薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

薪ストーブ始生代96 春の端材祭り~ネスターマーティンで端材・廃材を焚く

焚く薪が全く無くなったわけではない。

まだあるにはある。

しかし、2月が終わる頃には主力の薪はほとんどその姿を消してしまった。

 

恐ろしいまでの厳冬期の薪消費量。

2016年秋から2017年の春にかけてせっせと集めた自慢の出前薪がこんなにすぐになくなるとは、使ってみるまで分からないものだ。

 

1年間の最終的な薪の消費量の総括については、もう少しあと、たぶん四月になったらするつもりだが、とりあえずまだ3月で、夜は寒い日もある。

まだここで薪がなくなってもらっては困るのだ。

 

さて、そんなとき、僕の使っているネスターマーティンという薪ストーブは本当にありがたいと思う。薪がなくなったら、廃材や建築端材を焚けばいいのだ。

廃材だけでは絶対に無理 | 函館の薪ストーブ屋 ファイヤピット 熾壺日記

さすがに真冬は端材だけでは暖かくないが、春先の今の季節は、端材でチョロッと焚くくらいがちょうどいい。

 

というわけで、家にある大きくて長い端材を薪場に運び込んだ。

半端な長さの端材をチェーンソーで焚ける長さ(40㎝以下)に切って、大きすぎるものはさらに斧で割るのだ。

 

車一杯の端材の薪を家に持って帰る。
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そして焚いてみる。

今日はこれを調理しよう。
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さっきも書いたが、端材や廃材を焚いてもそれほど温度は上がらない。

広葉樹をガツンと焚いたときの、ちょっと怖くなるくらいの熱量にはほど遠い。

しかし、それが今の季節にはちょうどよかったりする。さほど本気で焚かなくても、すぐに部屋がポカポカになるからだ。

 

とはいえさすがにこのサイズの廃材をいきなり炉にぶちこむと、燻ってしまう。

なので、このサイズのものを入れるなら、きっちり巡航運転にしてからが良さそうだ。
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ストーブのサイズに対して、廃材がでかすぎるだろ。

そだねーー。

 

ちょっと廃材を動かして火が回りやすくしてあげれば、いい感じでかるーく燃える。

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 温度もさほど上がらず、もちろんストーブが暴走することもない。

燃えている時間もそこそこ長い。

ただ、たいして暖まらない、というだけだ。

 

ちょっと肌寒くなってきた秋や、シーズンの終わりかけの春先に便利な焚き方だと思う。

 

まあ、今の季節は三寒四温。寒くなったり暖かくなったりを繰り返す。

実はさる3月4日、あまりにも日中が温かく、夜になっても気温が下がらなかったので、薪ストーブシーズンが始まって以来、初めて丸一日ストーブを焚かずに過ごした。朝も夜もなしだ。

次の日、朝起きるとさすがに少し肌寒かったが、もう春がそこまで来ていることを実感した。

だんだん焚かない日が増えてきて、やがて完全に必要ない季節がやってくるのかな。

春が来ると焚けなくなって寂しく感じるのかと思っていたが、暖かい季節が来ることが思いの外、嬉しく感じる。

 

そういえばこの前、座禅草を見た。
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2月から3月の冬の終わりに見頃を迎える座禅草。なかなかユニークな姿だ。

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見渡せば、あちこちに群生しとる。

 

スプリングハズカム。

さあ、本格的な薪割りの季節到来か?