薪ストーブ前史⑧小錦は転がせない
重くて転がせなかった栗の木。
直径が50~60㎝で長さが2m。間をとって直径を55㎝とすると体積が約0.5立米。
そして栗の比重は約0.6。
つまりざっくりとだが、少なくとも300kgぐらいはあった計算になる。
日本相撲史上最も体重の重かった関取であるハワイ出身の小錦ですら285kgだ。小錦以上の重さの原木をおいそれと転がす事などできようか。いや、それはちょっとできない相談だ。
さて、仕方ないので延長コードを2つ繋げて電動チェーンソーで5等分にした。そうすれば約60kg。米俵1俵分だ。もしくは普通のサラリーマン一人分だ。余裕で転がった。余裕で転がったので、薪割り場までゴロゴロ転がした。
よし割ろう。直径60㎝。薪長40㎝。堂々たる玉が目の前にあるのだから。