薪ストーブ始生代42 焚き付けのスタートに杉の葉っぱを使ってみる
田舎ならどこでも手に入る?杉の葉っぱ。
昔から、風呂焚きなどでよく使われていて、僕も子供の頃、よく使った記憶がある。
葉の先が、まるでブリーチやドライヤーで酷使されまくった長髪の枝毛のように、非常に細かく枝分かれしているので、あっという間に火が着く。
天然の着火材として非常に優れている。
ただ、薪ストーブでの使用ということに関しては、新聞の代わりになってよく燃える、という肯定的な意見と、煙が出るのでよくない、という、否定的な意見と二通り目にした。
しかし、まあ、家の回りのどこででも手に入るという点はかなり魅力なので、新聞の代わりに、着火に使ってみることにする。
普通に井桁に組んだ焚き付けに空気の通り道にこの杉の葉っぱを配置してマッチをする。
葉っぱにすぐ火が着き、しかもそれなりに長い時間燃えてくれるので、
回りの木にも火が燃え移った。
楽勝で着火成功。
つかう葉っぱが少なすぎたりすると、すぐに燃え尽きてしまって失敗することがあるので、この辺は慣れだと思う。
煙が多いか、という点に関しては、炉内は特に気にならなかった。
煙突から出る排煙もほぼ変わらず。
まあ、新聞紙で着火しても煙突の先から燃え残った新聞の切れ端が飛び出していったりすることもあるみたいなので、こちらの方がいいのかも。
まあ、いずれにしても、こういうのんびりした着火は田舎ならではかもしれない。
もし街中に住んでいたら、もっと煙や臭いにシビアにならざるを得ないので、市販の着火材のお世話になっていただろう。
このあたりは、ケースバイケースでもあり、好みの問題でもあるので、一概にはなんとも言えない。
ただ、我が家の環境は、お隣さんが
「まだ、煙突から煙が出ないね。煙が出るのを楽しみにしてるのに」
とおっしゃってくれるような、おおらかな環境なので、非常に気が楽なのはありがたい。
なにしろ、もうすでに焚いているだから。
焚き付けの時に少しだけ煙が出ているはずだが、それとて、お隣さんには分からないくらいの煙なのだ。
しかも、あちこちの田畑で野焼きのようなものをしているので、薪ストーブから発せられる臭いなど全く分からない(はずだ)。
薪ストーブを楽しむために、環境はとても重要なのだろう。
後で改めて調べてみた。
杉の葉っぱ、おおむねプラス意見が多いみたいだ。
代表的なものが、かわはらさんのブログ。
杉の葉は最高の焚きつけ材 ( 住居 ) - 春夏秋は冬を待つ季節 - Yahoo!ブログ
そして、まさかのAmazonでも杉の葉っぱが販売されていた!
さて、針葉樹の葉っぱは杉だけでなく他のものでも良いみたいだ。
特に松葉は、油脂分が含まれていてよく燃えるらしい。
檜の葉は、パチパチと情緒的な音を立てるそうだ(はぜるわけではないようだ)。
どちらも、近隣の森にいくらでもある。
今度取りに行って、試してみよう。