薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

夏野菜の定植②獣害対策(ライト)

獣害。

ここ最近、林業の衰退とともに野山が荒れて鹿や猪などの獣たちの食料が減り、人間が暮らす里山へも獣たちが出てくるようになった。

結果として、農作物が被害に遭うことが多くなり、美しかった里山はあっという間に獣害対策の柵で覆われてしまった。

それでもその柵を掻い潜って、獣たちは食べ物を探しに畑に侵入してくるようになっている。

解決の見通しはたたず、全く簡単ではない問題として農家の人々の前に立ちふさがっている。

 

我が家の場合、まだそこまで獣害は深刻ではないものの、対策に追われているのは事実だ。

なにかというと、獣害は獣害でも、猫害である。

鹿や猪などのヘビーな獣害と比べると、随分ライトな獣害と言える。

しかし、畑を起こせば、必ず猫ちゃんたちにトイレとして使用されるので、植えたばかりの野菜の苗が消滅すること数限りない。

 

さてどうしよう。

 

と思っていたら、奥さんが草を刈って、苗の回りに置き始めた。どうも草マルチという作戦らしい。

「マルチ」とは、野菜が顔を出している場所以外の土をビニールなどで覆って草を生えにくくしたり、保温したりするものだが、それを除草した草の二次利用で代用しようということだ。

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草でマルチするとこんな感じになる。

もはやどれが野菜の苗が全く分からない。完全に「ウォーリーを探せ」状態になっている。

しかし、これなら猫ちゃんたちも、快適にトイレができないから他を当たってくれるかもしれない。

 

よし、負けじとこっちも草マルチだ。

ちょうど育ちすぎたボーボーのパクチーがあったので、それを間引いてパクチーマルチにしてみた。
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いかにもトイレには不快な感じではないか(笑)。

 

後日談:

ちなみにこの草マルチは

 

サラダ菜やリーフレタスの畑は、苗があまりにも小さくてこの草マルチ作戦が使えなかったので、緑のポールを刺しまくって、侵入できないようにしてみた。
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次に見に行ったとき苗たちが、無事でいますように。