やぐらネギを植える
やぐらネギという品種のネギをご存知だろうか?漢字で書くと櫓葱。
九条ネギや下仁田ネギなんかと同じように、ネギの品種のひとつなのだそうだが、僕はその存在すら全然知らなかった。
そのやぐらネギの苗を知り合いの方からいただいた。
これがやぐらネギの苗だ。本来ネギは、収穫期を過ぎると、その頭に葱坊主ができて、そこに種が作られて繁殖するのだが、このやぐらネギは、増えかたが非常にユニークだ。
なんと葱坊主ができずに、ネギの頭に、小さな赤ちゃんネギがそのまま生えてくるのだ。
しかも、二段目、三段目、とまるでやぐらでも組むように増えていくのだ。
こうやって文章で書いても、よく分かりませんよね(笑)。
このネギの頭を拡大すると‥
こんな感じになっている。
まさしく、ネギの頭からさらにねぎがそのまま生えてきているのだ。
二階建てみたいに増えていくので、「二階ネギ」なんていう呼び名もある。ちなみに二階、とか三階とか言っても、どこかの党の幹事長とは一切関係ない。
その姿から灯台ネギとかかるわざねぎ、とも呼ばれている。
その赤ちゃんネギ、専門用語で珠芽(しゅが)と言うらしいが、それををプチッと指で取って地面に差すだけで、またすくすく大きくなるのだそうだ。なんとも不思議なネギだ。
普通のネギは冬が旬だが、このやぐらネギは、6月~7月頃に植え付けて、冬ネギが出てくるまでの11月まで収穫できるので、非常に有難い存在だ。
畑とプランターにそれぞれ10株ずつくらい植えた。
生長が、そしてどんな味か、非常に楽しみだ。