薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

薪ストーブ三畳紀①「そして2年の月日が流れ去り…」

今から44年前の1981年に、日本で最も売れた曲は寺尾聰の『ルビーの指輪』だそうだ。

 

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その曲の最後のリフレインで、寺尾氏はひたすら、

♪そして2年の月日が流れ去り、街でベージュのコートを見かけると、指にルビーのリングを探すのさ、貴女を失ってから~

と何度も何度も歌うのだが…。

 

このブログも、最後の更新から2年の月日が流れ去っていた事に驚愕している。

 

この2年の間に何があったかな。

相当色んな事があったはず。

 

かつてあんなに猛威を振るった新型コロナウイルスも、いまではインフルエンザとどっこいどっこいの立ち位置で、あの5年前の騒動は何だったのかというほどに落ち着いてる。

 

平穏な日常が戻ってきた。

 

そう、サディズムの権化のような資本主義的日常が、またしても僕たちの頭上をすっぽり覆ってしまっているのだ。

 

成長、拡大の至上命令のもと、世界経済は相変わらずやりたい放題しているし、その暴走は今のところ止まりそうにない。

 

でも、この沈黙の2年間、まあ沈黙していたのは僕(ブログ管理人)だけだが、この2年間だけでも、はっきり地球温暖化の進行を感じるし、最も暑かった印象のある去年の夏がかわいく見えるほど、今年の夏は暑かった。

 

というかまだ暑い。

 

スマートフォンを触るくらいなら、畑の土を触ろう』をテーマに暮らしていた。

SNSの世界とは無縁の生活だし、テレビもなければWi-Fiもない。情報というものを意図的に遠ざけていた。ブログ更新などという些末な事をするくらいなら、畑仕事をしていようという気持ちでいたので、まさか2年もほったらかしにしていたことも全然気付いていなかった。

 

なぜ久しぶりにブログを更新する気になったかというと、温暖化に対してまだ間に合うか、とか意味があるか、とかはさておき、発信できることはしておいた方がいいんじゃないかと思ったからだ。

 

人生は短い。

 

まあ、暑すぎる夏に、思うところがあったわけだ。

 

というわけで、またぼちぼち色んな事を書いていきたいと思う。

 

このブログは薪ストーブブログなので、薪ストーブのことも書いておこう。

薪ストーブは相変わらず我が家の唯一の暖房器具だし、薪は売るほどある。

 

↓駐車場を占拠しはじめた薪たち。

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昨シーズンは、実際に軽トラ4台分の薪を販売することになった。

薪置き場のスペースがすっきりしてありがたかった。

そういうことをブログに書きなさいよと自分でも思う。

 

で、薪ストーブを焚きはじめて9シーズン目の今年は、古生代がついに終わり、中生代三畳紀に突入だ。恐竜が活躍する時代だ。

なんのこっちゃ、という方もおられると思うが、我が家の薪ストーブの歴史を、地球の歴史区分になぞらえて名付けていく、という当ブログのささやかな方針で、今シーズンを便宜的に『薪ストーブ三畳紀』と呼びますよ、というただそれだけのこと。

 

去年全く更新しなかったので、古生代最後の区分であるペルム紀について全く言及できなかったのは残念だが、まあ仕方がない。

 

現在は人間の影響が地球上の隅々にまで及んでいる時代なので「人新世」という新たな時代区分に突入しているらしいが、このブログは「薪ストーブ人新世」までたどり着くことができるんだろうか。

 

長くなったので、一旦ここで終了。

 

また近いうちに会いましょう。