原木椎茸栽培への道~ついに本伏せ
くぬぎの風倒木処理の際に、頃合いの太さの原木が出たので、原木椎茸栽培に挑戦した。
まず、1月末に菌打ちをした。
原木椎茸となめこを育てる~きのこの菌打ちをする - 薪ストーブクロニクル
これは完全に時期を間違えた。
まだ厳冬期に入る前の12月か、もしくは寒さが落ち着く2月後半ごろに菌打ちするのがいいらしい。気温が5℃を下回ると椎茸の菌は活動を止めてしまうから、というのがその理由。
まあ、それよりさらに良くないのは乾燥だそうだ。乾燥しすぎると菌が死ぬらしい。そうならないように雨がかかる場所に置くか、どきどき水をかけてあげるといい。
そして、2月に仮伏せした。
原木椎茸の仮伏せ~冷やさないように、乾かさないように - 薪ストーブクロニクル
仮伏せして、原木の中に打ち込んだ菌を全体に回るようにしていくようだ。
原木栽培の工程としては、このあと梅雨入りするまでに本伏せして、太陽が当たらない場所で雨があたる場所にずっと置いておくのだ。
日が当たらなくて雨がかかる場所・・・
さあ、どこに置こう。
本当は、山の中に置いておくのが、雨は降るし、日の光は木陰が適度に遮ってくれるのでベストなのだが、山の中までは目が届かないので、家の敷地内になんとか場所を確保したい。
椎茸が出るのは来年の秋以降の予定なので、まだまだ気の長い話だが、椎茸が出始めたら、すぐに収穫ができる方がいいので、やはり近いに越したことはない。
で、結局、離れの裏にある藪の中を切り開いて場所を作ることにした。
鬱蒼と茂る雑草をやけくそでむしりとって、こんな感じの場所を作った。
ここは普段、コンテナに入れた焚き付け材などを置いておく場所だ。
こんな感じで、焚き付け満載のコンテナや短めの薪などを積み上げている。
その近辺は、藪になっていて死に地だったので、うまく使えたらなぁと思っていたのだ。
さて、このままだと、まだ西日があたるので、タープを張って、原木を置く足場を作っった。
そこに、原木をセットしたらこんな感じになった。
ちょっと原木の傾き角度がゆるやかな気もするが、まあ、このまま置いておけば、いつか椎茸(となめこ)が出てきてくれるはずだ。
気長に待とう。
さて、5月になって見事に薪ストーブを焚くことがなくなった。
散々焚いてきたのだが、焚かなくなると途端に身近に火のあった暮らしが恋しくなってきた。
この冬に焚き続けてストックが空になった薪置き場に、また薪を並べ始めた。
燃えやすい小割り、状態のよいくぬぎ限定で並べてみて、ちょっと見映えを良くしてみた。これではまだ量が少ないので、よさげなくぬぎはこっちに並べて見映えのよい「見せ薪」を通りの人にも見ていただけたら、と思っている。まあ、田舎なので通行人はほとんどいないのだが(笑)。