだ。

 

また来年の2月頃に種まきをして、うまくいっているか試してみたい。