薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

薪ストーブ原生代⑲ 樫の木との格闘~Round-1~

よく晴れた朝。

 

村の寄り合いで仕入れた情報を頼りに、樫の倒木現場にやってきた。
f:id:akagestoves:20181103210947j:image

お、ここか。

左手は緩やかな崖。

右手は鹿避けのフェンス。

そして農道を完全に埋め尽くしているとおぼしき樫の木。

 

もう少し近づいてみよう。

f:id:akagestoves:20181103211004j:image

なるほど、こいつか。

ミッションとしては、こいつを取り除いて、奥の田んぼまで農道を繋げることだ。

 

僕のチェーンソーは、バーサイズが14インチ(35cm)なので、あまり大木になると手に負えない時もあるのだが、こいつはなんとかなりそうなサイズだ。

 

かなり傾いてはいるが、根はついているので、葉は枯れず、まだ木は生きている。
f:id:akagestoves:20181103211014j:image

 

さて、どこから手をつけるか。いきなり根を切ると、上向きに伸びた枝が多すぎてどっちに転がるか分からない。

ここはとりあえず全貌が把握できるようになるまで、肉を落としていこう。

 

と、チェーンソーでおもむろに切り始めたら‥
f:id:akagestoves:20181103211036j:image

即行で喰われてるやんけ(笑)。

 

やはり、あちこちに枝が掛かっているので、どっち向きに力が働いてるのか複雑でよく分からない。

 

まあ、しかし持ってきた手ノコでギコギコしたらすぐに救出できた。去年は、くぬぎの倒木処理のときにチェーンソーが喰われまくって、散々こねてしまって、バーを曲げたりチェーンをダメにしたり‥

 

チェーンソーが喰われても無理に引き抜こうとしたらすぐにバーやソーチェーンがダメになるので、静かにそっと救出しなくてはいけないと学んだのだ。

 

さて手の届く場所の枝を一通り落としてしまう。
f:id:akagestoves:20181103211143j:image

 

最初がこれで、

f:id:akagestoves:20181105212522j:image

作業終了時がこれ。
f:id:akagestoves:20181103211207j:image

 ようやく倒木の全貌が見えてきた。

 

もう少し作業をしたいところだが、時間もないので今日はこの辺で撤収することに。

 

伐った枝などを集めて。
f:id:akagestoves:20181103211219j:image

トラックに載せる。
f:id:akagestoves:20181103211248j:image

家の木材置き場にとりあえず積んでおこう。
f:id:akagestoves:20181103211321j:image
まだまだ、たくさん原木が確保できそう。

 

帰って植物図鑑で調べてみた。

樫の木ということだが、樫の木にも数種類あるみたいだ。こいつは、何樫?

 

うーむ、白樫かあら樫なんだよなー。
f:id:akagestoves:20181103211311j:image

図鑑で調べてもよく分からなかった。白樫の可能性の方が高そうだけど。

 

まだ枝払いを始めたばかり。

つづく。