薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

薪ストーブ始生代①最初のシーズンがはじまる

ついに始まる、薪ストーブを設置してからはじめてのシーズン。

 

今までは「薪ストーブ前史」というカテゴリーで、薪ストーブの導入が決まってからの薪集め、薪割り、そして設置と試し焚きまで、薪ストーブとともに過ごす初めての冬に向けて様々な準備を進めてきた様子を書いてきた。

そのあたりはこちらをチェック。薪ストーブ前史 カテゴリーの記事一覧 - 薪ストーブクロニクル

ここまでは、薪ストーブを焚く生活が始まる前の歴史なので「前史」と名前をつけた。

さて、いよいよ薪ストーブ生活の最初のシーズンが始まるので、新しいカテゴリーをつけることにした。

 

その名も「薪ストーブ始生代」。

 

始生代とは、あまり日常生活では使わない単語だが、いったい何の事かというと、

「始生代=地球の歴史区分の一番最初の時代のこと。40億年前から25億年前までの約15億年の期間」である。

???

自分の薪ストーブ生活を、あろうことか地球の歴史になぞらえようという企みなのだ。

 

うーむ、自分で言うのもなんだが、実に壮大だ。あまりにも壮大すぎて逆に笑えてくる。

壮大さの度合いだけで見れば、関野吉晴さんのグレートジャーニーに匹敵するくらい、壮大かもしれない。

 

壮大ついでに、始生代についてもう少し詳しく書いてみる。興味のない人はさらりと飛ばしてくだされ。

 

地球が誕生したのは、46億年ほど前だと言われている。まだヘリウムや水素などのガスに被われた惑星で、水や生命は存在しなかった(らしい)。

で、この辺はまだその年代を裏付けるものが出てきていないので、たぶんその頃にこういうことがあったんじゃないかと仮説を立てている年代なんだそうだ。

で、その後、40億年前ぐらいに始生代という、確かにあったらしい最初の時代が始まる。なぜそんなことが分かるかというと、その時代(40億年前とか38億年前とか)のものと思われる岩石がカナダやグリーンランドで見つかったからだそうだ。

「おお、この時代には確かに原初の地球は存在していたらしい。それなら、最も確からしい最初の時代区分として、40億年前から25億年前までの時代を、地球が始まった時代、つまり『始生代』と名付けよう」みたいな話になって地球の誕生が語られるようになった。

 

この頃の誕生してすぐの頃の地球ってどんな様子だったんでしょうね。

海はあったそうだけど、海水温は60℃~120℃だったそうで、これって完全に海が沸騰してるやん。死ぬほど、暑そうな世界ですね。っていうかたぶんこんなところにワープしたら、脆弱な現代人はすぐに死ぬだろうなぁ(汗)。

さて、その原初の地球。一応、有機物が現れて、バクテリアみたいな物も生まれはじめているみたいだ。重要なのは、この時代の初期に、すでに全て生き物の共通祖先が現れ、始生代の後期には、そこから枝分かれした多種多様な菌類が我が物顔で暮らしていたということ。

うーん、沸騰するほど暑い海で、ありとあらゆる種類の菌類が暮らす場所・・・。地獄というにもあまりにも殺伐とした、恐ろしく殺風景な場所だったんじゃないかな。

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始生代の地球はこんな感じ?

ストロマトライトという、藻の死骸と合体した岩石がいっぱいあったらしい。来月の地学の期末試験に出るので覚えておくといいはずだ(笑)。

 

しかし、今の我々の暮らしは、全てここから始まっているし、この地獄とも呼べないような殺伐とした世界にあるものだけを材料として、長い長い時間をかけて、少しずつ変化や進化や絶滅を繰り返しながら、今のややこしすぎる世界を構成していく。

いうなれば「全てはここから始まった」わけだ。

 

そんなわけで、僕の薪ストーブライフも、この、2017-2018シーズンの冬から始まる。一体どんな地獄的な楽しみが待ってるのか、想像できない部分もあるけど、ここからの1年間を「薪ストーブ始生代」として、ブログを書き綴ってみたい。

 

いやー、全くと言っていいほど薪ストーブ関係なかったな(笑)。

今後ともどうぞ、気長にお付きあいください。