薪ストーブ前史28 薪場の変遷、そして猿からヒトへ
薪を割って積み上げている薪場。
そこに栗を積んだり、桜を積んだり、キノコの生えた黒い薪を積んだり、極太乾燥玉を極小サイズに割ったりしたものをどんどん積んでいった。ブログのトップ画面に写っているのがそこである。
薪が積み上がっている光景を眺めるのは、実に心癒される。いつまで見ていても飽きない。そんなこと、実際に体験してみるまで予想もつかなかった。ただの割った木のはずなのに、それが積み上がった光景を見ていて、名状しがたい安心感というか充実感というか、そんな感情に満たされている自分に気付いて、笑ってしまった。
そんな自己満足、ニヤニヤでムフムフな薪場の変遷をご覧にいれよう。
はっきり言って、薪割り一年生、まだまだ、薪の量は全然少ない。それでも、初期衝動のようなものは感じていただけるのではなかろうか。
まず最初の薪割りの頃はこんな感じだった。
2016年の11月だ
まだ薪は全然ない。適当に集めてきた雑木と庭に生えていた樹齢30年の栗の木の玉。そんなものが少し並べてあるだけだ。
それが、栗を割りはじめたり、針葉樹をもらったりしてこうなった。
2016年の12月
まだ栗の木も全部割り終わっていない。そして針葉樹は運び込んだままの状態だ。
1月はあまり記録が残っていないが、ガンガンに割り出した2月以降は、細かく定点観測をしていた。まず、栗の木を全て割り終えた。
そして、2立米ほどあった桜の木を割ってボリュームが出てくる。
これが2月頭。ブログのトップ画面の画像です。左のほんのり赤みがかった薪が桜だ。前後ろ2列に並べたので、見えている量の倍近くある。
そしてそれが雪に埋もれ、
キノコの黒い薪(右側の薪)を貰い、
極太乾燥玉を割り始め、けやきを貰い、
けやきを割ったり、
さらにどんどん割りまくった結果、ここまで薪場が成長した。
いやー感無量。
その後、栗薪とけやき薪は別のところに作った薪棚に移したため、現在は上の画像の状態より若干薪の量は減っている。
こんな感じ↓。
栗薪が置かれていたど真ん中のスペースがぽっかり空いているのが分かるだろうか。そこに屋根ギリギリまでの高さの縦長の薪棚を作る計画だ。
夏野菜の準備の合間を見て、暖かい春夏のうちに手をつけたいと考えている。
薪を割って、ひととおり積み終わって、ぼんやり薪場に目をやる。薪のある風景を、陽が暮れるまで飽きることなく眺める。
これは、人間が猿から進化して二足歩行を始めた時から連綿と行ってきたことなんだろか、などとつまらないことを考えながら・・・。