薪ストーブ前史⑲けやきは割りにくい?4
もらったケヤキを、なるべく早く割るために、実家の薪場まですみやかに運搬する。
なにしろ薪割りの業界でも有名な性悪の木材としてその名を轟かせているケヤキ。
多くの薪割り人に、薪割り機購入を決断させるその割りにくさとはいったいどんなものなのか。いや、なるべく割りやすいままの方がいいので、そんな割りにくさは経験したくないので、超高速で運搬する。
1分、1時間ごとに割りにくさが数%ずつ高くなっていくはずだ、知らんけど。
で、車に積む。これくらい積んだら、ブレーキの効きが悪くなってきた。薪ストーブのブログを色々見ていると、えげつない量の木を積んだ過積載の軽トラがよく登場するが、自分はかなりのビビりであり、また移動距離が長くて非常に恐いので、満載積むのはやめて、とりあえず半分だけ運ぶことにする。
往復2時間。仕事で往復するときは気持ちが萎えるが、ケヤキのためなら、なんてことのない距離だ。
そして到着。薪場にぶん投げる。
そしてそのままの勢いで「オラオラ」と玉切り。
伐採現場に遭遇したのが水曜日で、その3日後の土曜日には運搬して玉切りした。明日は割りまくる予定。これ以上早く割ることは物理的に不可能だろう。これで割れなかったらもう仕方がない。たいした量でもないし、気長に割るさ!
しかし、ケヤキ。比重は0.69~0.7となかなか高め。薪の日本代表クラスであるナラよりも少し高いくらいで、かなり、優秀な密度である。火持ちも良いようだ。実際、こうして玉切りしてみると、細めの原木であるにも関わらずかなりずっしり腕に来る重さだ。なんかワクワクしてきたぞ。
割りにくい、とのことだがもし割れなければ丸木のまま数年乾燥させてでも焚いてやるさ!
まだつづく。次回はケヤキの薪割りに挑戦!