薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

薪ストーブ原生代36 味噌作り

もうブログを廃業したかと思われた方もおられただろうか(笑)。

久しぶりの更新だ。


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夜の薪棚を撮影したり、コナラをガツガツ拾ってきたり、色々薪ストーブネタを集めていたのだが、どうも一つの記事にまとめるほどのものでもない気がして、だらだらしているうちに更新できず、時間だけが過ぎてしもた。

 

さて、気を取り直して・・・。

 

 

2月は味噌作りの季節だ。

 

薪ストーブがあれば、味噌作りもずいぶん助かる。

きちんと予定をしておけば、前日からしっかり吸水させた大豆を、天板でコトコト煮て柔らかくして、重石や道具の煮沸もストーブでお湯を沸かしておけるので経済的。

何かと役に立つ。

 

しかし・・・

 

何ということか、季節外れの暖かい1日だった昨日は、朝からなんとなくポカポカしていて、2月だというのに薪ストーブがいらないような陽気だった。

そのうえ、急に決まった休みだったので、大豆を水に浸けることもしていない。

 

まあ、とりあえず味噌でも作るかー、と急に決まった味噌作りだったので仕方ない。

結果的に、薪ストーブが着いていないことで、逆説的に味噌作りにおける薪ストーブの重要性を思い知った1日となったのでした(笑)。

 

今年は2単位(大豆2キロ)の味噌を作る。

でも、一気に作ると疲れるので、今回はとりあえず1単位だけ作ることにした。

豆を煮るのは圧力鍋を2挺使いで一気に。だから薪ストーブの天板がなくてもすぐに煮ることができた。

しかし、大量の重石用の石などの煮沸に使うお湯をどんどん沸かさないといけないのに、そのためにガス火を使うのがかなり癪だった(笑)。ああ、薪ストーブさえあれば・・・。

 

結局、さほど寒くないのに薪ストーブを焚くことになった。これは本当に経済的なのか(笑)。

 

重石用の石を煮沸。
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煮沸。
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で、煮た豆と麹と塩を合わせてカメに仕込んでいく。

塩分は基本的に10%だ。それより多いと塩辛い。

それより少ない減塩味噌にすると、酢酸発酵して、味噌がすっぱくなりやすい。

塩分は10%が理想なのだ。

 

さて、カメに仕込む作業は几帳面なうちの奥さんに任せた。僕は専ら撮影係り。
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味噌を仕込む。

そこにうわぶたとして庭に生えているバランを敷いていく。
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どんどん。
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どんどん。

柿の葉寿司みたいやな。
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そこに重石を乗せていく。

ストーンヘンジか?

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さらに重石を乗せる。
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どんどん。
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多ければ多いほどよいのだ。
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ほとんど、石しか見えなくなったところで、虫(ゴキブリも)などが入らないように布と紙で蓋をする。
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今年は樹木希林が蓋になった。

紐でしっかり口をとじる。

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これで完成。

 

ついでに、去年仕込んだ味噌を開けた。

ちょっと甘みが強いが、若くていい味の味噌になった。
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味噌汁にして味わった。

また来年の味噌かめのご開帳が楽しみだ。

 

おいしくなーれ!