薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

薪ストーブ音楽館①「セゴビアの芸術」

寒い冬の夜。薪ストーブが煌々と燃える部屋にテレビは似合わない。

もちろん、部屋を暗くして静かに薪がはぜる音に耳を傾けるのも素晴らしい。

しかし、時には炎のぬくもりを感じながら、じっくりと音楽を聴いてみるのもいい。

そんな、薪ストーブを傍らに置いて聴きたい音楽を紹介する「薪ストーブ音楽館」。今回はこの一枚。

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 「セゴビアの芸術」(アンドレアス・セゴビア

 まだ薪ストーブも持っていないので、薪ストーブに合う音楽とかそんな趣旨のことを言える立場ではないが、それでもとりあえずこのアルバムを真っ先に挙げたいと思う。。

というのも、火のともった薪ストーブを前にして、一番始めに聴きたいと長い間温め続けている一枚だからだ。

アコースティックなサウンドの極致ともいえる、ガットギターの等身大の音像が、真の芸術家と言えるクラシックギターの御大セゴビアによって余すところなく表現されている。

テクニックをひけらかすことなく、自然な木の共鳴による生の音がとにかく心地よい。このアルバムが薪ストーブに合わなければ、もう無音で過ごすしかないのではなかろうか。薪ストーブとセゴビアのギター。いまから楽しみで仕方がない。