薪ストーブクロニクル

食とエネルギーの自給を目指して

薪ストーブ前史⑩薪を積むのは難しい

庭にはえていた、たった一本の原木から、驚くほど大量の薪を作ることができた。

当然割りたてなので、たっぷり乾燥させなければダメだ。含水率も30%を超えている。

薪棚はまだ環境的に作れない(新築工事中)ので、適当に屋根のある軒下に積むしかない。

 

で、積んでみたのが下の画像。

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 初めての人間が、まとまった量の薪を、生半可な知識で積むとこうなる。

 いや、これはひどい

井桁に積もうとしている両サイドが今にも崩れそうだ。

高く積み上げられるはずの井桁の積み方なのに、これ以上上に積むと確実に崩れてしまう。

しかし、とりあえず栗はこれでおしまい。一本の原木からこれだけの薪が作り出せた。

大満足だ。次の冬には焚けるだろうか?

薪ストーブ前史⑨栗の薪割り

栗の木は、比較的比重が低めで、火持ちも、ナラやクヌギのようにパワフルではないらしい。しかも、導管と呼ばれる、木が水を通す管が、世界中の樹木の中でも最大級に太いらしく、薪として火にくべたときその導管が破裂して、パチパチとはぜるらしい。はぜると、火の粉が飛び出してきて結構危ないらしい。

焚き付けなどのときに迂闊に栗を放り込んだりしたら危ないじゃないか。

それなら、栗は栗として他の薪から隔離して、これは栗だぞ、と認識しながら使用すれば、そんなに危なくないんじゃないか、それなら栗専用薪棚に丁重に保管して乾燥させればいいんじゃないか。

 

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右のひときわ大きな玉がターゲットの栗。

左には中くらいの針葉樹の玉と金木犀の小さな玉がある。

よし、とにかく割ろう。

 

えいや!!

 

パカーーーン

 

おお!なんちゅう手応え!

爽快!

快感!

 

フィスカースの斧、玉切りしたての玉なら、どんだけ太い木でも一刀両断じゃないか!

半割り、そしてそれをまた何等分にもしていく。ひとつの玉から20本くらいの中割りの薪ができた。

薪ストーブ前史⑧小錦は転がせない

重くて転がせなかった栗の木。

直径が50~60㎝で長さが2m。間をとって直径を55㎝とすると体積が約0.5立米。

そして栗の比重は約0.6。

つまりざっくりとだが、少なくとも300kgぐらいはあった計算になる。

 

日本相撲史上最も体重の重かった関取であるハワイ出身の小錦ですら285kgだ。小錦以上の重さの原木をおいそれと転がす事などできようか。いや、それはちょっとできない相談だ。

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 さて、仕方ないので延長コードを2つ繋げて電動チェーンソーで5等分にした。そうすれば約60kg。米俵1俵分だ。もしくは普通のサラリーマン一人分だ。余裕で転がった。余裕で転がったので、薪割り場までゴロゴロ転がした。

 

よし割ろう。直径60㎝。薪長40㎝。堂々たる玉が目の前にあるのだから。

薪ストーブ前史⑦家にはえていた栗の木

まだ具体的に薪ストーブの導入を決める前。

 

親が田舎に引っ越してきたときに植えた栗の木が30年経ってとても大きな木に成長した。

幼少期からずっとそこにあったのであまりはっきり覚えていないが、気がついたらこんなに大きくなってたのか、という感じだ。

秋になるとイガのついた栗の実をぼとぼとと落としてくれていた。

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家の建て替えの時に邪魔になるので切ることになった。

 とてもではないが、その時家にあった電動のチェーンソーでは歯が立たなかったので、業者さんに伐採してもらい、もしかしたら薪ストーブを導入するかもしれないから、薪用にとそのままにしておいてもらった。

 

さて、いざ薪ストーブ導入が決まり、この栗の木を薪にするべ、ということになったが、困ったことが起きた。

この栗の木、樹齢30年だけあって、直径50~60㎝。長さ約2メートル。チェーンソーが使えるコンセントがある場所まで、重すぎて転がせなかった(汗)

約0.5立米。栗の比重は約0.6。

つまり少なくとも300kgぐらいはあった

針葉樹専用薪棚の補足

針葉樹専用薪棚を仮設したという話をこの間書いた。薪ストーブ前史⑤針葉樹専用薪棚を作る - 薪ストーブクロニクル

 

横の支えに木の皮を利用したと書いたが、いまいち伝わりにくかったようだ。

 

つまりこのようにしたということ。

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拡大すると、こんな感じ。


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 横に木をつける手間も省け、さらに樹皮の乾燥もできて一石二鳥なこの方法。

杉の皮、桜の木の皮などを使ったけど、針葉樹の皮の方が素直にまっすぐになってくれて利用しやすかった。

広葉樹の樹皮はごつくて、ゆうことを聞いてくれない。

 

ちなみに、樹皮は木の色んな部位のなかで燃やしたとき最もカロリーが高いらしい。

焚き付けや、火力が弱くなってきたときのブースターとして利用するために、せっせと乾燥させている。

 

早く燃やしたいぜ。

キムチを作る2017②

土曜日に本漬けしたキムチを三日目にして食べ始める。

キムチを作る2017 - 薪ストーブクロニクルでも書いた通り、わりと手軽な作り方だったので、楽チンだった。

 

「ちょっとまだ早いんじゃないの?」

と、うちの奥さんは言っているけど、食べたいものは仕方がない。

四つ割にしたものをひとつ取り出してまな板の上に置く。


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うーん、なんだかまだキムチっぽくないね(汗)

茎のところだけじゃなくて、葉っぱの方もまだ全然しんなりしてきていない。これは下漬けがそもそも甘かったか?

 

刻んで食卓に出してみたけど、まだキムチじゃなかった。辛い白菜の浅漬けだった。

あと何日したらキムチになるかな。

 

楽しみは続く。

薪ストーブ前史⑥初めての薪割り

初めての薪割りの話だ。

 

田舎だったので家の敷地はそこそこ広く、そこかしこにいろんな木がはえていた。朽ちかけた梅や柿の木、金木犀の木、名も分からない雑木、恐ろしく前からある針葉樹の原木など。

 

フィスカースの斧が届いたとき、嬉しくてそれらの木を割りまくったのが人生初めての薪割りだ。

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うーん、なんてささやかな量の薪だ。

 

玉はたいして大きくなかったので、力的には問題なく割れたのだが、とにかく斧が重く感じ、コントロールが全くできず、真ん中を狙ってもだいたい右か左の端を削ることになった。しかも振り下ろした斧が足に当たるんじゃないかとビクビクしながらの薪割りだったので、ちっとも楽しくなかった。

 

もっとデカイ玉を割りたい。デカければ思い切り振り下ろしても真ん中に当たるはずだ!