薪ストーブ始生代30 柿の木の薪がカビた
9月。まだ真夏日を記録するような暑い日もあった。そんな時に依頼されて伐採した柿の木。
こんな風に伐採して↓
薪ストーブ始生代⑧柿の木を伐採する - 薪ストーブクロニクル
そのあとすぐに薪割りした↓
薪ストーブ始生代⑨柿の木を割ってみる - 薪ストーブクロニクル
その薪をすぐに自作した薪棚に積んだ。
それから一ヶ月あまり・・・。
柿の薪がカビた。
あんなに美しい白さを誇っていた柿の木肌が無惨にもびっしりとカビで覆われている。
まるで何年も雨ざらしで放置された老薪のように老け込んでいる。
これはなかなかショックだ。しかしカビてしまったものは仕方がない。
問題は他の生木を割ってもこんなことになってしまわないためにどうすればいいかということだ。
原因として考えられるのは、
①夏(9月)に伐採したこと。
立ち木の伐採は、特に落葉樹の広葉樹は、葉が落ちて、水分を木が吸い上げなくなった冬に行うのが鉄則のようだ。今回は邪魔な木を切ってしまうのが目的の伐採なので時期は考慮していない。薪割りをしても水がびしゃっと飛び出すくらいに水分たっぷりの薪だった。それがカビた要因のひとつであろう。
②すぐに薪割りをしたこと。
これは微妙な理由だ。きちんと冬に伐採した原木なら、すぐに割ってもカビたりはしなさそう。しかし、水分たっぷりの原木をすぐに割ったことはダメだったかもしれない。せめてしばらく置いてから割るべきだったか?
③割った薪を野ざらしにせず、すぐに薪棚に積んだこと。
これもカビた理由かどうかは分からないが、日当たりが最高、というわけでもない自作の薪棚に、すぐ積んだのがまずかったか?しばらく太陽をカンカンと浴びさせて、野ざらしにした方がよかったのかもしれない。
とまあ、 せっかくいただいた柿の木が残念な姿になってしまったのだが、これから生木をたくさんもらうあてがあるので、この教訓を今後に活かしたい。
ちなみに下の画像。
右がカビた柿の薪。左は割りたての杉の薪だ。
ほとんど時期に差がないとは思えない。
まあ、カビた薪を焚いても問題ないはずなので、この薪も一年乾燥させて、来年にはガンガン焚くつもりだ。