2018-01-01から1年間の記事一覧
大晦日。 平成30年も終わりだ。 来年は元号が変わるらしい。 平成の世は、日本史、世界史、人類史的には態度保留と思考停止の30年だった気がする。 この30年で何か次の世代に希望が持てる前進があっただろうか? 真綿で首を絞められるように、じわじわと絶望…
さあ年末だ。 年末といえば、することは一つ。 薪割りだ。 だいぶ宿題がたまっていた。 1立米のヒノキ。 コナラや桜や椎。 少しずつ割って、ここまで玉を減らした。 それでもまだヒノキが1/3ほど。 とりあえずヒノキから行くか。 ここ最近の寒波で針葉樹の…
樫の倒木処理をお願いされるまで、我が家には樫の薪は(たぶん)一本もなかった。 少なくとも樫と認識できているものは存在しなかった。 樫の倒木処理の様子は以下のページにまとめてある。 一日目 薪ストーブ原生代⑲ 樫の木との格闘~Round-1~ - 薪ストー…
あっという間に山の上は雪景色だ。 ぼんやりしていたら、本格的な冬が始まっていた。 地面も凍てはじめている そうなってくると、針葉樹薪やボケ薪だけをセコセコ焚いていても、なかなか部屋は暖かくなってくれない。これは不思議なものだ。 同じように炎を…
冬に美味しい生クリームが手に入った時だけ作る風物詩料理がある。 スウェーデンの郷土料理、「ヤンソンさんの誘惑」だ。 薪ストーブの炉内で焼き上げて、ポカポカの部屋でお腹いっぱい食べた。 無事に冬を迎えられた幸せを噛みしめている。 どんな料理か、…
うちの新しい家族と薪棚。 ひょんなことから、我が家に犬がやってくることになった。柴犬のはっちだ。 柴犬は運動が特に大切なので、いままで以上に早起きになった。 さて、まだ寒さが厳しくなる前なので、ちょっと前までは針葉樹を焚いていたが、最近ボケ薪…
コナラ病を発症している。 といっても、コナラが何かの病気になって腐ったり駄目になっているという訳ではない(笑)。 僕がコナラ病なのだ。 コナラ。 英語ではオーク。 そういえば、昔観たホビットという映画に出てくるドワーフの王に、トーリン・オーケンシ…
12月だ。 毎年ならとっくに近所の山が初冠雪しているのに、今年はさっぱりだ。 薪ストーブ生活で(そして犬を飼いだしたので)早起きが定着した。あんなに夜型人間だったのに。 そして、冬の早起きは、夜明けを楽しむことができる。 毎日違う夜の明け方。 本…
寒い。 でも、さほど寒くない。 まだまだガツンと本格的な冬が来ていないのだ。 室温は15℃を切ることも多くなってきたが、まだ外気温は5~10℃をいったりきたり。 さほど、寒くない。 でも、薪ストーブをつけなければ、やっぱり寒い。 そんな、ほんのり寒い今…
日曜日の早朝。 朝日が昇る頃。 久しぶりに樫の倒木の現場に行ってみた。 最初、こんな状態だったが、 枝を払ってこうなって、 幹を落としてこうなって、 太い所を片付けてこうなって、というところまでが、前回までの作業の振り返りだ。 ここから、今日は主…
干し柿がいい感じに仕上がってきた。 そんな11月のある日。 仕事がお昼で終わったので、午後からふと思い立って薪棚の整理と薪の移動をすることにした。 最近、樫の倒木の処理で土場が狭くなってきているのを感じていた。 そして、貰ってくる原木のグレード…
某小学校の前にある由緒ある神社に樹齢200年は超えているであろう桧(ひのき)の古木がある。 なんと、その桧が少しずつ傾いているらしい。すぐに倒れることはないけれど、傾いている方の枝を伐採して、重心を反対側に向けようという作業が行われていた。 そ…
樫の木の処理。 作業2日目。 前回の作業では葉のついた細かい枝などを取り除いて、倒木の全貌が分かるようになったところで時間切れになった。 今回はいよいよ核心部分に迫る。 つまり前回より断然太い幹を処理しなければいけない。 とりあえず始めに、張力…
よく晴れた朝。 村の寄り合いで仕入れた情報を頼りに、樫の倒木現場にやってきた。 お、ここか。 左手は緩やかな崖。 右手は鹿避けのフェンス。 そして農道を完全に埋め尽くしているとおぼしき樫の木。 もう少し近づいてみよう。 なるほど、こいつか。 ミッ…
少し前の話になるが‥。 10月末のある夜の村の集まりでのこと。 一通り議題が終わり、帰るころになって隣の家のおじさんに話しかけられた。 「ところで、樫の木って焚き物にどうなの?」 焚き物とは、まあつまり薪のことだ。 か、か、樫! いいに決まってる…
11月。 秋が深まる季節のはずだ。 紅葉はだんだんと緑から赤へとその色を変えていく。 寒い季節はすぐそこだ。 しかーし、我が家はマイルドパッシブソーラー住宅なので、太陽の恩恵を受けて室温はまだ高め。 薪ストーブを焚かなくても室温は18℃くらいを行…
ついに今シーズン最初の火入れだ。 とはいえ、まだガンガン焚くわけではなく、鋳物を薪火の高温に馴らすための「馴らし焚き」というやつだ。 これを初焚きと呼ぶべきだろうか。 というのも、前回の記事で色々書いておきながら、室温はまだ15℃まで下がっては…
前回の記事で書いたことだが、我が家には今シーズン安心して焚ける薪が少ない。 去年以上に心細い。 あることはあるのだが、まだ乾燥が不充分だと思われ‥。 ここの薪棚などは、余裕で焚ける桧と、ちょっと乾燥が怪しいくぬぎなどが混在しているが、それでも…
薪は足りるのか? きっとこの季節になると、毎年同じことを考えていそうだ。 去年の今ごろ、薪棚にはたっぷり薪があると思っていた。 きっと2年分くらい。 それが蓋を開けてみたら、2年分あるはずの薪を1年目でほとんど焚き尽くしてしまった。 恐るべし。…
久しぶりに畑の記事。 今年の夏野菜はプロの農家でも苦戦したみたいだが、ご多分にもれず、僕の畑も大苦戦だった。 キュウリやインゲンなどの比較的簡単な野菜でさえ、猛暑と水不足で次々枯れていき、乾燥に強いはずのトマトも、不作に終わった。 そんな中で…
チャールズ・ダーウィンはガラパゴス諸島の亀を見て、進化論の着想を得た。 我が家の薪棚2号機も、ガラパゴスゾウガメ並みに独自の進化を遂げている。 まず、軽く振り返ってみよう。 9月。 薪ストーブシーズンが始まった。 その時の薪棚2号機の姿はこれだ…
少し前にこんな記事を書いていた。 どこにでも置けて、大きさも変えられる、「移動式薪棚でもあり、可変式薪棚でもある」薪棚の話だ。 薪ストーブ原生代⑥ 移動式薪棚であり、可変式薪棚でもある - 薪ストーブクロニクル 親戚の家でちょっといい角材(6㎝角…
先日、ダンプカーに満載の雑木が我が家に届けられた。それを順次玉切りして、濡れないように空いていた薪棚に置いていくと、こんなことになった。 もともとはこの状態だった。 で、こんな感じで積みあげていた。 このまま放っておくと、頻繁に通過する台風の…
近所のお付き合いは大切だ。特に、田舎ではそれが大きな意味を持つことがある。 先日、ご近所のおじさんが突然(といっても前からそういう話はしてくれていたのだが)、雑木を持っていくわ、と連絡があり、本当に朝、2トンダンプでやってきた。 まじっすか…
前回、煙突掃除のつつぎだ。 煙突掃除をしたあと、床をきれいにしたり、炉台の汚れを落としたりしてふと自分の薪ストーブに目を向けた。 うーむ。 じじむさく薄汚れてるなぁ。 天板も側面も、ガラス窓も炉内も‥。 もちろんあと少しすれば、毎晩焚くことにな…
本当はシーズンが終わったらすぐにした方がいいらしい。 何の話かというと、薪ストーブの煙突掃除のことだ。 遅くとも、お盆休みにはまとまった時間がとれるはずだったので、そのときにしようと思っていたのだが‥。 情けないことに足を負傷して7針縫った。 …
去年は9月16日が初焚きだった。 今シーズンはまだ焚いていない。 はじめての薪ストーブシーズンだった去年。 ほんの少し肌寒いだけで、もう、焚きたくて仕方なくなって、9月後半はほとんど毎晩焚いていた。 去年の記録を紐解くと、9/16の初焚き以降、 9/23…
薪棚の定義がどのようなものか、正確にはなんとも言えないが、ともかく薪を積み上げておく棚のことだと大雑把に言ってしまうなら、まあ今回作ったものは薪棚と呼べるのだろう。 薪棚にお金をかけずにどこまで充実したものが作れるか、去年から色々試行錯誤し…
我が家の畑に白い彼岸花が咲き始めた。いよいよ秋だ。 さて、今日も薪のお話。 しつこいようだけど、去年の10月の台風で倒れたくぬぎの木を片付けて、その原木(ボケているのや枯れ木もあったが)を相当量貰った。 その模様は以下の記事にまとめてある。※ち…
これは薪棚2号機。前後2列満載に積み上げているので、ほぼ2.5立米の薪が収納されている。 まあ、いきなり薪棚2号機と言われても困る、という方は、まずこの昔の画像でおさらいを(笑)。これは今年の2月頃の1枚。 その上で、この薪棚がどういう経緯で作ら…