悲しいお知らせだ。
意気揚々と定植したキュウリの苗が、わずか1週間姿を見ないうちに無惨な姿になっていた。
犯人は分かっている。
テントウムシダマシだ。
こんな感じの、てんとう虫にしては異常に黒い星が多いテントウムシダマシ。
普通のてんとう虫は7つの星を持ったナナホシてんとうだが、このテントウムシダマシはなんと背中に28個もの星を背負っているらしい。厚かましいにもほどがあるぞ。
ナスやキュウリなどの葉っぱを網目状に食い荒らしてしまう、大変いやらしい奴らだ。
虫が野菜に与える被害の中でも、このテントウムシダマシたちの食い荒らしっぷりはかなり甚大な部類に入るらしい。
ますますもって厚かましい奴らだ。
こいつらが何匹も、ボロボロになっていたキュウリの苗から一斉に逃走していくのを確かにこの目で見た。
こっちのキュウリなんか、ほとんど骸骨だ。
いまさらあまり効果はないかもしれないが、とりあえず虫除けのネットを張ってみた。
これで様子を見てみよう。
農業は希望と失望の絶え間ない連続運動。
この程度の被害は、屁でもないさ。