薪ストーブデボン紀⑧ 大雪で樫の薪棚が崩壊。切り干し大根を作る。
崩壊したときが、焚き時だろう。
いきなり、なんの話かというと…。
大雪で樫の薪棚が崩れた。
もともと屋根として置いていたトタンが不安定だったので、不思議はないが。
雪の重みで屋根が落ちたとき、薪棚の上半分の薪も運命を共にして崩れてしまったようだ。
まあ、崩壊としてはかわいいものだ。
胸高程度の小さな薪棚だし、樹種が樫とはいえ、もう割ってからずいぶん経つ薪だ。
乾燥による重心の変化に雪の重さが加わって薪棚が崩れたのなら、もう焚き時だというサインなのだ、と解釈した。
調べてみるとこの樫の薪棚を作ってから、もう丸四年経っていた。
思わず遠い目になる。
この樫の薪はなかなか思い出深い。
以下のような経緯で入手した薪だ。
薪ストーブ原生代32 一本の樫の木からできる薪 - 薪ストーブクロニクル
まだまだチェーンソーの使い方も、ひよっこレベル。
ビクビクしながら根コケした梶を切断していたことを懐かしく思い出す。
こいつらを2月の半ばの、寒さのラストスパートにむけて焚いていこう。
と今朝、この崩壊を目の当たりにして、即興的に考えたわけだ(笑)。
さて、久しぶりの大雪だ。
薪棚の屋根に載った雪の量が半端じゃないぞ。
↑これなんかは、50センチは積もっているか。
こっちもそうだ。なんか変形してるぞ。
これらは、かなりの材積が確保できる主力の薪棚なのに、強度に不安のあるので、真っ先に雪を降ろした。
しかし前述の樫の薪棚はスルーしたのだが、計算違いだった。
薪の山はいずこへ
さて、1月の頭に大量に入荷したコナラの玉。
1月半ばに半分以上割り終えた。
ちなみにこの時が、電動薪割り機のデビューだった。
奥さんに電動薪割り機を使ってもらって、僕は斧で割るという、速度2倍な薪割りだ。
一時間ほどで、あっという間に薪の山ができたわけだ。
さて、そんな薪の山が雪でこうなった。
もはやなんのこっちゃ、さっぱり分からん(笑)。
ちょうど、次に割ろうと思っていた玉が薪割り台の上にあったので、雪の中から顔を出していた。
マッチ棒か何かかしら?
せっかくなので、雪中薪割りもしてみたが、
次の玉がどこにあるかわからなくなっているので、1玉だけ割って終了した。
なんとも消化不良だ。
切り干し大根を作る
我が家の周辺でも、ここ10年で一番雪が降ったが、まだまだ雪国と比べれば、生活に支障もなく、平和なものだ。
それでも、ここまで降られると、普段なら降雪時でもできていたことが、全然できない。
家の中で暇なので、切り干し大根をたくさん作ることにする。
ストーブの上に吊るして乾かす作戦だ。
角度を変えるとこんな感じ。
数日間、ストーブをガンガンに焚くと、パキッと折れるくらいに乾くので、それで完成だ。
↑左側が50%ぐらいの乾燥、右側がほぼ乾燥完了。
天日に干した方が栄養が引き出されるようだが、それでは量が作れない。
薪ストーブで超お手軽に美味しくできるので、まあこれでいいや。
できたら瓶のなかにどんどん入れていく。
大量の大根を使うが、乾燥すると本当に目減りするので、まだまだ作らなくては。
久しぶりの大雪で、すっかりのんびりさせてもらった。
犬や猫たちも楽園気分でくつろいでいる。
ぐうたらな僕でもそろそろ働きたくなってきた。やるべきことは山のようにあるのだ。
そろそろ活動再開できるくらいには雪が溶けてほしいものだ。