まだ薪ストーブを導入する前のこと。
いろんな機種を調べているときに、選ぶ基準として「ストーブに入る最大の薪の長さ」が重要だということが書いてあった。
自分で薪割りをするつもりなら、あまり長い薪が入らないストーブだと、玉切りの手間も薪割りの手間もずいぶん増えるので、後々苦しむことになりますよ、という趣旨だった。
せめて40㎝の薪が入るものを選ぶとよい、とのことだった。
さて、僕は100%自力で薪割りをするつもりだったので、これは重要な指摘だと思い、カタログでは薪の長さに結構目を光らせて探していた。
そして、色々諸事情を考えた結果、ネスターマーティンのS33という機種を選んだ。
このストーブは最大の薪の長さが40㎝とカタログに書かれている。
実際にはどうなのか。
もちろん、カタログにあるので、実際のストーブが届く前から薪割りをしていたときは40㎝を基準に玉切りをしていたのだが・・・。
S33の扉を全開にして横幅を測ってみた。
すると37㎝しかなかった。
ありゃ。
ということは、傾けて薪を入れれば40㎝まで入りますよ、ということのようだ。
40㎝が余裕で入るのではないらしい。
では、無理矢理頑張ればどれくらい入るだろうか。
40㎝・・・かなり太めの薪でも傾ければぎりぎり入った。小割りや中割りはもちろん余裕。
42㎝・・・大割りは本当にぎりぎりだ。縦横斜め、と傾斜を駆使してなんとか入った。中割りでもなかなかきつい。
44㎝・・・大割りは絶対に入らない。中割りもほぼ無理だ。角度をうまくすれば、小割りや焚き付けなら入った。
46㎝・・・細かろうがなんだろうが無理だと思った。
場合によっては、というか細さ次第では45㎝ぐらいまでぎりぎり入るかもしれないが、まあせいぜい42㎝ぐらいまでにしておくのが無難だろう。
僕は基本的に35㎝~40㎝の長さで玉切りしている。40㎝を超えないように少しびびりながら。
さて、下の画像は、超大割りの薪をぶちこんだところ。
薪ストーブの容積の半分ぐらいを占める巨大薪だが、長さが37㎝程度なので、楽勝で入る。そして楽勝で燃える。
あまり空気を絞らず、しっかり燃焼させることを今は心掛けているのだ。
とまあ、ネスターマーティンのS33に興味がない方にはほとんど意味のない情報しか載せられなかったが、このs33、すばらしいストーブだし、きちんと焚けば本当に暖かい(秋は暑すぎるとこもしばしば)ので、ぜひ検討してみてほしい。