薪ストーブクロニクル

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サッカー・ペルー代表のW杯プレーオフ

今日は薪ストーブ一切関係ないです。かの国の国技、フットボールについてのダラダラと長い記事です。

サッカーに興味のない方はすっ飛ばしてください。

 

以前、サッカーネタでこんな記事を書いていた。

サッカー・W杯出場国について - 薪ストーブクロニクル

 

そしてここ最近、プレーオフのホーム&アウェイ方式の試合が世界各地で行われた。全ての出場国が決定したのだ。

 

その中で、世間の注目を最も集めていたのは、間違いなく欧州プレーオフのイタリア対スウェーデンの一戦だろう。

なんと言ってもイタリアはワールドカップの優勝経験国だ。セリエAの腐敗がらみの弱体化が影響して、イタリア代表も国際舞台でパッとしないが、さすがに抜群の人気と注目度だ。そのイタリアと、これまたワールドカップ常連国のスウェーデンが対戦するのである。スウェーデンにはあのズラタン・イブラヒモビッチがエースとして君臨している。まあ注目されて当然の、プレーオフ屈指の好カードと言える。

しかしヨーロッパ予選なら個人的には、プレーオフにまでしぶとく食らいついた北アイルランドにぜひ頑張ってほしい。

ベルファストという街ひとつと、その周辺の田舎の村で構成されていると言っても過言ではない北アイルランド。実際、国ではなく地域としての参加なので当たり前だが、イギリス連邦の中の一地域である「北アイルランド地方」だけで構成されたチームがワールドカップに出ようとしているのだ。

日本で言えば例えば「九州選抜」や「北海道選抜」がワールドカップに出るようなものだ。いかに凄い事か、少しは分かってもらえるだろうか。

最近まで、ベルファストではあまりに血なまぐさい紛争が続いていた。その紛争もようやく終わり、いまでは平和な街になっている。

実際に北アイルランドはあちこち旅行したことがあって、ベルファストの街はフィッシュ&チップスがやたらおいしかったことをよく覚えている。

ブッシュミルズというアイリッシュウイスキーの代表的ブランドの蒸留所(1608年創業!)やジャイアンツコーズウェーという世界遺産の奇岩地帯も有名だ。

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自然に出来た40000本の6角形の柱が海岸を埋め尽くしている、ジャイアンツコーズウェー。巨人が作ったのでは、という神話からその名がついたようだ。

日本からのアクセスはなかなか大変だが、マニアックな所に旅に出たくなったら、北アイルランドはとてもおすすめできる。

 

えーと、何の話だったかな?

 

そうそう、サッカーのプレーオフの話だ。

 

世界中で行われたプレーオフ、その一番最後を飾ったのが、以前から注目している、ペルー対ニュージーランドの一戦だ。

ニュージーランドには全く悪いイメージはないが、ペルー代表を勝手に猛プッシュしているので、頑張ってほしいと思っている。その理由は以前にも書いた。

 

さてその結果は・・・

 

まず、世間を騒がしたヨーロッパ予選の結果は、すでに方々で喧伝されているのでいまさら書くまでもないかもしれないが、スウェーデンが見事にイタリアを撃破。

W杯四度の優勝を誇るサッカー大国が60年ぶりの予選落ちとなった。

また、北アイルランドは、健闘むなしく、堅守のスイスに負けてしまった。かなり残念だ。

 

そして、肝心のペルー代表だが、ニュージーランドのホームで行われたファーストレグがスコアレスドロー、つい先日ペルーのホームで行われたセカンドレグで、ペルーが2ゴールをあげて見事勝利。2戦合計でペルーのW杯出場が決まった。

ペルーが、全32ヵ国の出場チームの中で最後に突破を決めた国となった。

 

さて、これですべてのチームが出揃った。

アジアからはプレーオフに回っていたオーストラリアも見事ホンジュラスに勝利して、出場を決めた。

終わってみれば常連国が名を連ねた順当な最終予選だったとも言える。

 

しかし、ヨーロッパは荒れに荒れた感じだ。

イタリア、オランダ、チェコなど、強豪国が次々と敗退し、アイスランドが初出場を決めている。

しかし、ヨーロッパで応援しているのは、なんといってもポーランドだ。大好きな作曲家ショパンの母国でもあり、訪れた印象もとてもよかったポーランド。ぜひ、グループリーグを突破してほしい。まあ、エースストライカーのレバンドフスキは、半端じゃなくエグい選手なので、うまくいけば得点王になるかもしれない。

 

アフリカでは、カメルーンコートジボワールなどのブラックアフリカの常連国が敗退して、北アフリカの躍進が目立った。

なにせ、エジプト、チュニジア、モロッコ、と三か国も北アフリカムスリムの国が出場するのだ。

北アフリカは日本とは意外と相性がいいので、同じグループになってほしい気もする。

 

 ちなみに日本と同じグループになってほしい勝手な希望は、ベルギー、スイス、チュニジアと同組、というものだ。

だからと言ってグループリーグを突破できる保証はないが。

 

組合せ抽選は12月1日。

我らが日本、そして個人的に応援している国々(ペルー、ポーランド)の命運や、いかに!?