薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

オフグリッド入門⑩ 完結編~セミオフグリッドで行こう

これまでオフグリッドについてはちょこちょこ書いてきた。 http://akagestoves.hatenablog.com/archive/category/%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%89 4年ほど前にそのコンセプトを耳にし、共感して、自分の暮らしにどう落とし込んでい…

薪ストーブオルドビス紀② 回せ回せ、経済を回せ!キノコの世界。4年目の初焚き。暖かい秋

気がつけばもう師走が手の届くところまで来ている。新しい薪ストーブシーズンが始まったというのに、ブログの更新は完全に凍結されていた。 いやー、毎晩楽しく薪ストーブライフを送ってるんだけどなぁ。 10月9日に初焚きを済ませて、10月は7回焚いた。11月…

薪ストーブオルドビス紀① 薪ストーブ焚いて四年目。ますます高まる初焚きへの期待感

暑かった8月も過ぎ去って遥か遠くに霞み、我が家の猫たちが夜、布団に温まりに来たり、膝に乗ったりするようになった。 薪ストーブシーズンがまたやってきたということだ。 ちなみに我が家の猫たちは、室温22℃になると、人間に暖を求めに来るというデータが…

薪ストーブカンブリア紀⑱ 梅の土用干し。薪棚オールモスト フル

今年も無事に土用干しをすることができた。 全然土用じゃないけど。 今年の土用の頃は、雨ばかりで、ほとんど太陽を拝めなかった。 そしてそもそも、まだ赤紫蘇が大きくなっていなかったので、紫蘇漬けが完了していなかったのだ。 畑から赤紫蘇を刈り取り、…

薪ストーブカンブリア紀⑰ 薪棚と焚き付けと鹿の侵入と梅雨の終わり

長い長い梅雨が終わった。 我が家の駐車場では、朝のうちだけ咲く花が満開を迎えている。 それがこれだ。 いや、これだって言われても、ただのボーボーの雑草ですがな。 実はこの雑草らしきものを近くで観察するとこんな感じなのだ。 青い花びらが2枚、特徴…

薪ストーブカンブリア紀⑯ 多忙を極める6月、煙突掃除を終わらせた。畑の話。お茶の話。

春が過ぎ、梅雨に入り、緊急事態も今や昔、とはいえ第二波に戦々恐々。 世界では感染者が1000万人突破。 いや、これは何か目に見えない思惑のために仕組まれたシナリオだ。 新しい生活様式が必要? はっきり言ってどこ吹く風だ。 世の中がコロコロ変わろうと…

薪ストーブカンブリア紀⑮ 野草に開眼。畑も充実。焚き付けも作る

スーパーマーケットに行けば、今が端境期だなんてことを忘れてしまうくらい、ありとあらゆる野菜が棚に並んでいる。 だから、食べる野菜がないなんて言っても信じてもらえないかもしれない。 でも、確かに今は冬野菜と夏野菜の収穫期の境の、野菜が採れない…

薪ストーブカンブリア紀⑭ シーズン終了間際〜石のかまどを作る

色あせたゴールデンウィーク。 四月の後半からはぼちぼち薪ストーブを焚かない夜も出てきた。仮に焚いたとしても、針葉樹の杉やヒノキで軽く焚いてそのまま鎮火というパターンが多い。 そしてここ数日は全く焚かなかった。 晴れが続いて、ポカポカ陽気。 電…

オフグリッド入門⑨ 太陽光発電システム、始動!作った電気で何ができるのか

前回からの続き。 電気を作る生活を始めた。 屋根に乗せて家中の電気をまかなうような、立派なものじゃない。 コロナウイルスの一斉給付金で買えちゃうくらいのささやかなものだ。 晴れた日中にデッキや庭に置いて充電。 太陽光パネルは日が暮れたら家の中に…

オフグリッド入門⑧ 狂っちまった世界の片隅で、山菜を食し、電気を作る

一年ほど前から、徐々に始まったオフグリッド生活。 とはいえ「オフグリッド生活」というものをどう定義したものか、少し悩むところだ。 純粋な意味では、配電線から電気を貰わずに、電力を自給する生活のことをオフグリッド生活と呼ぶのが正しいかと思う。 …

薪ストーブカンブリア紀⑬ 金なんてなくても生きていくさ

まだ世界がこうなるずっと前、徳島を旅行したことがあった。 アレックス・カーの「ちいおり」という古民家を探して険しい山道を車であちこちさまよっていた。 道々の民家にはかなりの確率で薪が積み上げられていた。そこに暮らす人々は、いまでも当たり前の…

オブグリッド入門⑦ コロナ騒動が突きつけるもの。そして柿酢が完成。

コロナウイルスがこれからどうなるのか、それは誰にも分からない。 そもそもきゃつは一体何者だ。 よく分からないことがパニックを助長しているのは事実だろう。 でも、スペイン風邪のように突然ウイルスが変異して、致死率が上がれば、パニックごっこではす…

薪ストーブカンブリア紀⑫ コナラの巨原木との格闘・後編

前回からの続きだ。 土砂降りの中、コナラを回収に出かけて、うちの奥さんは腰をやられながらも、なんとか持ち帰ったコナラ。 その量軽トラに二台分。 玉切りが面倒だ、というよりは、40センチほどに玉切りしないと持ち運べないくらい巨大な楢だったので、持…

薪ストーブカンブリア紀⑪ コナラの巨原木との格闘・前編

「コナラを伐倒したけど、要る?」 と、知人から聞かれた。 この時点で詳しい話も聞かずに断るとしたら、その人は薪ストーブユーザーではないか、もしくはコナラアレルギーの人だろう。 もちろん、その倒れてるコナラが山の上にあって相当の距離を人力で運び…

薪ストーブカンブリア紀⑩ 薪棚の修復・薪運び

ここのところ懸案事項だった薪棚の修復をした。 薪棚3号機と名付けたこの薪棚。 左右二層に分けて圧力を分散させる作戦だったのだが、右の方の棚が薪の重さに耐えきれずに外側に膨らんできていたのだ。 ここには小割りや焚き付け材が満載にされていて、日々…

薪ストーブカンブリア紀⑨ 薪ストーブには雪景色が似合う

いやー、今年初の積雪。 最近増設した、樫専用の薪棚3号も、素敵に雪化粧。 初積雪がここまで遅いのは初めてか。 やはり薪ストーブユーザーとしては、外に雪景色が見えないとちょっと雰囲気がでない。 まあ、道はツルツルで、四駆にスタッドレスでも調子に乗…

薪ストーブカンブリア紀⑧ 便利さの感動は続かない

週末まで怒涛の仕事が入っていて、先週の日曜以来久しぶりの休みだ。 働きすぎだ。 働き方改革は我が身にまでは及んでいないようだ。 最低でも週休3日は欲しいところだが、贅沢も言えない。 さて、そんなわけで、平和な日曜日。 昨日の夜にあらかた薪を使い…

ご無沙汰にも程がある

どうも。 薪ストーブクロニクル、年代記管理人です。 前回の記事を確認したら、なんと11月だった。 良いお年を、兼あけましておめでとう、兼寒中お見舞い申し上げます、だ。 別に暖冬に嫌気がさしてブログを放り出していたわけではない。 ただ、使用している…

薪ストーブカンブリア紀⑦ 天板熱源の有効活用

薪ストーブシーズンが始まって、天板がまた今年も大忙しだ。 これはある夜の天板の様子。毎年のことだが、呆れるくらい、天板フル活用だ。 この状況だと、①一番左に猪肉のジャーキー。 そこから時計回りに②湯豆腐を温めているタジン鍋、③湯沸かしのヤカン、④…

薪ストーブカンブリア紀⑥ 舌の根も乾かないうちに理論~初焚き

これでは「焚かない焚かない詐欺」だ。 話は三日前にさかのぼる。 その日の早朝、今年の初焚きはいつになるだろう、という記事をアップした。まだ朝方の冷え込みも大したことがないので、しばらく焚かないんじゃないかな、とほざいていた。 数時間後。 雨な…

薪ストーブカンブリア紀⑤ 暖秋?待ち遠しい初焚き

そもそもそんな言葉があるのか知らないが、暖秋か? 一番冷え込むはずの夜明け前の室温でも20℃近い。 秋の深まりが感じられるはずの10月後半だが、まだストーブを焚こうという寒さには至っていない。 もちろん、暑くはないわけで、肌寒さは感じるのだから…

薪ストーブカンブリア紀④ 薪を積む

スマホ版のホーム画像にまで採用していたコナラの薪棚。 通称「見せ薪」。 そんなコナラの薪を、臨戦態勢の玄関前の薪棚に全て移してしまったので、一番目立つ場所の薪棚が空になってしまった。 薪が積み上げられた光景は目の保養になる。 その薪がなくなっ…

薪ストーブカンブリア紀③ 冬支度を始めよう~架設薪棚の設営

夏が終わって、涼しい気候になったとたん、身体が動くようになってきた。 さあ、冬支度を始めよう。 冬支度は楽しい。 玄関前に薪棚を設置して、当面焚く薪を積んでいく。 空いた薪棚に薪を移動させて、新しい薪を割り入れていく。 薪ストーブ回りを整えてい…

薪ストーブカンブリア紀② 薪割りもスタート

昨日辺りから、すっかり涼しくなった。 昼の太陽にも厳しさがなくなり、穏やかな日差しだと感じるようになった。 なんだかんだ言っても、季節は巡るわけで、つまりは秋がやってきたようだ。 秋が来たら、いよいよ薪割りスタートだ。 我が家では、薪割りは斧…

薪ストーブカンブリア紀① カンブリア爆発

「カンブリア爆発」という言葉をご存じだろうか。 にわか仕込みの知識で恐縮だが、地球の歴史が古生代のカンブリア紀に入ったとき、一気に生き物の種類が増えた現象のことを言うらしい。その時期から急に多種多様な古代生物の化石が発見されるようになったよ…

薪ストーブ原生代55 原生代のおわり

便宜的に薪ストーブのシーズンを9月から翌年の8月まで、としているので、今日で2シーズン目が終わることになる。 真価が問われる2年目を「薪ストーブ原生代」と名付けて、この1年間過ごしてきたわけだが、忙しさにかまけてあまり記事をアップできなかっ…

薪ストーブ原生代54 野外ストーブでジャム作り・栗の杭でほだ木スタンド

暑さが少しずつ峠を越えてきた。 夜の寝苦しさがなくなり、空にはトンボが飛び交い、猫たちはくっついて寝るようになった。 しかし昼間の暑さは相変わらずか? お盆休みもあと少し。 全力でリラックスすべし。 その日は朝から野外ストーブに火を入れた。 よ…

薪ストーブ原生代53 納涼、玉切り祭

お盆休みになったので、告知通り、納涼玉切り祭を開催した。 今回、玉切りするのは、こちらの原木たちだ。 満載すぎて原木置き場からはみ出ているが、この立て掛けてある原木の奥に、さらに2m~80cmくらいのサイズの原木が積み上げられていて、今日はそれを…

薪ストーブ原生代52 お盆休み玉切り大会のためのチェーンソーメンテナンス

お盆休みに玉切り大会。 そして夏が終われば、秋からは薪割り大会。 薪割りは、ストーブシーズンが本格化するまでに終わらせようという魂胆だ。 そこから逆算すると(というほど大袈裟なものでもないが)、8月の初旬に終わらせておかないといけないことがあ…

薪ストーブ原生代51 薪ストーブと夏

夏は薪ストーブブログにとっての鬼門だ。 なんといってもネタがない。 暑くてやる気も出ない。 一般の人にとっては興味がない。 そりゃ、そうだ。このくそ暑いのに、薪ストーブのことなんて、考えるだけでも暑さがいや増すような気がする。 「薪ストーブ」な…