薪ストーブカンブリア紀③ 冬支度を始めよう~架設薪棚の設営
夏が終わって、涼しい気候になったとたん、身体が動くようになってきた。
さあ、冬支度を始めよう。
冬支度は楽しい。
玄関前に薪棚を設置して、当面焚く薪を積んでいく。
空いた薪棚に薪を移動させて、新しい薪を割り入れていく。
薪ストーブ回りを整えていく。
だんだん、冬モードに変わっていく家の内外。3年目だが、やっぱりワクワクする。
我が家での冬支度の初めは、玄関前に移動式の薪棚を設置することだ。
ちょうど1年前に作った移動式の薪棚については、以下の記事に詳しく書いた。
薪ストーブ原生代⑥ 移動式薪棚であり、可変式薪棚でもある - 薪ストーブクロニクル
夏の間は、南向きのテラスはいい立地なので、あまり物を置かずに、長椅子を置いて黄昏れたり、テーブルを出してきて外で晩ごはんを食べたりしていたのだが、冬は寒いのでテラスで過ごす時間も少なくなる。
ここは冬は薪置き場、それも、ここから運び込まれて炉内に放り込まれる前の、臨戦態勢の薪を置く場所になるのだ。
というわけで、片側ずつ、移動式の薪棚を運び込む。
二つを向き合わせて完了。
実に簡単。
材料さえあれば、この薪棚は本当にオススメだ。
強度も全く問題ない。
ただし、外に置く場合は、屋根をどうするか、工夫は必要だが。
さて、この設置した玄関前の薪棚に、今年はこの薪から置いていこう。
これは、全てコナラ。
そう、鼻血が出そうなくらい憧れた(笑)、コナラちゃんだ。
ここのコナラの入手経緯、及び薪割りの様子については以下の記事に詳しい。
薪ストーブ始生代109 軽トラのデビュー戦・コナラの原木を入手する - 薪ストーブクロニクル
薪ストーブ始生代110 コナラの薪割り~コナラとくぬぎの違いについて - 薪ストーブクロニクル
薪ストーブ始生代113 コナラの玉を退治した - 薪ストーブクロニクル
このコナラは、薪割りしてから1年3ヶ月の乾燥期間だ。
意外と短い時間で戦線に投入されるかと思われる向きもあろうかと思うが、実はこのコナラ、原木としてもらった段階で、すでに倒木として1年弱寝ていたものだ。
なので、原木状態ですでに結構乾燥が進んでいて、そのおかげで恐ろしく割りにくかった。
初めて割ったコナラだったので、てっきりコナラは割りにくい樹種なのかと勘違いしてしまった。
その後、伐りたてのコナラを薪割りしたら、非常に割りやすくて、誤解がとけた(笑)。
太陽と雨に晒された側は、ひどく焼けている。
板を置いて雨避けをしていた壁側は実に美しい薪の色を保っている。
こいつらを移動式の薪棚に全部並べたらこうなった
うちのわんこは怪訝そうな目で薪を眺めていた。
そして、一番目立つ場所に「見せ薪」として置いておいたコナラの薪棚が空になってしまった。
ここには早急に新しいコナラを並べる予定だ。
数日前が仲秋の名月だった。
犬を連れて、月の出を見に出掛けた。
月の出の時間は毎日30分ずつくらい、遅くなっていくんだということを初めて知った。
前の日は6時半くらいに月が顔を出したのに、見に行った日は7時が月の出時間だったからだ。
さて、もうすぐ秋分の日。
いよいよ冬がすぐそこまで来てる。
初焚きまでは、あと少しだ。