「カンブリア爆発」という言葉をご存じだろうか。
にわか仕込みの知識で恐縮だが、地球の歴史が古生代のカンブリア紀に入ったとき、一気に生き物の種類が増えた現象のことを言うらしい。その時期から急に多種多様な古代生物の化石が発見されるようになったようなのだ。
原生代から古生代へのバトンタッチ。
その古生代の一番最初の時代区分をカンブリア紀という。カンブリア紀は5億4200万年前から4億8540万年前までの期間を指す。
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あれ、このブログって薪ストーブブログですよね?
そう、2シーズン目を「薪ストーブ原生代」と名付けていたのだが、3シーズン目は「薪ストーブカンブリア紀」だ。
ほとんど管理人の趣味だけの理由で、我が家の薪ストーブライフを地球の歴史に重ねて著述しようという壮大極まりない企画なのだ。
ちなみに薪ストーブ導入前を「薪ストーブ前史」、1シーズン目は「薪ストーブ始生代」、2シーズン目が先程も書いたが「薪ストーブ原生代」だ。
その辺の詳しい経緯は、暇があったら過去の記事を見てくだされ。
●導入前
薪ストーブ前史 カテゴリーの記事一覧 - 薪ストーブクロニクル
●1シーズン目
薪ストーブ始生代(1st Season) カテゴリーの記事一覧 - 薪ストーブクロニクル
●2シーズン目
薪ストーブ原生代(2nd Season) カテゴリーの記事一覧 - 薪ストーブクロニクル
それにしても、原生代の次は古生代なのだから「薪ストーブ古生代」でもよさそうなものだけど、古生代にはカンブリア紀をはじめとして個性豊かな時代が次々現れて面白いので(ちなみに全部で6つある)、読者にはどうでもいいだろうけど、今シーズンは「薪ストーブカンブリア紀」で1年間お付き合い下さいませ。
さて、それで、話は暴投に戻る、もとい冒頭に戻るのだが、「カンブリア爆発」だ。
それまで、ほとんど化石が発見されなかったのに、カンブリア紀に入った頃から急激に生物多様性が現れてきたらしい、ということ。その爆発的な生物の進化のことを「カンブリア爆発」というのだ。(※後述するが、この説は現在否定されつつある)
その爆発後の地球の様子がこれだ。
それまで、昆布みたいな海草がポヨポヨと漂っていた殺風景な海な風景が、一変したかのようだ。
まあ、歴史としての信憑性はひとまずおいておいて、「カンブリア爆発」なんて、やたらとロマンのある言葉だ。
そして、我が家の薪ストーブ事情も、どうやら「カンブリア爆発」を迎えそうなのだ。
いや、爆発なんて言葉はちと物々しいが、しかしそんなことを書くのには根拠がある。この3年間、こつこつ集めてきた多種多様な薪たちの乾燥が完了して、一気にスタンバイオッケーになっているはずだからだ。
特に、去シーズンまで針葉樹かボケた雑木をメインで焚いてやりくりしてきたのに、今シーズンはいきなり年内から「コナラ」を焚く予定だ。
そう、あの薪ストーブユーザーの永遠の定番薪、コナラちゃんだ。
ばっちり乾燥したコナラ、そしてそれに続くのは、くぬぎやその他様々な雑木たち。
もちろんボケたやつは全然なくて、乾燥期間も1年半から2年と、ちょうど乾いているはず。
苦節3年。ついにいっぱしの薪ストーブユーザーのようなちゃんとした薪を焚ける。
これを「カンブリア爆発」と呼ばずして、なんと呼ぼう。
そんなわけで、次回からはこの「カンブリア爆発」がどれくらいの爆発っぷりかを少しずつ紹介しつつ、ぼちぼち冬支度を始めることにしよう。
※現在の考古学の研究では、カンブリア紀に入るとすぐに生物の種類が爆発的に増えた、という説は否定されつつある。諸説あるが、それまでの生物もいろんな種類が現れてはじめていたが、化石として後世に残らないような身体の組織をしていたので化石として発見されなかった、また、カンブリア紀に入ってからの生物は比較的固い身体の組織だったので化石として見つかった、という考え方がちょっと納得できた説明だった。もちろん、真実は謎のままだ。