薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

最初のシーズンは一度だけ

初めての薪ストーブシーズンに突入して、俗に言うビギナーズハイの状態になっている。

 

これは、おそらく薪ストーブを焚いている人には、よくわかる感覚だろう。

そして、こんな風にも思う。きっとこのワクワクする気持ちは、最初の年ならではのものなのかもしれないな、と。

もちろん、それは薪ストーブがつまらなくなる、とか、飽きる、とかそういうことではないと思う。

 

どちらかというと、今が特別と言うか、やや異常なテンション、というか。

何か新しい事がはじまる時のワクワク感というのは、別に薪ストーブに限らず、特別なものなのだろう。

これに似た感覚は、初めての海外旅行となった3週間のラオス旅行(もう15年以上前だ)の時に感じたように思う。

不安と期待が入り交じった、複雑で、異様なテンション。旅行が始まってしまうと、割合落ち着いて楽しむことが出来たが、出発までの妙な高揚感は、やはりあの一度だけだった。もちろん、その後も旅行に行く前は期待と不安が入り交じったし、ワクワクもする。

それでも、初めての時の、あの感覚はない。

 

たぶんそれでいいのだと思われる。

今はとにかく、このビギナーズハイになってしまっている、ちょっと変な自分を楽しむことにしよう。

 

今朝も、また冷え込みが少し厳しくなった。ギアが1段あがった気がする。寒くなるのが待ち遠しいなんて、以前の自分だったら、笑ってしまうが、今は大真面目にこの肌寒さを喜んでいる。

 

薪ストーブの季節はすぐそこだ。