無農薬栽培でリンゴを育てる、という不可能を可能にしたリンゴ農家、木村秋則さんのリンゴ。「奇跡のリンゴ」としてよく知られている。
去年、知り合いの方から「一度食べてみて」と1ついただいたのだが、そのリンゴの種を取っておいて、ベランダで蒔いてみた。
初めは9つも芽を出した。しかし、道半ばで枯れていったりして、4つが生き残った。
ヒョロヒョロのまま、背丈より高くなったところで冬が来て、葉っぱが全て落ちて、丸坊主になった。
そして、春が来た。
すると、思い出したかのように節々から芽吹き始めて、どんどん葉っぱが大きくなっていった。
初めて食べた「奇跡のりんご」は、酸味がしっかりあって、野性味を感じた。
不可能と言われた無農薬栽培で育てられたりんごには、不思議な生命力が宿っているのだろうか。
それとも、このまま枯らせてしまうのだろうか?
とにかく、いつかリンゴが実るまで、大切に育ててみたい。