薪ストーブ前史⑤針葉樹専用薪棚を作る
仮設の薪置き場も限界なので薪棚を作ろうと思う。しかし、家を建て替えているということもあって、なかなか敷地が自由に使えない。
そこで農機具などを置いていた木製の棚を改造して薪棚に作り替えることを思い立った。
適当にインパクトドライバーで筋交いなどをし、薪がこぼれ落ちないように、側面には原木から剥ぎ取った木の皮を利用した。
しかしこの薪棚、もともと強度が全然ない柔な作りなので、ヘビー級の広葉樹は乗せられない。比重が低くて軽い針葉樹専用薪棚なのだ。 なんせ、手始めに広葉樹を乗せたところ、一列積んだだけであっという間に崩壊してしまったのだ。補強をしたものの、それ以降は怖くて広葉樹は乗せていない。針葉樹だけでずらっと並べてみた。
まだまだ割り始めとはいえ、薪棚に薪が積み上がっていく光景は、想像していたよりもずっとずっと、達成感があった。これは不思議な発見だった。
なぜ、薪が積み上がっている光景はこんなに見飽きないのだろう。針葉樹なのに。この程度の量なのに。不思議だ。
まだまだ薪割り一年生。更なる達成感が待っているはずだ。
お蕎麦やさんにもらった50ほどの針葉樹の玉はこれで片付いた。しかしまだまだすることは山積しているのだった。