薪ストーブ原生代⑥ 移動式薪棚であり、可変式薪棚でもある
薪棚の定義がどのようなものか、正確にはなんとも言えないが、ともかく薪を積み上げておく棚のことだと大雑把に言ってしまうなら、まあ今回作ったものは薪棚と呼べるのだろう。
薪棚にお金をかけずにどこまで充実したものが作れるか、去年から色々試行錯誤しているのだが、たまたま親戚から不要になった角材をいただいたので、前から気になっていた薪棚作りに挑戦することにした。
その気になっていた薪棚とは、「移動式」、つまり常設ではなく、移動することができて、さらに「可変式」、つまり収納できる薪の量を自由に変えることができる薪棚だ。
玄関の前など、夏場は使わない場所にたくさんの薪を置いたり、春や秋は少しサイズダウンしたり、ということができたらいいなぁということで、作ってみることにした。
今回貰った角材は一辺が6㎝の角柱で、長さは2メートルのものと1.5メートルのものと1.2メートルの三種類の長さのものが混在していた。
適当に図面を引いて、必要な分量を室内のテラスに運び込んだ。なぜ室内かというと、外が雨だからだ。雨でも作業ができる場所があるというのは本当にありがたい。
運んだ材を手ノコで切断する。
シルキーシリーズの中でも切れ味に定評がある「ガンファイター」で、さくさく切っていく。
はい切れた。
今回使うのは、
1.5mの物が4本、
1mの物が4本、
40cmの物が4本、
28cmの物が2本。
それをインパクトドライバーで止めていく。
簡単に完成。
する、と思っていたのだが、これが一人では全然組み立てられなくて、奥さんにかなり手伝ってもらった。
完成する頃には陽が落ちてきた。
下の画像のように、縦の支柱を材で挟んで、強度をアップする。
これでずいぶん、横方向への負荷に耐えられるはずだ。
こんな風に挟んで使う。
もっと長い薪棚にしたかったら、さらに下に台になる木を置いたら、いくらでも長い薪棚にできる。
後日、天気のいい日に、フローリングの塗装で余った塗料(VATON)をニスがわりに塗って完成!
本当は薪を積んだあとの姿を披露したかったが、まだ設置場所が確定していないので、それはまた今度。
とりあえず、またひとつ、新しい薪棚が仲間に加わった。
移動式、かつ可変式の薪棚。
その活躍や、いかに?