薪ストーブ前史⑳けやきは割りにくい?5
さて、さんざんひっぱった「けやきは割りにくい?」シリーズもいよいよ完結編。
35㎝ほどの長さに玉切りしたやや細目のけやきは割れるのか?
いきなり綺麗な玉で割れなかったらショックが大きいので、とりあえず厄介そうなY字の玉を選んでフィスカースを降り下ろす。
パカン。
あれ、一発で割れた。
噂に聞いていた、繊維が絡みつく頑固さはあまり感じない。
そして、めっちゃ綺麗な木の色が見える。今までの長期間放置プレー状態だった木々とは雲泥の差。生まれたばかりの赤子のように綺麗な色だ。芯の部分の赤っぽい色と白のコントラストが美しい。
調子に乗ってパカパカ割りまくり、30分ほどで終了。
軽めのひと山ができた。もちろん、全然大した量ではないが、それでも身体にみなぎる達成感。
赤けやきだったから割りやすかったのか、それとも伐採してすぐだったから割りやすかったのか、そもそも玉の直径が小さかったからなのか、それはよく分からないけれど、とにかく結論としては、
けやきはとにかくすぐに割れ!
すぐに割ったら割りにくくない!
ということでいかがでしょうか?
ちなみに割ってすぐの含水率は30%以上、物によっては高すぎて測定不能と出た。
気長に2年くらい乾燥させますか。
しかし忘れてはいけないのは、これで運んだケヤキは約半分ということ。まだ残っている。割りやすかったので調子にのって、しばらく放置したらどうなるか実験をしてみたいと思う。
2、3ヶ月以上放置したケヤキは、割りにくくなってしまうのか、それとも大丈夫なのか。また結果が出たらレポートしたいと思う。
以上、平和に終わったケヤキ狂想曲でした。チャンチャン。