薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

2019-01-01から1年間の記事一覧

薪ストーブカンブリア紀⑦ 天板熱源の有効活用

薪ストーブシーズンが始まって、天板がまた今年も大忙しだ。 これはある夜の天板の様子。毎年のことだが、呆れるくらい、天板フル活用だ。 この状況だと、①一番左に猪肉のジャーキー。 そこから時計回りに②湯豆腐を温めているタジン鍋、③湯沸かしのヤカン、④…

薪ストーブカンブリア紀⑥ 舌の根も乾かないうちに理論~初焚き

これでは「焚かない焚かない詐欺」だ。 話は三日前にさかのぼる。 その日の早朝、今年の初焚きはいつになるだろう、という記事をアップした。まだ朝方の冷え込みも大したことがないので、しばらく焚かないんじゃないかな、とほざいていた。 数時間後。 雨な…

薪ストーブカンブリア紀⑤ 暖秋?待ち遠しい初焚き

そもそもそんな言葉があるのか知らないが、暖秋か? 一番冷え込むはずの夜明け前の室温でも20℃近い。 秋の深まりが感じられるはずの10月後半だが、まだストーブを焚こうという寒さには至っていない。 もちろん、暑くはないわけで、肌寒さは感じるのだから…

薪ストーブカンブリア紀④ 薪を積む

スマホ版のホーム画像にまで採用していたコナラの薪棚。 通称「見せ薪」。 そんなコナラの薪を、臨戦態勢の玄関前の薪棚に全て移してしまったので、一番目立つ場所の薪棚が空になってしまった。 薪が積み上げられた光景は目の保養になる。 その薪がなくなっ…

薪ストーブカンブリア紀③ 冬支度を始めよう~架設薪棚の設営

夏が終わって、涼しい気候になったとたん、身体が動くようになってきた。 さあ、冬支度を始めよう。 冬支度は楽しい。 玄関前に薪棚を設置して、当面焚く薪を積んでいく。 空いた薪棚に薪を移動させて、新しい薪を割り入れていく。 薪ストーブ回りを整えてい…

薪ストーブカンブリア紀② 薪割りもスタート

昨日辺りから、すっかり涼しくなった。 昼の太陽にも厳しさがなくなり、穏やかな日差しだと感じるようになった。 なんだかんだ言っても、季節は巡るわけで、つまりは秋がやってきたようだ。 秋が来たら、いよいよ薪割りスタートだ。 我が家では、薪割りは斧…

薪ストーブカンブリア紀① カンブリア爆発

「カンブリア爆発」という言葉をご存じだろうか。 にわか仕込みの知識で恐縮だが、地球の歴史が古生代のカンブリア紀に入ったとき、一気に生き物の種類が増えた現象のことを言うらしい。その時期から急に多種多様な古代生物の化石が発見されるようになったよ…

薪ストーブ原生代55 原生代のおわり

便宜的に薪ストーブのシーズンを9月から翌年の8月まで、としているので、今日で2シーズン目が終わることになる。 真価が問われる2年目を「薪ストーブ原生代」と名付けて、この1年間過ごしてきたわけだが、忙しさにかまけてあまり記事をアップできなかっ…

薪ストーブ原生代54 野外ストーブでジャム作り・栗の杭でほだ木スタンド

暑さが少しずつ峠を越えてきた。 夜の寝苦しさがなくなり、空にはトンボが飛び交い、猫たちはくっついて寝るようになった。 しかし昼間の暑さは相変わらずか? お盆休みもあと少し。 全力でリラックスすべし。 その日は朝から野外ストーブに火を入れた。 よ…

薪ストーブ原生代53 納涼、玉切り祭

お盆休みになったので、告知通り、納涼玉切り祭を開催した。 今回、玉切りするのは、こちらの原木たちだ。 満載すぎて原木置き場からはみ出ているが、この立て掛けてある原木の奥に、さらに2m~80cmくらいのサイズの原木が積み上げられていて、今日はそれを…

薪ストーブ原生代52 お盆休み玉切り大会のためのチェーンソーメンテナンス

お盆休みに玉切り大会。 そして夏が終われば、秋からは薪割り大会。 薪割りは、ストーブシーズンが本格化するまでに終わらせようという魂胆だ。 そこから逆算すると(というほど大袈裟なものでもないが)、8月の初旬に終わらせておかないといけないことがあ…

薪ストーブ原生代51 薪ストーブと夏

夏は薪ストーブブログにとっての鬼門だ。 なんといってもネタがない。 暑くてやる気も出ない。 一般の人にとっては興味がない。 そりゃ、そうだ。このくそ暑いのに、薪ストーブのことなんて、考えるだけでも暑さがいや増すような気がする。 「薪ストーブ」な…

薪ストーブ原生代50 梅雨と薪ストーブ~梅仕事2019~夏野菜も採れ出した

梅雨だ。 雨は地方によって降り方がまちまちだが、とにかく毎日じめじめしてる。 洗濯物だって乾かない。 こんなときは薪ストーブをガツンと焚いて室内で洗濯物を干せば、きれいに乾くのだろうけど、まあ、せっかくきれいに掃除した薪ストーブに火を入れるの…

薪ストーブ原生代49 ネスターマーティンをリフレッシュ

道すがらの紫陽花がきれいだ。 去年剪定しまくった我が家の紫陽花も大輪の花を咲かせている。なんつー生命力!ちょっと分けてほしいくらいだ(笑)。 さて、梅雨入り前に煙突掃除が終わって、ホッと一息の我が家の薪ストーブ。 その名もネスターマーティンs33…

薪ストーブ原生代48 梅雨入りとともに煙突掃除

去年煙突掃除をしたのは9月の末のことだった。 お盆休みにしようと思っていたら、大怪我をしてお盆休みを棒に振った。 で、結局台風の襲来でで身体が空いた9月の末まで遅れたというわけだ。 そのときの模様は以下の通り。 もしネスターマーティンをご使用…

オフグリッド入門⑥ 節電強化月間と再エネ賦課金

6月になった。 しかし今日の話題は5月の出来事についてだ。 5月といえばイチゴが旬。 我が家のジャングルイチゴ畑は、アナーキーな匂いを漂わせつつ、毎日ボウルに一杯の収穫がある。 そのまま食べたり、イチゴミルクにしたり。 残りは冷凍して、ストーブ…

薪ストーブ原生代47 野外薪ストーブ革命、そして広葉樹連合軍について

少し前のことになるが、夜でも暖かくなってきたので、庭でプチバーベキューをした。 使うのはオーストラリアの野外薪ストーブ、オージーピッグだ。 少し懐かしいオージーピッグ導入のときのリンクを貼っておこう。 「薪ストーブ前史22 野外薪ストーブの導入 …

薪ストーブ原生代46 樫の薪棚ver2.0~ゴールデンウィークの楽しい労働

ゴールデンウィークも終わる。 今年は例年になく、様々な作業時間がとれたので、薪割りもそれなりに楽しめた。 特に気になっていたのが樫の薪割りだ。 樫薪専用の薪棚を作って置いていったのだが、中途半端な量で中断を余儀なくされていた。 ゴールデンウィ…

異常発生か?蛭に怯む5月

なかなか、普通の日常生活で蛭を見ることなんてなかった。 昔、下川祐治という旅行作家が「十二万円で世界を歩く」、という本を出していて、そのなかでインドのラダックを12万円で目指すという超絶に無謀な話が載っていたが、そのなかで、下川さんが蛭に怯み…

薪ストーブ原生代45 薪は足りたのか?シーズン2

2018年―2019年シーズンが終わった。 まだ寒い夜があるかもしれないが、この春はおそらくもう焚くことはないだろう。 いや、焚きたくて仕方がない時もあるけど、こういうことはメリハリが肝心だ。 やがて来る暖かい(そして暑い)季節をたっぷり堪能しつつ、…

オフグリッド入門⑤ 電子レンジのない世界、太陽でライトを灯すソネングラス

電子レンジとテレビを手離す 先日書いたことだが、電気代を削減するために、電子レンジを要る人に譲って、テレビも基本的には観ない、ということが家族会議で決まった。 オフグリッド入門④ 電子レンジとテレビを手離す - 薪ストーブクロニクル 電子レンジは…

誰かの思惑になんて踊らされるなよな

全てのものごとには誰かの思惑が隠れている。 テレビにおけるニュースのチョイスやコメント一つとっても、巨大な企業の思惑を無視することはできない。 戦争だって、ほとんど思惑の塊のようなものだ。ただ単にお金儲けの手段に人殺しを利用しているにすぎな…

薪ストーブ原生代44 椎、欅、榎、桜、そして樫の玉切り

ムスカリが咲いている。 というか、このブドウのような目立つ花、ムスカリというらしい。知らなかった(笑)。 ここのところ、砂金に取り付かれたガリンペイロのようにコナラ集めに取り付かれていたので、その他の樹種にあまり触手を伸ばしてこなかった(樫は…

薪ストーブ原生代43 エネルギー垂れ流しと薪のパワー

薪ストーブの季節が終わろうとしている。 あと少し、焚いたり焚かなかったり、という日々がしばらくは続くはずだ。 しかし、やがては季節が変わり、薪を焚かなくなる。うーん。色々思うことがある。 ちなみに、季節の移り変わりを感じさせる画像を一枚。 こ…

薪ストーブ原生代42 焚かない夜がやってきた

今シーズンは10月の終わりごろに初焚きをした。 薪ストーブ原生代⑯ 馴らし焚き - 薪ストーブクロニクル 薪の消費量を懸念して遅焚きを目指したのだが、11月に足を踏み入れるまで我慢できなかった。 さて、それからというもの、暖冬暖冬と世間が騒ぐなかで…

薪ストーブ原生代41 コナラの薪割り。コナラの薪棚。

4月に入ってまもなく、寒波襲来。 雪解けを楽しんでいたはずの山は、またしても真っ白に。 思わぬ雪で、仕事が休みになった。 神の恵みだ。 さて、コナラ病にかかり、まるで取りつかれたようにコナラを集めまくっていたこの数ヶ月。 とはいえ、我が家の周辺…

薪ストーブ原生代40 焚き付け戦線異常あり?

メーデー、メーデー 焚き付けが底を尽きそうです。 何?元号が変わった? 今はただの2019年だろうが。 それよりも焚き付けだ。 予想外の四月寒波で、薪ストーブにまだ安息の日は来ない。 焚かなくてもいいほど暖かい夜というのは、まだやってきていないので…

オフグリッド入門④ 電子レンジとテレビを手離す

ふきのとうの群生地を見つけた。 これで来年からは、ふきのとうに困らない。 何気にテンションが上がる光景だ。 うちの奥さんが犬の散歩中にこんな花も見つけたようだ。 ショウジョウバカマと言うらしい。 さて、太陽熱温水器も雨水タンクも、毎日活躍してく…

薪ストーブ原生代39 つくしの採れる頃、上から着火に挑戦

季節はもう春。 犬の散歩の途中でつくしを採った。 日中はポカポカ。作業をしていたら、むしろ暑いくらいだ。 しかし夜になるとやっぱり寒い。 だから我が家ではまだ「焚かない夜」はやって来ていない。夜になれば、オートマチックに焚いている。 上の画像で…

薪ストーブ原生代38 コナラ、再入荷。そして樫専用の薪棚に目鼻がついた

嬉しいコナラが再入荷だ。 軽トラに軽く一杯。全てコナラだ。思わず頬が弛む。 もちろん、再入荷といっても購入したわけでわない。 薪を買うかどうかは、それぞれの薪ストーブユーザーの事情で様々だと思うが、僕は一種のゲーム的な感覚で、(なるべく)金を…