薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

ブログを書いて1年が経った

薪ストーブのブログを書き始めて、今日で丸1年だ。

 

365日で365個の記事を書いた。

 
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この1年は、自分史上最も劇的な1年とも言えるのだが、その1年間、ちょっと大袈裟だが、何が起ころうとも、毎日更新してきた。

それはブログを始めるにあたって自分に課した事を実行するためだ。

「せっかく始めるのだから中途半端になっては面白くない。とりあえず最初の1年間は何があっても毎日更新しよう」

というものだ。

 
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有名ブログの中には、かなり長期間に渡って律儀に毎日更新をしておられるものも多い。

これは物凄いことだと、この一年で改めて実感した。ちょっと真似できない。

 

実は今のところまだ薪ストーブを使い始めた1年目なので、まだまだ書きたいネタはある。 

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しかし、書いている時間がない。

 

通勤電車内での文章作成はいまや日常のことになったが、できればスマートフォンではなく、本を読みたい。そのジレンマもあった。

しかし、1年間書き切ってみて、なかなかの達成感がある。

 

実はブログを書くにあたってもうひとつ決めていたことがあって、それは知り合いにはこのブログの存在を伝えない、というものだ。

友達などに教えてしまうと、明確な読者がいるということもあってその友達に向けた文章にどうしてもなってしまう。

せっかくブログという匿名性のあるツールを使うのだから、徹底的に匿名性を利用して、思ったことを好きなだけ書いてやろう、と思ったのだ。

誰に遠慮することも、誰を意識することもなく(もちろん、こんなブログは薪ストーブユーザーか薪ストーブに興味がある人しか見ないだろうが)、やりたい放題してやろう、と思っていた。


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で、去年の2月に始まったこのブログ。

知り合いに伝えていないので、始めてすぐの頃は案の定誰も見なかった。

 

1ヶ月のアクセス数も100に満たない、という・・。たしか最初の月は98pvだったはずだ。

 

しかし、それでもゼロじゃないのだ、すごいな、一体だれが見てるんだ、とか思って書き続けたら、やがて1000を超え、10000を超え、もうすぐ月間20000アクセスに手が届きそうなところまで、増えた。

まあ、少し数が増えただけなので、それがどうした、と言えば、どうもしない。

こんなアクセス数は、インターネット社会という大海原の中では、海面に漂う藻のようなものだろう。

 

しかし、

 

掠めた星の数を競うのかい?

 

という歌もある。数は本質的なことではないのだ。ベストセラーにはそれなりの理由があるが、さりとてベストセラーの本や音楽が全て最高の本や音楽であるわけではない。

アクセスが多いかどうかよりも、大切なのはその質だ。

自分の言いたいことを自分の言葉できちんと書く、という当たり前の事をできているかどうか?日々反省だった。

最初の頃は、まだいまいち方針が定まらず、某有名ブログの文体をモロパクりしていたものだ(汗)。

 
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ただ、少しでも興味を持って読んでくれた誰とも知らない読者の皆さんには、本当に感謝しているのだ。

 

薪ストーブに関しては素人まるだしのブログなので、これからも素人らしいブログを書いていこう。プロの見解が知りたければ、プロの書くブログがいくらでもあるのだから、こいつの言ってることほんとかよ、と思ったら、いくらでも調べようがあるのだし。

 
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さて1年間毎日更新してきたこのブログ、人生の大切な時間を、もっと有意義で大事なことに使いたいので、これからは不定期の更新になる。

毎日見に来ていただいている、とても危篤な方には申し訳ないです。

 

自分で毎日書いてみてつくづく思ったのは、「毎日更新する」というノルマが最初にあると、ややもすると内容が薄くなる日がある。

内容よりも、とりあえず更新することの方が大事になってしまったからだ。

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これからは更新の頻度は下がるが、内容の濃い記事を目指すので、適当にお付き合いくださいませ。

日経平均も大暴落しているようなので、ますます世の中は荒れるだろう。

経済の不況なんて、勝手に荒れさせておけばいい。資本主義が行きすぎているんだから、落ちるときは落ちるのだ。そもそも今の世界を覆う不穏な空気は、まだまだいくつもの悲劇の連鎖を起こすだろうし、それはかくも愚かな行動を止められない人間のふるまいから鑑みて、むしろ当たり前のことであり、今までしてきた狼藉にたいして当然支払うべき対価のような気がしてならない。

すでに100年も前から夏目漱石先生が予言していた通りのことが起きているし、もっと言えば1848年のフランス2月革命の頃ぐらいから、すでに人類は引き返せない道を辿り始めたようにも思える。

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 まあ、そんなことを言っても仕方がない。スティーブ・ジョブズさんもおっしゃっている。「人生で迷ったときは、人間はどうせいつか死ぬ、ということを念頭に物事を決定すればいいのだ」と。

なーんだ、簡単なことですね。

もっとシンプルに、世界大戦も食料危機もスーパー台風もテロも独裁国家も宗教弾圧も、頭の片隅におきつつ、それらを恐れることなく日々を大切に生きればいいんじゃないか。

 
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その点からすると、この1年間の記事を見てつくづく思ったのは(また、つくづく思ったのかよ)、薪ストーブそのものより、薪集めや薪割り、薪棚についての記事の方が圧倒的に多いということだ(笑)。

薪を割ったり集めたり、移動させたり積んだり。

そんなことが完全に日常になった。

毎日何かしら薪いじりをしている。

 
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それが楽しい。

奥さんと二人で山に入って、陽が暮れるまで薪仕事をする。太陽が沈む頃、「寒い寒い」と言いながら家に帰って薪ストーブに火を入れる。薪ストーブの炎は素晴らしい。薪ストーブのある暮らしは素晴らしい。世界は滅びるかもしれないけど、滅びるその日まで、薪を割って積んで、焚いて、野菜を育てていきたい。猫と一緒に眠りたい。

そんなこんなの魅力をこれからも少しばかり伝えていけたらと思う。

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それではまた。

 

今日でブログが終わりそうな勢いですが、まだまだ今後もよろしく。