薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

薪ストーブカンブリア紀16 多忙を極める6月、煙突掃除を終わらせた。畑の話。お茶の話。

春が過ぎ、梅雨に入り、緊急事態も今や昔、とはいえ第二波に戦々恐々。

世界では感染者が1000万人突破。

いや、これは何か目に見えない思惑のために仕組まれたシナリオだ。

新しい生活様式が必要?

 

はっきり言ってどこ吹く風だ。

 

世の中がコロコロ変わろうと(実際のところ無駄にコロコロ変わっていく)、それを追いかけていくのは奴らの思う壺だ。

 

世界がこれから向かう方向は、ほぼ100%間違っていると断言できるけど、それに対応するには自立するための知恵がいる。

まだまだそんな大それたものは自分にはないけど、世界の後を追わないことだけは決めている。

 

今の世の中がおかしいことは分かるとしても、いつから、どんな風におかしくなってきたんだ?

アフターコロナ?

いや、もっととっくの昔からおかしかったはず。

こういう時は、原点に帰るのが大切だ。

 

そう、原点回帰。

 

食べ物なら米と醤油と味噌。

熱エネルギーなら薪と太陽。

文学なら源氏物語

漫画なら手塚治虫

音楽ならバッハ。

国のあり方で言えば古代ローマか。

 

原点こそが最高のものだったりすることがある。上に挙げた例で言えば、まさにそうだ。

これだけ年月を重ねて来ていながら、ちっとも進歩していないのだから困っちまう。

なのに、次々と新しくて、いままでにないものを求めてやまない。

そうしないと、資本主義社会は成立しないからだ。

一企業が資本の力で他国の法律をねじ曲げたり、国土を買い占めたりできる時代だ。

神の見えざる手が働いて、世の中を万事よろしく導いてくれるなんて、とてもじゃないがそんなナイーブな話は信じられない。

 

そんなこんなの世の中の物々しいニュースと比べて、今の季節になんといってもリアルな意味を持つのが「梅干し」を漬けることだ。

梅干しはリアルだ。

青梅を黄色くなるまで見守って、塩をする。

次第に透明な梅酢があがってくる。

この梅酢の重要性は比類がない。

スマートフォンの最新のアプリケーションより役に立つ。

梅干しはリアルだ。

もし、梅干しを漬けたことがないという人がいたら、絶対に漬けるべきだ。

梅干しを漬け始めた瞬間から、土用干しのためにざるの上に一個ずつ梅を並べて天日に当てている瞬間から、人生の景色が変わるのを実感できるはずだ。

 

土用干しほど生への実感を感じられることは、そう滅多にあるものじゃない。

薪割りに匹敵する、生への実感。

今年も土用干しが本当に楽しみだ。

 

そんなわけで、梅干しは、生きるために何が必要で、何が些末なものなのか、まざまざと教えてくれる。

 

・・・

 

そんなことを考えながら、日々忙しく暮らしていたら、あっという間に一年の半分が終わっていた。

 

このままでは、六月に一度の更新もないままに7月に突入してしまう。

いくらなんでもそれはご無沙汰すぎる。

 

春になれば常識的な人たちは薪ストーブのことなんて考えなくなるし、アクセス数も減る。

薪ストーブブログのニーズはあんまりないのが現状ではある。当たり前の話だけど。

 

とはいえ、このブログは薪ストーブのことだけ書いてるわけじゃなくて、むしろ薪ストーブと並列されるべき自給エネルギーの話や、食べ物の自給についてもバリバリ書いていきたいというのが、当初からの一貫した姿勢なのだ。

 

春になったからといって薪活をサボってられんのだ。

 

いや、サボタージュしていたわけではなくて、むしろ薪の確保、焚き付け乱造、煙突掃除と、薪ストーブ関連のピチピチした新鮮なネタは豊洲なみに豊富だったわけだが、それを記事にしている時間がなかった。

むしろ、薪ストーブ以外のことに忙殺されていた。

 

その一つが、畑だ。

 

畑仕事はもう四年目。

 

今年に始まったことではない。

 

でも、いままではどうしても薪ストーブのことが最優先で、春だろうが夏だろうが、薪の確保と薪づくりを最優先課題として取り組んできた。

そして、最近ようやく数年分の乾燥薪を用意する目処が立った。

引越した三年前は安普請の小さな薪棚ひとつと仮設の薪置き場が1カ所だけだった家の周りも、いつのまにか常設の薪棚が6つと、仮設の薪棚が8カ所。山の薪場にも薪棚が5カ所。

材積は15立米はくだらない。

 

やれやれ、これで3年間は安心の薪ストーブライフが約束されたぞ、という段になって、この節穴の目が畑に向き始めたのだ。

遅きに失した感はあるが、ともかく、畑だ畑、と。

この三年間、夏野菜を植えたものの、追肥も誘引も除草も潅水も、思い出した時に行き当たりばったりにしかしていなかった。

当然、野菜もできたりできなかったり。

 

今年の夏は、もっと畑と真剣に向き合おうと思ったわけだ。

5月から採れ始めた苺は、過去最高の収穫量だった。

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これは、毎日苺畑のパトロールを欠かさなかったこともあるが、ちょうど苺が実る最盛期に運良く晴天の日が続いて、ナメクジにもやられず、綺麗なまま収穫し続けられたことが大きい。

 

今が旬の根菜類は玉ねぎだけは無様な失敗に終わったが、ジャガイモ、ニンニク、ラッキョウは自家用としては充分な量が確保できた。

ジャガイモ、ニンニク、ラッキョウの3種は、収穫がそのまま次回の種となるため、多めに採らなければいかない、というプレッシャーもある。

うまくいったのはよかった。

 

ラッキョウは梅干しや梅シロップなどと一緒に早速うちの奥さんが漬けてた。

甘酢漬けと塩漬けの2種類。

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塩漬けして、土用干し干しを待っている梅も2瓶写っている。

まだまだ道半ばではあるものの、保存食が少しずつできてきている。

この夏はトマトソースもたくさんつくりたい。

 

 

さて、さらにさらに。

今年は世話をしている茶畑で茶摘みとお茶作りも初体験した。

もっとも、この茶づくり、全くいい加減に、作ったので、いわゆる緑茶でもなければ、番茶でもない。ちょっと中国茶に似た風情はあるが、野草茶と言ったほうが正しいかもしれない。

 

山の薪場にある茶畑。

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そこで摘んだ茶葉。一芯三葉だ。
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太陽で少し干してから、
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5月の最後の薪ストーブの火入れの時に乾燥させた。
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5月って、だいぶ前の話だな。
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一応お茶らしきものができた。

これをフライパンで煎れば、ほうじ茶のようなものができるはず?

よもぎ茶やハブ茶と混ぜて飲んでいる。

市販品とは全然違うが、これはこれでいい感じだ。

 

畑の野菜は艱難辛苦を乗り越えて(笑)なんとか無事に育っている。

夏野菜レポートはまた来月になるだろう。

 

最後に今年の煙突掃除について簡単に報告して、今日のブログを締めくくろう。

とは言っても、煙突掃除について毎年中身が変わるわけでもない。

出てくる煤の量もほとんど同じだ。

新聞紙で養生して、

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口元の煙突を外して
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ロッドを突っ込めば完了。

いつもそうだが、外すのは簡単なんだけど、元に戻す時にちょっと難儀する。

 

そして恒例の薪ストーブ本体や炉台の掃除もした。
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ピカピカの新品、とは言えないが、まだまだ綺麗なネスターマーティン。

頑張れ、ネスターマーティン。
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他の機種に乗り換える気はゼロだ。他とは比べようもないけれど、本当に素晴らしい薪ストーブ。何の不満も物足りなさもない。

なるべく大切に使って、一年でも長く現役でいて欲しい。

もし、このブログが続いているなら、ネスターマーティンがどれくらい長く使用に耐えるのか、そのレポートもできればいいのだが、えらく先の話になること間違いなしだ(笑)。

 

更新をサボったおかげで、何回分かのネタを一気に使い切ってしまった。

 

次回は膨れ上がった我が家の薪棚の紹介でもしようかな?