うちのブログでは9月が薪ストーブのシーズンイン。
今シーズンで6年目だ。
試行錯誤しながらも5年間薪ストーブと関わってきて、さすがに少し慣れてきた気がする。
小割りにする焚き付けの用意なども、割りやすそうな杉の選定から、ある程度の大きさまで割っておく段取り、そしてシーズンか近づいたら小割りにしてコンテナで積み上げておく作業まで、ほぼ無意識に身体が動く(笑)。
今年はどの薪から焚いてやろうか、とそんなことも考える。
楽しい薪ストーブシーズンの始まりだ。
と思っていたら台風がまともに接近している。
だいたい、普段は忙しさにかまけてブログの更新をサボるので、台風などで外作業ができないときによくブログを書いているような気がする。
いいのか悪いのか…
台風の備えは一応済ませたが、これで大丈夫なのか、まあ何がどう被害を受けるかは、台風が通りすぎてから確認するしかない。
ともあれ、新しいシーズンに入ったので、今年もサブタイトルが変わる。昨シーズンは「薪ストーブシルル紀」だったが、今シーズンは「薪ストーブデボン紀」だ。
地質学的には約4億1600万年前からデボン紀は始まる。
デボン紀には何があったか、ざっくり説明すると、大陸同士がガンガンぶつかって、ユーラメリカ大陸という超大陸ができたらしい。
そしてぶつかった衝撃で山脈ができ、その山脈にぶつかった大気が大雨を降らせ、その雨で河が作られ…
まるで見てきたように書いてるな(笑)
そして、その山脈と河が地球で最古の森林を作ったとのこと。
我々が有り難く焚かせてもらっている薪というのは、4億年前のデボン紀にできた森からスタートしているといっても過言ではなさそうだ。
そして、河から流れ出した栄養分の高い水は、海にたどりついて豊富な魚を育てた。
そのため、デボン紀は「魚の時代」と呼ばれている。
まあ、そんなことはさておき、新しいシーズンの始まりに、最高級の薪が手に入ったので、気持ちはホクホクだ。
直径30~40センチの巨大なアラカシだ。
アラカシの場合、その重さにひるむが、斧を手に割ってみると、意外と軽く割れるので、そこも含めてありがたい薪だ。
割った断面もなかなか悪くない。
薪棚が完全に満タンになったので、駐車場の一角がどんどん薪に占拠されていっている。
全部で6列。
まだ増設予定だ(笑)
引き続き、ぼちぼちと割っていこう。
さて、薪の話はこのくらいにして、この夏の畑の話でも少し書いておこう。
今年の夏はタイのトウガラシ、人よんでプリッキーヌを栽培した。
去年種取りしたものを、2月に蒔いて大事に育てること半年。
無事、収穫することができた。
はっきり言って食べきれないほどの豊作だ。
真ん中のオレンジ色のトウガラシだけは、弥平トウガラシという日本の在来種だが、それ以外の五種類はそれぞれ舌を噛みそうな名前のついたタイの激辛トウガラシだ。
(ちなみにその舌を噛みそうな名前を列挙するとプリッキーヌスワン、プリッキーヌヤオ、ピッカリアン、デーンチーンダー、スーパーホットの五種類)
色々加工したり、来年用に種取りしたり。
辛いものを食べると元気が出るね。
そういえば、ブータンという国は、国民食と言える野菜がトウガラシなのだそうだ。
辛味調味料としてではなく、メインの野菜としての激辛トウガラシ。
写真を見ても、かなり過激なトウガラシまみれの料理が写っている。
なかなかパンクな国だと思う(笑)。