薪バブルだった2017年の下半期
上半期、まだ見ぬ薪ストーブのために、せっせと薪を集めていた。
いや、集めていたと言うより、「かき集めていた」の方がより正確だろう。
どぶ板をさらうように、小量ずつの材木を何往復でもしながらどんどん運んだ。
汚れた木でも、打ち捨てられた薪でも、ボケた玉でも、カビがはえたりキノコがはえたり、節だらけだったり、その他色んなものがこびりついた木を、選り好みせずかき集めた。
その甲斐あって、一年目のシーズンを(たぶん)薪の心配なく過ごせるだけの量が集まったと思う。
さて、秋から、来シーズン以降の薪を集め始めた。
そして、突然始まった「薪バブル」。
突然、あちこちで原木情報が矢のように飛び込んでくる。
ヤブニッケイ、椎の木、くぬぎ、杉、桧、柿の木など、樹種も量も多種多様な原木が次々と集まってくる。
なんと、原木集めはここまで容易かったのか?
と思ってしまうところだが、これはきっと「薪バブル」なのだ、と言い聞かせている。
いつかはじける。
はじけたら、また原木集めに苦労する日々がやってくる。
だから、やっぱり、あんまり選り好みせずに、集められるだけ集めよう。
来シーズンと言わず、3年分ぐらい集めよう。できれば5年分。
今の苦労が、これから数年の冬の温かさを約束してくれるのだから。