地面に大量のイガ栗。
栗拾いにやって来たわけではない。
近所で栗の木が派手に折れたので欲しかったら持って帰っていいよ、と言われて、もらいに来たのだ。
とは言え、完全に折れたわけではなく、大振りの枝が何本も台風で折れて、そのままになっていたらしい。
フィスカースの太枝切りばさみを持って、現場へ行く。
確かに、薪割りが必要なほど太い枝は少ししかなく、ほとんどは焚き付け用の細枝だ。
ここで少し心配な事が、というか疑問が沸き上がる。栗の木は細い枝でもはぜて危ないのだろうか?
焚き付けは扉を開ける機会が多いので、ひょっとしてパチパチはぜて危ないのではなかろうか?
それとも細い枝なら問題ないのだろうか?
現場を見て回りながら、そんなことを考えた。
まあ、ただ、栗だからいりません、とかそんな贅沢な事が言える立場でもないし、今後もそうやって声をかけてもらうためにも、貰えるものは貰っておくべきだし、もらった現場をなるべく綺麗にしておくのも大事だろう。
田舎暮らしにとって、ご近所付き合いは生命線なのだから。
さて、そんなわけで、片付けを兼ねて、というくらいの軽い気持ちで現場を
①焚ける太さの枝
②細かすぎる葉っぱつきの枝
に分けて、①もらって帰って、②をひとまとめにかためて置いておくことにした。
細かいものは、全部その場で燃やしてしまうのだそうだ。
とりあえず、そうやって選別したところで、時間がなくなったので、一旦家に帰った。
あとは、太いものをチェーンソーで切って車に積めるサイズにして持って帰るだけだ。