薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

薪ストーブ前史

薪ストーブ前史⑫結局もらってきた、ロング半割木材

厚かましく、下さいと言ってみたが、どうも仕事が忙しすぎて切ったり割ったりする時間がなかったらしい。 二つ返事でオッケーをいただいた。 その喫茶店でもらった、ちょっと変わった荷姿の原木、というか木。 正確に言うともらった木は半割りばかりではない…

薪ストーブ前史⑪薪長80㎝の半割り?木材

お蕎麦屋さんから針葉樹もらったり、そんなんばっかりで恐縮だが、また別の知り合いの喫茶店に薪ストーブユーザーがいる。 そこでは冬の営業のときに薪ストーブを焚いて温かい店内で珈琲が飲めるのだが、何故かいつまで経っても割られない木が店先に置かれて…

薪ストーブ前史⑩薪を積むのは難しい

庭にはえていた、たった一本の原木から、驚くほど大量の薪を作ることができた。 当然割りたてなので、たっぷり乾燥させなければダメだ。含水率も30%を超えている。 薪棚はまだ環境的に作れない(新築工事中)ので、適当に屋根のある軒下に積むしかない。 で…

薪ストーブ前史⑨栗の薪割り

栗の木は、比較的比重が低めで、火持ちも、ナラやクヌギのようにパワフルではないらしい。しかも、導管と呼ばれる、木が水を通す管が、世界中の樹木の中でも最大級に太いらしく、薪として火にくべたときその導管が破裂して、パチパチとはぜるらしい。はぜる…

薪ストーブ前史⑧小錦は転がせない

重くて転がせなかった栗の木。 直径が50~60㎝で長さが2m。間をとって直径を55㎝とすると体積が約0.5立米。 そして栗の比重は約0.6。 つまりざっくりとだが、少なくとも300kgぐらいはあった計算になる。 日本相撲史上最も体重の重かった関取であるハワイ出身…

薪ストーブ前史⑦家にはえていた栗の木

まだ具体的に薪ストーブの導入を決める前。 親が田舎に引っ越してきたときに植えた栗の木が30年経ってとても大きな木に成長した。 幼少期からずっとそこにあったのであまりはっきり覚えていないが、気がついたらこんなに大きくなってたのか、という感じだ。 …

薪ストーブ前史⑥初めての薪割り

初めての薪割りの話だ。 田舎だったので家の敷地はそこそこ広く、そこかしこにいろんな木がはえていた。朽ちかけた梅や柿の木、金木犀の木、名も分からない雑木、恐ろしく前からある針葉樹の原木など。 フィスカースの斧が届いたとき、嬉しくてそれらの木を…

薪ストーブ前史⑤針葉樹専用薪棚を作る

仮設の薪置き場も限界なので薪棚を作ろうと思う。しかし、家を建て替えているということもあって、なかなか敷地が自由に使えない。 そこで農機具などを置いていた木製の棚を改造して薪棚に作り替えることを思い立った。 適当にインパクトドライバーで筋交い…

薪ストーブ前史④仮設の薪置き場

針葉樹の玉が、次々と薪になっていく。 あまりに大きく、しかも割れ筋も読みにくいようなものは、楔も使ったが、基本的にはフィスカースX25というグラスファイバーの柄のハイテク斧を使ってパカパカ割る。下手くそだったもので、ミスショットを何度もしたが…

薪ストーブ前史③フィスカースX25と針葉樹

知り合いのお蕎麦屋さんから唐突にいただけることになった針葉樹の玉。 その数、約50。 フィスカースX25というフィンランド製の斧を使って割りまくっていく。 柄が空洞になっていて軽く、その分斧頭だけがやたらと重く感じる。使い始めた頃は、少し軽いタイ…

薪ストーブ前史② お蕎麦屋さんと針葉樹

知り合いのお蕎麦屋さんが、薪ストーブユーザーで、何故か(本当に何故か)山を所有していて、玉切りした大量の針葉樹を敷地に置きっぱなしにしていた。その風貌からして、すでに玉切り後1年ぐらいは経過しているものと思われる。 そして、何故か、自分達は…

薪ストーブ前史① ヒラリーとトランプと針葉樹

時計の針を少し戻そう。 実家の建て替えの際に、「薪ストーブを設置したらいいんじゃないかな?」と軽い気持ちで提案してから半年。実家では、薪ストーブの導入が真剣に検討され始めていた。 その頃、事情があって僕は病院にいた。ちょうどドナルド・トラン…