薪ストーブ始生代48 茶畑山でくぬぎの倒木退治①~まずは一本
山への入り口は杉の倒木に塞がれ、チェーンソーは壊れ、仕事は忙しくなり、体もだんだんガタが来ている気もするが、とりあえず山仕事だ。
近所のおっちゃんが貸してくれている茶畑山の核心部まで道を切り開き、チェーンソーのチェーンも交換し、 くぬぎの倒木が待つ場所へやって来た。
そしてご機嫌でチェーンソーで倒木を伐り始める。
下の画像のように地面から浮いた状態で倒れている。なんか海の底みたいな画像だな。
このまま普通に上から切ると、両サイドから力がかかってチェーンソーのバーが挟まれる。
何度かこの失敗をして、チェーンもダメにしてしまった(笑)。
慣れた人なら下からある程度切って、挟まれないように最後に上からチョンと切って切断するらしいのだが・・・
実際にやってみると、下から切ってもやっぱり挟まれた(汗)。慣れないと、加減がとても難しい。
しかも、切っていくと、どっちに力がかかっているのか、分かりにくくて、怖いのだ。
迂闊に切って変な方向に転がってきて身体が挟まれたらシャレにならないからね。
なんといっても、押しても引いてもびくともしないくらいの立派なくぬぎなのだ。
さて、そんなわけでどうするかと言うと、あちこちを切ったりいじったり転がしたりして、地面に着けてしまうのだ。
そして、先日購入したティンバージャックで木を持ち上げて安全に切っていく。
チェーンソーの刃にも、人間にも優しい切り方だ。安全第一。
そんなわけで、どんどん切っていく。
面白いように切れる。
しかもなかなかの重さの木なのに恐怖心を感じることなく安全に作業を進めることができた。
一本目を玉切りし終えると、こんな感じになった。
よく見ると、全てではないが虫食いの物が散見される。それで、木が弱って、台風の風に負けたのだろうか。
なんにしても、見事な、というか、素晴らしいくぬぎの玉だ。夢にまで見たくぬぎの原木。思わず頬がゆるむ。
にやけてしまう。
早く割りたくて仕方がないぞ。
しかし、木はまだまだ転がっている。
雪が降る前に、切り出せるだけ切り出してしまわないと。(つづく)