薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

恐い楔(くさび)

節などが絡み合い、なかなか割れない玉に出会うとき、最初の頃は楔とハンマーでガンガン割っていた。

 
f:id:akagestoves:20170305211254j:image

 

しっかり割れてほしいので、いいものを買おうと思ってグレンスフォッシュの薪割り楔を奮発して購入。

フィスカースでは手も足も出ない玉をガンガン割っていた。


f:id:akagestoves:20170305211830j:image

こうして割れてくれると気持ちいい。

 

ところが、12月のある日。乾燥が進んでしかも節が入り乱れたややこしい玉を割っているとき、何度も何度も楔が割れ目に喰われて、やたらめったらハンマーをガンガン、おかしくなりそうなくらい降り下ろしていて、しばらくして身体に異変が生じはじめた。

右肩から脇の下にかけて、嫌な痛みが続くのだ。年末の忙しい仕事の間も、正月休みの間も、年明けの研修中も、年始の仕事が始まってもずっと痛みは引かなかった。それどころか、夜寝ていても、寝返りを打つと激痛が走り、睡眠もまともにとれなくなり、悪化の一途をたどってしまっていた。

 

仕方がないので、いざというとき頼りにしてる整体の先生に2回診てもらってなんとか回復に向かったが、楔を無理に打ちまくった報いが、70日ぐらい続く痛みとなってしまった。

楔だけが悪いわけではないが、夢中で薪割りに興じていると、普段全く使わない筋肉を酷使する結果となりかねない。あくまでも、薪割りはレジャーなので、無理は禁物だ。

と、自分に言い聞かせてみる。

 

それから怖くなって、楔はほとんど使っていない。というか、楔を使わずに薪を作る工夫をするようになった。

 

楔を使わない工夫についてはまた後日書いてみようと思う。