薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

薪ストーブ原生代51 薪ストーブと夏

夏は薪ストーブブログにとっての鬼門だ。

 

なんといってもネタがない。

暑くてやる気も出ない。

一般の人にとっては興味がない。

 

そりゃ、そうだ。このくそ暑いのに、薪ストーブのことなんて、考えるだけでも暑さがいや増すような気がする。

「薪ストーブ」なんてググる物好きはあんまりいないのだろう。

 

とはいえ、今年は7月後半の梅雨明けまで、気温の低い日が続いた。

夏野菜にとっては受難だった。

オクラやゴーヤなどの、暑さと日照を好む南国野菜たちは、まだまだ実ることさえほとんどなく、口に入ることも未だにない。

雨が多かったので、キュウリはそこそこ採れているが、トマトは完熟するまで置いておくと、割れてきてしまう。

いやはや、夏野菜の楽園は実りの時期まであと少しかかりそうだ。

 

しかし、普通の人にとっては考えることさえ憚られる薪ストーブだが、薪ストーブマニアは夏でも薪の事しか頭にない。

 

とりあえず、夏らしいことをしてみよう。

テーマは「薪ストーブと夏」だ。

 

薪ストーブと夏①野外薪ストーブの掃除

まずはじめはバーベキューにも大活躍する野外薪ストーブを綺麗にしてみる。


f:id:akagestoves:20190730103735j:image

掃除のしかたは基本的には室内の薪ストーブと同じだ。

使い始めて五年目。

さすがに錆が出て来てみすぼらしくなってきた。
f:id:akagestoves:20190730103941j:image

炉の中は、前回のバーベキューの時に使った灰がそのまま残っていて、それはそれでまずいので、まずは炉内を綺麗にする。
f:id:akagestoves:20190730104058j:image

そして556で綺麗に錆止めをしておく。

外側は食用油をつけたウェスでピカピカに。
f:id:akagestoves:20190730104136j:image

なかなか綺麗に復活した。
f:id:akagestoves:20190730104316j:image

お盆休みにも肉を焼きまくって活躍するはずなので、頑張ってほしい。

 

雨のかからない屋根の下でそのときまで待機していてもらうことにした。
f:id:akagestoves:20190730104427j:image

 

薪ストーブと夏②こんな時期に原木大量入手

夏は伐採の季節ではない。

大量に水分を吸い上げた木は、ただでさえ重く、しかも水分たっぷりで腐りやすい。

こんな季節に伐るもんじゃない。

でも貰えるものは拒まない(笑)。
f:id:akagestoves:20190730104559j:image

貰ったのはミズナラとウリハダカエデ。f:id:akagestoves:20190730105022j:image

 

ミズナラはまとまった量の原木としては始めてだ。

コナラよりは比重が軽めだが、やはりいい薪になってくれそうなオーラは漂っているぞ。f:id:akagestoves:20190730104855j:image

 

そして、山の嫌われもの?ウリハダカエデ。
f:id:akagestoves:20190730105004j:image

材にもならず、薪としてもすぐ燃え尽きるので重宝されず、しかも鹿さえも美味しくないので食べない。

結果として山には無傷のウリハダカエデがどんどん成長することになるらしい。

 

これらの原木を第2薪場である山に運んだ。

今回の原木を運ぶ直前の原木置き場。
f:id:akagestoves:20190730105211j:image

 

ここに原木第一便を運び込んだ。
f:id:akagestoves:20190730105258j:image

 

夏なのにどんどん原木をいただくことができて、第2便、第3便と運び込んだら、一気に薪場がいっぱいになって道にまではみ出してきた(笑)。
f:id:akagestoves:20190730105405j:image

 

どれくらいあるだろうか?

f:id:akagestoves:20190730105457j:image

とりあえず、今回いただいた原木。

ミズナラ、ウリハダカエデに加えて、コナラ、そしてシデ。

あと、薪用ではなく、杭用に栗の原木も調達してきた。

 

お盆休みに、夏の強化合宿として、玉切り、杭作り、といった作業にいそしむ予定だ。

 

しかし急激に暑くなった。

稲もすくすく成長してきた。

f:id:akagestoves:20190730105945j:image

冷夏で不作、ということはなさそう。

我が家のオクラやゴーヤも、そろそろ食べられるだろうか?