梅雨なので当たり前だが、どしゃ降りだ。
畑に水をあげなくてもいいからありがたいなぁ、などと悠長なことを考えていて、気楽に雨の降る様を眺めていたのだが、雨があがって畑に出てみて、衝撃的な事になっていることに気がついた。
晴れているときに畑仕事をしていてそのまま天ざらしで置いておいた野菜栽培の本と蒔き終わって置いておいた野菜の種が雨でぐしょ濡れになっていたのだ。
濡れてごわごわになった本。ページが20ページずつぐらいくっついて開くので、読めたものではない。
有機農業の聖地とも言われる、埼玉県小川町の伝説の百姓、金子美登さんが監修している素晴らしい野菜栽培の本だ。
「有機・無農薬でできる野菜づくり大事典」
という本なので、よかったらチェックして見てほしい。
仕方がないので、というか他にも野菜栽培の本は何冊か持っているが、この本に関してはないと困るので、すぐにもう一冊注文した。
カラー写真で栽培のポイントがぎっしり解説してあって、素人には不必要な農業の難しい技術をあえて省いてあるので、入門者にはこれ以上ないほど分かりやすい。
さて、本は(泣く泣く)注文したのでそれでいいのだが、問題は雨に濡れた野菜の種だ。
濡れていた種は、ルッコラ、ラディッシュ、ニラの三種類。そのうちラディッシュはビニールのパックに入っていたので無傷だった。
ニラはしばらく乾燥させたらまたカラカラと乾いたので多分大丈夫のはず。きっと蒔いてもすぐに発芽しない種なのだろう。
問題はルッコラである。
ルッコラはあっという間に芽が出て、あっという間に収穫できる野菜だ。雨に濡れてすぐに種の回りにカエルの卵のような膜が張っていた。もう発芽する気満々の姿をしているのだ。
仕方がない。蒔くしかない。
300粒ほどあるけど・・・。
つうか、こんなに大量にルッコラが育ってもどないしろと言うのか。
土をおこして、ルッコラを蒔きまくる。
種同士が雨でくっついていたので、上のように塊のまま発芽してきた。
やれやれ。