薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

薪ストーブ始生代97 薪棚3号機が完成。薪棚について振り返りつつ、現在の薪の量を確認する。

薪棚作りはたのしい。

 

完全な素人日曜大工なのだが、インパクトドライバーのおかげで、実に手軽に作ることができている。

家を建て替えたときにもらった廃材や端材、そして昔から実家に置かれていた用途不明の木材、そして役目を終えたラティスなどを組み合わせて、それでも足りない長い木材や波板などはホームセンターで購入し、低コスト薪棚をいくつか作った。

簡単にいままでの薪棚作りを振り返ってみよう。

 

まずは去年の7月。建設予定地の様子から。
f:id:akagestoves:20180317172005j:image

ここだ。

この草とキョウチクトウと紫陽花が好き放題に生えている場所に薪棚を建てていくのだ。

 

まず、薪棚1号機は以下のような経緯で完成した。製作時期は去年の8月だ。

 薪ストーブ前史・総集編⑧「薪棚の新設」編 - 薪ストーブクロニクル

この記事でも書いているが、サイズは250×180×90㎝だ。

f:id:akagestoves:20180317172701j:image

満タンになれば約4立米だ。もしここに全て2年乾燥もののくぬぎや楢をずらっとならべたら、それだけで1年分の薪になりそうだ。

ただ、この薪棚は最初に作ったということもあっていくつか問題がある。

まず、雨漏りをしたのだ。これは後日修理したが、直すまで雨漏り一帯の薪たちは全く乾燥しなかった。

そしてもうひとつの問題、それは強度に大きな不安があるのだ。

容量が大きすぎて、サイドのラティスにかかる圧力が強くなりすぎた、

そのため、薪の重さに負けてラティスが一部破損しはじめている。

これは由々しき問題なので、早急に直したいのだが、現在目一杯の薪が充填されているので、なんとか策を講じたいと思う。

破損したラティスの補修ももちろんするが、積んでいる薪の重力を分散する工夫も必要だろう。真ん中に仕切りをしてみようか。

f:id:akagestoves:20180315190301j:image

まあ、ともあれ、この薪棚はあっという間に一杯になった(左側には作りかけの薪棚2号機の土台が見える)。あまり上質の薪を置いていいるわけではないので、あまり期待はできないが。

 

 さて、続いて薪棚2号機を作った。

 薪ストーブ始生代77 薪棚2号機を建てる - 薪ストーブクロニクル

薪ストーブ始生代78 薪棚2号機完成 - 薪ストーブクロニクル

この薪棚は1号機での反省を踏まえて、波板の方向を変えたり、あまり巨大にしすぎないように、と控えめなサイズにした。
f:id:akagestoves:20180315190440j:image
180×180×90㎝ なので、3立米弱の容量だ。しかし、この薪棚にも問題があって、波板の長さをケチッたために、やっぱり雨が薪を濡らすことになってしまった。

波板の軒を長くしすぎると、台風などの強風の時に不安なので、それで短くしたのだが、それが仇になった。

薪棚の雨漏りや波板の問題については以下の記事を読んでくだされ。薪ストーブ始生代87 薪棚1号2号の屋根の修繕 - 薪ストーブクロニクル

 f:id:akagestoves:20180315114055j:image

そんなわけで、薪棚1号機と2号機は完成した。

 

 さて、次に薪棚3号機、と言いたいところだが、昔使っていた仮設の薪棚を改良して、薪棚ゼロ号機として復活させたものを次に作った。

↓これが改良前の薪棚ゼロ号機。
f:id:akagestoves:20180315115638j:image
薪ストーブ始生代89 薪棚0号機の移築 - 薪ストーブクロニクル

それに屋根をつけて補強をして再生させたのだ。
f:id:akagestoves:20180315190621j:image

 こいつはだいたい1立米ほどの収容力だが、となりに自立式の薪置き場を併設したので、合わせて2立米は置ける。
f:id:akagestoves:20180315121325j:image

 

さて、そんなこんなで、いくつかの薪棚を作ってきたのだが、このほど、ついに薪棚3号機に着手した。

一応屋根をつけて「薪小屋」という体裁を整えた薪棚を自宅の敷地に作るのはこれが最後になる予定だ。

 

・・・・・

 

で、2日間の休みを利用して一気に作り上げた。

f:id:akagestoves:20180308095839j:image
左から2号機、1号機、そして何も入っていない空の薪棚が今回作った3号機だ。

f:id:akagestoves:20180308095851j:image
少し背が高いが、基礎も高いので収容力は2号機とほぼ同じか、やや小さいかもしれない。真ん中にラティスで仕切りを入れて薪の重力を分散する作戦にしたので、その分容量も小さくなっている。

たぶん2.5立米強くらい入る。

そして一番右のやや狭い縦長のスペースには焚き付け材を入れるつもりだ。

 

これで、

1号機・・・4立米

2号機・・・3立米

3号機・・・2.5立米

ゼロ号機・・・1立米

その横に・・・1立米

合計11.5立米の収容力を自宅回りに確保できた。

質はまちまちだが、そのうち薪で埋まっているのが、

1号機・・・3.5立米

2号機・・・3立米

3号機・・・0立米

ゼロ号機・・・1立米

その横に・・・1立米

そして、もうひとつ、井桁に組んで積んでいるくぬぎ薪が1.5立米ほどある。
f:id:akagestoves:20180315122548j:image

写真では崩れているが(汗)、ちゃんと積み直したよ。

 

つまり現在自宅には合計10立米の薪を確保している。

きちんと乾けば、来年、再来年までの薪は大丈夫だろう。いや、見立てが甘いのか。

まだ、全然薪の必要量の感覚がつかめない。

針葉樹が多めなのも不安要素といえる。

ヒノキは軽いが役に立つ、の格言どおり、針葉樹は役に立つのだが、いかんせん、たくさんあるように見えて、見かけ倒しで、あっという間になくなるのが悲しいところだ。

 

山の方にある第2薪場にも上質のくぬぎ薪をたくさん作っておこう。

今はとにかく薪貯金だ、薪貯金!