薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

2023-01-01から1年間の記事一覧

薪ストーブ石炭紀① 『リビングインザマテリアルワールド』

『リビング イン ザ マテリアルワールド』 マドンナじゃないよ。 ジョージハリスンです。 ジョージが死んで22年も経つなんて信じられない。 ちなみに僕が生まれたのはジョンレノンが死んだ年だ。 ジョージのリビングインザマテリアルワールドというレコード…

僕はきこりになった 第7話『先ず、チルより始めよ』

林業と言えば、チェーンソーでバリバリ木を伐るというイメージがあった。 そして実際、年がら年中チェーンソーで木を伐っているわけだが……。 林業の仕事を始めても、すぐにチェーンソーを使わせてもらえるわけではなかった。 そもそも「数日間の講習を受けな…

僕はきこりになった 第6話『地獄の沙汰もコシアブラ』

山によく出掛ける一部の人たちの間で言われている言葉に次のようなものがある。 山菜の王様はタラの芽 山菜の女王はコシアブラ タラの芽はかなりメジャーで分かりやすく、採取も容易な山菜なので、そして、なにより美味しいので、王様というのは理解しやすい…

僕はきこりになった 第5話『入社初日の出来事③』

~前回までのあらすじ 林業の世界飛び込んだ入社初日。大ベテランの風貌をしたぺーぺーの先輩、ミスターTにニヤニヤされながら、太い雑木を伐採するためにワイヤーや牽引具を設置して準備をしていたら、午前中が終わってしまった~ お昼は一旦事務所に帰って…

僕はきこりになった 第4話『入社初日の出来事②』

~前回までのあらすじ 従業員が熊に教われた林業会社に就職することになった「僕」。入社初日に地下足袋やヘルメット、のこぎりと鉈を手渡されて、それらを身に付けている時に、出勤してきた、いかにも大ベテランという風格の先輩に声をかけられた、というと…

僕はきこりになった 第3話『入社初日の出来事①』

いよいよ林業の世界に足を踏み入れた。 その記念すべき第1日目に起きたことをおそらく一生わすれないだろう。 2018年4月1日。 その日は日曜日だった。 日曜日も基本的には誰か出勤して作業をしているらしく、その日が僕の初日になった。 とはいえ、日曜日に…

僕はきこりになった 第2話『勝手に準備をする』

従業員が熊に襲われた林業会社に就職することが決まった。 木こりになるのだ。 ん? 熊? ツキノワグマとかグリズリーとかそういう奴か? まあ、それは一旦置いておこう。 林業という職種に就いている知り合いが一人もいないため、就職にあたってどんな準備…

僕はきこりになった 第1話『きこりになる』

今回から、新しいネタを始める。 題して『僕はきこりになった』。 なんのこっちゃ?と思われる方も多いと思うが、タイトルそのままだ。 きこりになったのである。 正確に言うと、全くのド素人から林業の世界に飛び込んで、今日で丸五年が経過した。 小沢健二…

薪ストーブデボン紀⑨ 春の祭典、針葉樹薪の実力、そして次回予告

ふきのとうに始まる春の祭典が始まった。 そう、春に順々に芽吹いていく、山菜や野草たちのパレードだ。 2月後半のまだ雪の溶け残る棚田を歩くと、真っ先に春の訪れを告げるふきのとうが顔を出す。 その小さなつぼみをいただいて、天ぷらにする。ふきのとう…

薪ストーブデボン紀⑧ 大雪で樫の薪棚が崩壊。切り干し大根を作る。

崩壊したときが、焚き時だろう。 いきなり、なんの話かというと…。 大雪で樫の薪棚が崩れた。 もともと屋根として置いていたトタンが不安定だったので、不思議はないが。 雪の重みで屋根が落ちたとき、薪棚の上半分の薪も運命を共にして崩れてしまったようだ…

薪ストーブデボン紀⑦ 薪棚マネジメントも楽じゃない

薪の移動が好きだ。 乾燥した薪を、玄関前のスタンバイ用薪棚に移動させたり、新しく入荷する予定のフレッシュな薪たちのために、薪棚を空けて、薪棚をマネジメントするのは薪ストーブユーザーの日常業務だ。 今年の薪はこの薪棚の薪を使おう。 来年用の薪の…