薪ストーブ前史23 極太乾燥玉を運ぶ
桜の原木をいただいた工務店の工場には車の荷台まで持ち上げるのも困難なほどの大きさと重さの極太の玉がゴロゴロと転がっていた。樹種は不明だが、ずっしり重い広葉樹だ。
表面はどす黒く色あせ、物によってはいやらしい節や二股があり、しかも非常に長い間地面に置かれて雨ざらしになった、やや訳ありの玉だが、工務店の社長は、全部持っていってもいいぞ、と気前のいいことを言ってくださった。
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ずいぶんと初めての薪集めをエキサイティングに盛り上げてくださっている社長に今回も甘えて、もらって帰ることにした。
とはいえ、今回の原木はまず重すぎて車に載せられない。直径が50㎝で、長さが40㎝という極太サイズ、おそらく60キロぐらいの重さがあるんじゃなかろうか?
しかも玉切り後、長期間放置されたためかなり硬くわりにくくなっている。
どうすればいいか。断腸の思いで、こいつらを短い小割り薪を作ることにする。で、どうしたかというと、長さ20㎝ほどにさらにチェーンソーで短く切り、やっとの思いで車の荷台まで持ち上げることができた。
巨木としかいいようのないこの迫力。この数ぐらいが限界かもしれない。そもそもこれ以上上には持ち上げられない‥
以前運んだけやきの細い原木と比べればさらにその迫力がわかる。
いやー、このけやきが細すぎるだけかー(汗)。
そんなこんなで、例によって薪場まで運び込んだ。さて、しかしこの極太の玉切り。割れるのだろうか?