薪ストーブ原生代⑬ 薪棚2号機の進化論
チャールズ・ダーウィンはガラパゴス諸島の亀を見て、進化論の着想を得た。
我が家の薪棚2号機も、ガラパゴスゾウガメ並みに独自の進化を遂げている。
まず、軽く振り返ってみよう。
9月。
薪ストーブシーズンが始まった。
その時の薪棚2号機の姿はこれだ。
今年の始めくらいに薪を積み始めたこの薪棚。針葉樹やボケた薪を前面に出して、今シーズンの主力として調教してきた。
それが以下のような経緯で、進化を始める。
薪ストーブ原生代④ 薪棚2号機の整理と薪割りドンドン - 薪ストーブクロニクル
9月に入ってしばらくすると、このような姿に進化していた。
あれ、まだ今シーズンの初焚きもしてないのに、前面に出ていた針葉樹やボケた薪はすっかり姿を消して、後列のくぬぎがその姿を現し始めたぞ。
さらに真っ白な雑木の薪も前列に積まれ始めた。
と思ったら、ニトンダンプが運んできてくれた大量の原木を薪割りして、あっという間に薪棚が進化していく。
そして、秒殺で薪棚2号機がフルチャージ。
後列のくぬぎ、前列の様々な雑木。
およそ3立米強の薪で埋め尽くされた。
あっという間の進化だ。
これでこの薪棚2号機の進化はしばらくとまってしまうのだろうか?
いやいや、一見この先しばらく変化も進化も見られないように感じるかもしれないが、薪はここから進化する。
およそ2年かけてしっかり乾燥し、完璧な2年乾燥薪へと、最後の進化を遂げる。
おそらく2020年に、その最終形体まで進化した薪たちが見られるはずだ。
後列のくぬぎは半年ほど前に割ったものだから、ひょっとすると来年でも焚けるかもしれない。しかし、このくぬぎはかなり大割りで割ったので、乾燥にも手間がかかるはず。
2年半の乾燥期間を予定している。
おまけ
この木はなんだろう。
まるで芸術家が張り絵をしたかのような木肌。
森の中でも、異彩を放つこの木。
詳しい人に聞いたら、「シャラ」という木なのだそうだ。
6月頃に椿に似た白い花を咲かせることから、「ナツツバキ」という異名もあるらしい。
こんな洒落た木肌の薪を所有してみたいものだ(笑)。