よもやま話
ふきのとうに始まる春の祭典が始まった。 そう、春に順々に芽吹いていく、山菜や野草たちのパレードだ。 2月後半のまだ雪の溶け残る棚田を歩くと、真っ先に春の訪れを告げるふきのとうが顔を出す。 その小さなつぼみをいただいて、天ぷらにする。ふきのとう…
2021年、今年の一枚。 今年もキノコをたくさん食べた。 ↑これはナメコ。幼菌と饅頭サイズに育ったものが共存している。というか、手前の饅頭サイズのものは、ヌメリスギタケモドキかと思ったが(どちらにしても食べられるキノコだ)味はナメコだった。 右上…
年が明けてから、しばらくは怒濤の忙しさ。 更新もご無沙汰だった。 ぼんやりしている間にアメリカのボスの首もすげ変わって、その影響で、またトランプの頃とは違った思惑で世の中が回っていくんだろう。 変化に巻き込まれて命の危険に晒される人、利益誘導…
気がつけばもう師走が手の届くところまで来ている。新しい薪ストーブシーズンが始まったというのに、ブログの更新は完全に凍結されていた。 いやー、毎晩楽しく薪ストーブライフを送ってるんだけどなぁ。 10月9日に初焚きを済ませて、10月は7回焚いた。11月…
今年も無事に土用干しをすることができた。 全然土用じゃないけど。 今年の土用の頃は、雨ばかりで、ほとんど太陽を拝めなかった。 そしてそもそも、まだ赤紫蘇が大きくなっていなかったので、紫蘇漬けが完了していなかったのだ。 畑から赤紫蘇を刈り取り、…
長い長い梅雨が終わった。 我が家の駐車場では、朝のうちだけ咲く花が満開を迎えている。 それがこれだ。 いや、これだって言われても、ただのボーボーの雑草ですがな。 実はこの雑草らしきものを近くで観察するとこんな感じなのだ。 青い花びらが2枚、特徴…
スーパーマーケットに行けば、今が端境期だなんてことを忘れてしまうくらい、ありとあらゆる野菜が棚に並んでいる。 だから、食べる野菜がないなんて言っても信じてもらえないかもしれない。 でも、確かに今は冬野菜と夏野菜の収穫期の境の、野菜が採れない…
一年ほど前から、徐々に始まったオフグリッド生活。 とはいえ「オフグリッド生活」というものをどう定義したものか、少し悩むところだ。 純粋な意味では、配電線から電気を貰わずに、電力を自給する生活のことをオフグリッド生活と呼ぶのが正しいかと思う。 …
便宜的に薪ストーブのシーズンを9月から翌年の8月まで、としているので、今日で2シーズン目が終わることになる。 真価が問われる2年目を「薪ストーブ原生代」と名付けて、この1年間過ごしてきたわけだが、忙しさにかまけてあまり記事をアップできなかっ…
暑さが少しずつ峠を越えてきた。 夜の寝苦しさがなくなり、空にはトンボが飛び交い、猫たちはくっついて寝るようになった。 しかし昼間の暑さは相変わらずか? お盆休みもあと少し。 全力でリラックスすべし。 その日は朝から野外ストーブに火を入れた。 よ…
ゴールデンウィークも終わる。 今年は例年になく、様々な作業時間がとれたので、薪割りもそれなりに楽しめた。 特に気になっていたのが樫の薪割りだ。 樫薪専用の薪棚を作って置いていったのだが、中途半端な量で中断を余儀なくされていた。 ゴールデンウィ…
全てのものごとには誰かの思惑が隠れている。 テレビにおけるニュースのチョイスやコメント一つとっても、巨大な企業の思惑を無視することはできない。 戦争だって、ほとんど思惑の塊のようなものだ。ただ単にお金儲けの手段に人殺しを利用しているにすぎな…
2年前、このブログを始めた頃はまだ家に薪ストーブがなくて、それどころか今暮らしている家にさえ住んでいなくて、公団住宅で薪ストーブについての妄想を膨らませていた。しかし近いうちに導入の予定があったので、薪ストーブについてリサーチをしたり、薪…
大晦日。 平成30年も終わりだ。 来年は元号が変わるらしい。 平成の世は、日本史、世界史、人類史的には態度保留と思考停止の30年だった気がする。 この30年で何か次の世代に希望が持てる前進があっただろうか? 真綿で首を絞められるように、じわじわと絶望…
憧れは、経年変化で美しく年月を重ねた味わい深い木の床だ。 建てたばかりの我が家は、まだまだそんな境地にはほど遠い。ただの無垢の杉の床。 味わい深い木の床はどうしたらできるのだろうか? 時間が経てば自然と美しく変化していく? まさか。 やはり、丁…
毎日、朝ごはんを食べる席からは、くぬぎとコナラの薪棚が見える。 そんな薪を眺めながら、来るべき冬の寒さを待ち焦がれる。 薪ストーブブログで有名なかわはらさんの「春夏秋は冬を待つ季節」とは実に秀逸なコピーだ、とあらためて思う。 猛暑日の連続記録…
三国志。 三國志とも書く。 古代中国を舞台に、魏の曹操、呉の孫権、蜀の劉備が三つ巴で覇権を争った、という有名な物語だ。 物語、とはいってもそれぞれの登場人物は実在の人物であり、赤壁や合肥など、合戦の舞台となった場所も実在する。 ただ諸葛孔明が…
ほんの数日だったが、急に寒い日が戻ってきた。 薪ストーブを焚かなくても過ごせなくはないが、ちょうど割っていた端材が少しあったので、夜の数時間、薪ストーブとともに過ごすことにした。 外気温はぐんぐん下がり、夜明けには一桁、しかも5℃を下回ってか…
くぬぎの風倒木処理の際に、頃合いの太さの原木が出たので、原木椎茸栽培に挑戦した。 まず、1月末に菌打ちをした。 原木椎茸となめこを育てる~きのこの菌打ちをする - 薪ストーブクロニクル これは完全に時期を間違えた。 まだ厳冬期に入る前の12月か、も…
まだ、田舎暮らしを始めて間もないので、色んな山菜が、村の回りのどこに生える傾向にあるのか、ということが分かっていない。 ちょっとスタートダッシュに失敗したが、フキノトウの季節なので、家の回りを散策した。 それなりに生えていたが、一番多かった…
薪ストーブの温かさを全身で受けながら椅子でくつろぐミケリアとごっすん。 ミケリアは木の椅子にユニ○ロのフリースを引いた上がお気に入り。 ごっすんは藤の椅子にモコモコブランケットを敷いた場所がお気に入りだ。 まあ、彼女らは気まぐれなので、お気に…
初めて薪割りをしたのは2016年の11月。アメリカ大頭領選挙が盛り上がっていた頃だ。 その頃は薪棚も薪を置くスペースもなく、割った薪をどうするかも考えていなかった。 いつかは恒常的な薪棚を作るにしても、まだ家も建て替えをしているときで、薪棚も作れ…
薪ストーブのブログを書き始めて、今日で丸1年だ。 365日で365個の記事を書いた。 この1年は、自分史上最も劇的な1年とも言えるのだが、その1年間、ちょっと大袈裟だが、何が起ころうとも、毎日更新してきた。 それはブログを始めるにあたって自分に課し…
薪は足りるんだろうか。 薪ストーブ一年目を迎えるにあたって感じていた不安は、まずそのことだった。 そして2月。薪ストーブシーズンも最終コーナーに入りつつある。 薪ストーブの薪の消費量と乾燥具合について、この一年目のシーズンで感じたことを書いて…
カメムシが多い年は雪が多いらしい、という仮説がどうやら当たっているようだ、という記事を書いてやれやれ、と思っていたら、今朝になってさらに積雪がドーンと倍になった。 まさか一日でこんなに増えるとは思わなかった。 心配なのは薪棚の崩壊だ。 昔読ん…
カメムシが多い年は寒くなったり雪が多くなったりするらしい。 そんな話をあちこちで聞いたり読んだりしていた。 そして「カメムシが多い年は、冬寒くなる? - 薪ストーブクロニクル」という記事にまとめたりしていた。 さて、その言い伝えだが、どうやら今…
夏目漱石がこんなことを書いている。 社会における事実や現実が道徳や行動規範を作るのであって、その逆ではない。学校で習う道徳を社会に当てはめるのは無意味なことだ、と。 どういうことかというと、教科書に「人に優しくしましょう、他人を思いやりまし…
あけましておめでとうございます。 2018年もあっさりと始まりました。 今年もボチボチと更新していこうと思っているので、気長なお付き合いをよろしくお願いします。 さて、今年も正月からガンガンに薪ストーブを焚いて、ぬくぬくと過ごしている。 新年が始…
さあ、大晦日だ。 なんとなく、今年一年(といってもブログをスタートしたのは2月だが)の様々な記事から、自分で選ぶ自画自賛記事ベスト10を挙げてみる。 なんと言っても、毎日アップしているので、それなりに記事を書いてきた。 どんなものを書いてきたの…
ここ一連の作業で、たくさんのくぬぎを手に入れた。 ほとんどが倒れたばかりのかっちりした倒木だったが、玉切りしてみると中にはこんなものも出てきた。 中央のピンク色の部分は普通の木の成分のままなのだが、周辺の黄色い部分はふかふかになっている。 木…